差別の本質。差別はなぜ起きるのか。そもそも差別とはいったい何なのか。

よっしー758（=元ナンパ師） @yosshi758

近ごろLGBT法案などが話題になっているが、反差別団体の運営者でさえ「差別とは何か」について正確に理解している人はほぼいない。 そこで今回は、「差別」とはそもそもどういうものなのか話していこうと思う。

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人間社会において、差別がいつからあったのかは定かではない。 というより、人間社会が始まった当初から存在しただろうと言う方が正確だろう。

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古来より身分制度などという形で人間社会の中で長らく続いてきた差別というものが、なぜ「いけないこと」になったのかと言えば、人種差別の中心であった欧米諸国において有色人種の人口が増え、「有色人種は立入禁止」とされた区域から彼らを締め出すための警備費等のコストが莫大になったことによる。

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要するに、差別を撤廃するよりも、差別を存続させる方が社会全体にとって高コストになったのである。 女性差別が無くなって行ったのも同じ理由で、女性が被雇用者として社会から必要とされるようになった結果だ。 その事実から言えば、フェミニズム等の反差別運動はあくまで付随的な事象に過ぎない。

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差別が撤廃されるよりもずっと前から、差別に反対する人はいた。 しかし結局、差別が撤廃されたのは社会全体の需要によってであって、差別に反対する人がいたからではない。 この事実は重要である。

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平たく言えば、以前は差別をした方が得をするから差別していたが、差別をしない方が得をするようになったから差別しなくなったというだけの話なのである。 そもそも、差別しない方が得であれば、反差別運動などしなくても勝手に差別は無くなっていくだろう。

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「差別をした方が得」という事実は、何も人間に限った話ではない。実は野生動物においても差別的行動は広く観察されている。 人間が障害者を差別するように、野生動物も同じ群れの中にいる障害を持つ個体をいじめるし、健康的で逞しいオスがメスから好かれる、いわゆるルッキズムは自然界でも日常だ。

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野生動物がなぜ差別をするのかと言えば、差別をする個体の方が生存や生殖に有利だからである。 病弱なオスよりも、健康的で逞しいオスと交わった方が健康的で逞しい子供が生まれる確率は高い。 障害のある個体を差別するのも、感染性のある病気を避けるために一役買うだろう。

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もちろん、野生動物が「差別をした方が生存に有利だ」と頭で考えて差別をしているわけではない。 ある条件のもとで差別する個体と差別しない個体がいたとき、より多くの子孫を残した個体の遺伝子が保存されてきた結果、そういう性質を持つ個体ばかりになったにすぎない。

よっしー758（=元ナンパ師） @yosshi758

つまり、必要に応じて差別をするということが生存に有利であるというれっきとした事実が自然界にも人間界にも存在し、なおかつ「差別」というものは動物の遺伝子に刻まれた本能なのである。 もちろんそういった事実は「差別をしてもいい」という理由になるわけではないが、差別を理解するには必要だ。

よっしー758（=元ナンパ師） @yosshi758

反差別運動を展開している活動家自身も、動物としての本能に基づいてルッキズムやエイジズムを日常的に行なっている。 「病弱な男性が好き」とか「低収入の男性が好み」と言うフェミニストがいないのも、自らの本能に忠実な証拠である。

よっしー758（=元ナンパ師） @yosshi758

「男の方が女性より腕力が強いのは理不尽」と言うフェミニストは多いが、それは自分の祖先の女性たちが力の強い男をパートナーに選んできた結果であり、腕力が女性差別の元凶だと思うならフェミニストこそひ弱で低収入な男性をパートナーに選ぶべきだが、それをしないのは大いなる矛盾なのだ。

よっしー758（=元ナンパ師） @yosshi758

ルッキズムやエイジズムも含めて考えれば、差別をされていない人は存在しないし、差別をしていない人も存在しない。 差別とは、誰もが日常的にしたりされたりするものなのである。

よっしー758（=元ナンパ師） @yosshi758

そういう意味で言えば、差別に反対している反差別活動家は、差別に反対する前にまず「なぜ自分は差別してしまうのか」や「どうすれば自分は差別せずに済むのか」という観点で自身がしている差別と向き合った上で、自ら進んで見本を示せなければ説得力が無いと言わざるを得ないだろう。