茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第3084回「人工知能は、関与している誰にも全体が見通せず制御不能になっているという意味ではI.J.Goodのシンギュラリティに近い」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート３０８４回をお送りします。文章は即興で書いています。本日は感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

人工知能、とりわけ生成系AIの発展は凄まじく、ドッグイヤー、マウスイヤーどころか、かつての数年のできごとが１週間で起こるような状況になっている。お金と才能が一斉に流れ込んできている。そんな中「シンギュラリティ」の体感が近づいてきている。

茂木健一郎 @kenichiromogi

シンギュラリティというとAGIのイメージが強い。それも重要だが、I.J.Goodの原論文の中の定義は、「自己改良できる人工知能」というもので、だからこそ人類の「最後の発明」だとした。そのようなものが現れると人類はもう関与する必要がない。自立する。

茂木健一郎 @kenichiromogi

今の生成系AIの発展は、もちろん人間がしかけたもので、そのような意味でI.J.Goodのシンギュラリティの定義を満たしていないが、他の人間は自然のようなものだという意味では、誰も人工知能の発展の全体像を見通せず、ただそれが起こるだけという意味では、シンギュラリティに近づいてきている。

茂木健一郎 @kenichiromogi

子どもが親から自立すると、もはやコントロール不能になる。同様に、お金と才能が一斉に流れ込んでいる人工知能は、関与している誰にも全体が見通せず制御不能になっているという意味ではI.J.Goodのシンギュラリティに近い。ここからの時間は、人類の歴史の中でも最も興味深くエキサイティングになる。

茂木健一郎 @kenichiromogi

あれ、ツイートが一個消えた。。。不具合？（笑）

茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート３０８４回、「人工知能は、関与している誰にも全体が見通せず制御不能になっているという意味ではI.J.Goodのシンギュラリティに近い」をテーマに４つ（ないしは今消えたように見えるツイートを入れれば５つ）のツイートをお届けしました。