私的考察/青祓・奥村兄弟について
- nakano0828
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この場合の燐側の問題(?)は、幼少期とのイメージとギャップから余計に加速した「弟は俺と違って凄いんだ」という憧憬を、祓魔師になろうと志しはじめて勉強し出してその難しさに触れることで、現在進行形で強めてる節がある点だろう。
2011-11-06 11:37:10そんでもって、そうやって、雪男と距離が遠くなった間に培った弟への印象を元にして、祓魔師としての弟の頼もしいイメージをそこに更に上乗せし、余計に分厚くなってしまったフィルター越しに、現在の雪男を見てるという現状。
2011-11-06 11:46:50悪魔の存在を知り、弟が祓魔師になっていた事を知り、幼少期の雪男がどうして恐がりだったのかの理由を知った。けど、燐の目に映っているのは「過去の弱さを乗り越えた弟」。だからこそ余計に、「あいつは大丈夫だろ」って思い込んでるとこがあるように感じる。
2011-11-06 11:47:28弟なんだから兄貴に甘えたっていいんだぜー的な発想は、「兄」として、恐らく未だに持っているだろうし、それを当分捨てることもできないのだろうけど、一方で、「きっとこいつはもう大丈夫なんだろうな」って思いは強かろう。(雪男自身もそう思ってもらえるようにと努力を重ねてきたのだし。)
2011-11-06 11:48:44だからこそ燐は、自分の為に色々面倒かけることに申し訳なさは感じつつ、今の雪男の苦悩とか心中とかを、恐らく知覚しきれていない。
2011-11-06 11:55:29兄を守りたい一身で努力してきた雪男にとって、藤本神父が無くなった今、一番信頼できるのは兄ぐらいのもんだろうけど… 雪男がなりたいのは「兄を守る弟」だ。つまり、守らなきゃいけない対象である今の兄に、自分の心中を吐露しようとは、極力しないだろう。
2011-11-06 11:58:19いろんな感情を溜め込んでいく雪男の姿を、恐らく無意識に「あいつは凄い」ってフィルター越しに見てる今の燐には、雪男の苦悩の本質的なところは気付けない。『あいつなら大丈夫だろう、俺とは「違う」んだから』。自分と同じように悩んでる現在の雪男の弱さを、認識できない。燐→雪男はそんな感じ。
2011-11-06 12:06:03そんなこんなで、少なくとも現時点での奥村兄弟は、雪男は現在の奥村燐のことを、燐は現在の奥村雪男のことを、互いに理解しきってるとは言えないのではなかろうかと思います。相手が自分と「同じ」ように、弱いところがあり、ずっと悩んでるってことに、気付けない限りは。
2011-11-06 12:10:05結論:奥村兄弟の絶妙なバランスの悪さ半端ない。お互いのことわかってると思ってるようで何もわかってない。 ………単行本や本誌の今までの展開を見る限りでの対奥村兄弟への私の考察および妄想は、とりあえず今んとここんな感じでしょうか。 奥 村 兄 弟 く っ そ 萌 え る 。
2011-11-06 12:14:31一応補足。雪男が燐のことを、自分とは「違う」存在だと認識してることが顕著にわかるのは、最近の本誌の雪男の藤堂さんに対する台詞ですかね。兄のことが好きで嫌い、それ以上に自分が嫌い。そういう風に言い切れちゃうところが強く潔く、一方で「うわぁ…」てなる。
2011-11-06 12:28:10固定化したお互いへの偶像崇拝的な見方を、2人とも現在進行形で持ち続けてる。 だからこそ、今後原作で、そのへんの無自覚のフィルターとっぱらって本音でぶつかり合って、お互いに、相手と自分の「同じ」ところとか、強いと思ってた相手の弱さとか、そういうのに気付いて欲しいなぁと思いつつ、秋。
2011-11-06 12:30:57奥村兄弟は私の中では、ある意味まだ何も始まってねぇぜ!!という。 …………さすがに長々語りすぎた。TLレイプサーセンっした。
2011-11-06 12:32:55…さっきの延々とした奥村考察を志摩くんアイコンでやったのは真剣に失敗だったと気付いた。あとのまつり!!!
2011-11-06 12:40:06「前操作期」「具体的操作期」については、今回は奥村兄弟の云々を説明するのに便利な気がして引き合いに出しただけで、今回の話にとって都合がよい点を主に取り上げています。故に、もちろんそれぞれにその他多用な側面もありますよ、と、一応付け加えておきますね。
2011-11-06 13:15:58