【質問】 兵隊文庫 #ArmedServicesEdition って何?
- KCin_Tokorozawa
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モリー・グプティル・マニング『戦地の図書館 海を越えた一億四千万冊』(東京創元社)。第二次世界大戦中、戦地のアメリカ兵士に送られた「兵隊文庫」の歴史を追ったノンフィクション。右は兵隊文庫の現物、アーサー・マッケン中短篇集(940番) pic.twitter.com/8qqhoR83nz
2016-06-01 15:47:04◆戦後日本にも影響を
GIが前線でも本を読めるよう配給されていた兵隊文庫というのもありましたな。占領期の日本では、占領軍が放出した兵隊文庫が海外もの翻訳の空白を埋める役割を果たしもした。
2014-01-10 05:12:54翻訳家の矢野徹氏も、この「兵隊文庫」で英語とアメリカ文化を学んだと書いてましたな。 この手の本は戦後しばらく日本でも古本として流通していたから、戦後昭和期の翻文化にもかなり影響を与えていたはず。 twitter.com/monkey_across/…
2022-10-29 16:13:32第二次世界大戦中の米軍は広く遠い戦線に兵隊を送り込んだが、兵士は不満だった。 移動時間が暇すぎる。 戦地に着く前に不満が爆発してしまうことを懸念した軍は、累計1億冊以上の本を支給するプランを策定。 内容も戦意高揚のようなカタい話ではなく、娯楽小説がメイン。 ポケットサイズの暇潰しだ。 pic.twitter.com/QogqL9KDcG
2022-10-29 14:29:15この「兵隊文庫」のSFをマキにしたGHQの兵隊のたき火に、若者が突然ダイブ。 驚く米兵に「こんな貴重なSFを!いらないなら譲ってくれ」と必死に頼み込み本をゲットしたのが、若き日の矢野徹…という話を確かに聞いたのだが出典がわからん。 twitter.com/fujiwara_ed/st…
2016-03-17 09:07:27東京創元社の近刊予定、モリー・グプティル・マニング『戦地の図書館 海を越えた一億四千万冊』は面白そう。第二次大戦中、アメリカ軍は「兵隊文庫」というペーパーバックを発行、あらゆるジャンルの本を戦地に送り届けた。本のかたちを、そして社会を根底から変えた、史上最大の図書作戦の全貌とは?
2016-03-16 18:41:35『戦地の図書館』 兵隊文庫に関しては自分の元々の興味分野では戦史ではなく小鷹信光さんの『私のペイバーバック』などの本で軍隊文庫の話で知った。一度実物見てみたいなぁ。 pic.twitter.com/8B9Ggkcgdk
2020-11-27 19:53:30@monkey_across 横溝正史も米軍から流れてきた「And then there ware none」を読んで「獄門島」を書いたと言っていました。
2022-10-29 16:18:08◆その実物
和爾桃子さんから兵隊文庫版『サキ選集』をお借りする。第二次大戦中のアメリカで戦地の兵隊に配布されたペイパーバック・エディション。独特の横長の判型、160頁。「トバモリー」「スレドニ・ヴァシュタール」「丘の上の音楽」「開けっぱなしの窓」「お話上手」「平和の玩具」など全20篇を収録。 pic.twitter.com/HGZmvBMY9D
2017-11-09 09:43:03同志社大学図書館でアメリカ兵隊文庫展ぢゃ。 兵隊文庫の重さ約150gと同じ重さの本としてマンガ版『図書館戦争』第一巻が並べてあって、ニヤリとする(*_*) pic.twitter.com/vPcYzO3T0F
2017-02-03 11:40:29本日はメアリー・シェリーの誕生日とのこと。 第二次世界大戦時にアメリカの兵隊の娯楽用として配られたという「兵隊文庫」(Armed Services Edition)から『フランケンシュタイン』を。 pic.twitter.com/bcbJmXph9P
2018-08-30 22:51:37古書市にて、ぼろぼろのペーパーバックが何冊も段ボールに放り込まれておりました。表紙には "Armed Services Edition" の文字。これって第二次世界大戦中にアメリカが兵士の娯楽のために配ったという「兵隊文庫」ではないか!
2016-06-24 19:02:37今回購入した「兵隊文庫」は、ご存知、メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』 (Frankenstein) 著書名の上にわざわざ "A horror story" との表記。戦場という過酷な場でもホラーは娯楽だったんだなあと。 pic.twitter.com/vUMaG0tIX3
2016-06-24 19:08:24ところでこの兵隊文庫版『フランケンシュタイン』には、写真が貼られていました(しっかり糊付けされており、誤ってくっついた訳でなく意図的)。家族写真みたい。故郷の家族を思う兵隊さんが、写真を紛失しないよう、好きな本に貼ったのかも…。 pic.twitter.com/2LDWRgSpnf
2016-06-24 19:16:54会社の書庫を漁っていたら出てきた『不可能犯罪捜査課』(Carter Dickson, The department of queer complaints)の兵隊文庫版を発見。カバーはけっこう痛んでいますが問題なく読めます(写真はノドがきつく曲がっているページの写真)。 pic.twitter.com/M0hUP6CE97
2017-06-30 18:23:00一冊欲しくなって入手した兵隊文庫。C.S.フォレスターの海洋冒険小説、じゃなく犯罪小説『終わりなき負債』。兵士たちはこの日常の中で追い詰められていく主人公の物語をどう読んだのか。本当に軽いが紙質は意外と丈夫そう。#1日1冊 146 pic.twitter.com/Rwl2yrEN5U
2016-06-29 21:10:12青山ブックセンター六本木店にて「戦地の図書館 刊行記念フェア」を開催中!戦地に送られた兵隊文庫の邦訳作品を一部ご紹介。「本物の兵隊文庫も展示してるニャ!」ぜひお立ち寄り下さい。 pic.twitter.com/Uu4XGZau5i
2016-05-31 17:36:41お疲れ様でーす。なかなか珍しい?ものが入荷しました。戦中アメリカ軍の兵隊さん向けにコンパクトにした兵隊文庫というものだそうです。 pic.twitter.com/1YZxyDjnij
2020-08-05 19:02:23兵隊文庫にピッタリ、と思ったのはパット・マガー『被害者を捜せ!』。アリューシャン列島駐屯中の海兵隊員が、故郷からの小包に入っていた新聞の切れ端に載っていた殺人事件の被害者を推理する、というもの。1947年刊なので戦争は既に終結していたが、駐屯地の読者には格別の思いがあったのでは。
2016-06-29 21:23:30書評や解説を書きます。 最近の著書『『けいおん!』の奇跡、山田尚子監督の世界』(扶桑社、電子書籍/オンデマンド)amazon.co.jp/dp/4594750389/。 最近の編書《ラファティ・ベストコレクション》(ハヤカワ文庫SF)。 趣味は『けいおん!』をはじめ山田尚子監督作品の鑑賞、読書。
ひろいものの画像ですが。 The Dunwich Horror and Other Weird Tales の兵隊文庫(Armed Services Edition) pic.twitter.com/MXx9N8lWG9
2016-06-03 01:11:09兵隊文庫はすでにハードカバーで刊行された作品を、横長のペイパーバック(軍服の尻ポケットに収まるよう)で出し直すのが通常でハードカバー版のカバー絵を縮小したものを表紙に載せていた。
2016-06-03 01:08:12しかし、戦争が長引くと、兵隊文庫にふさわしい作品を選ぶのが難しくなり(戦時中ゆえ新作もあまり刊行されていない)、オリジナル編集の「創作本」がつくられるようになった。ラヴクラフトのThe Dunwich Horror and Other Weird Talesもそのひとつ。
2016-06-03 01:08:47