140字の禅学大辞典プロジェクト

現役僧侶の@kiunkenさんが、140字で禅学大辞典の解説をしてくれるよ
8
前へ 1 2 ・・ 7 次へ
@kiunken

愛染明王【あいぜんみょうおう】(1)愛欲と貪染を浄菩提心へと転じてしまう明王。三面六臂(3つの顔と6本の腕)または四臂(4本の腕)で弓矢などを持っている。(2)全然やる気が起きない事でも、「もてる」とか「儲かる」ということが絡むと、俄然やる気が出ますね。 #zengaku140

2010-05-16 21:55:37
@kiunken

鞋靸【あいそう】(そうは、革+及)(1)履きものの総称。ふかぐつ、小児のくつのこと。沙弥の持物のひとつ。順序を入れ替えて、靸鞋;そうあいとも。(2)沓、靴、履、鞋、全部くつ。 #zengaku140

2010-05-16 21:55:46
@kiunken

鞋袋【あいたい】(1)鞋や脚布などを入れる袋のこと。僧侶の持物のひとつ。 #zengaku140

2010-05-16 21:56:11
@kiunken

相唾饒爾溌水【あいだすることはなんじにみずをそそぐことをゆるす】※再掲(1)唾が足りなければ水をかけてもよい。何でもしたいようにすればよかろう、そんなことには関わり合いはないよ、という淡々とした心境を表現している。(2)別に。 #zengaku140

2010-05-18 16:52:06
@kiunken

相罵饒爾接嘴【あいののしることはなんじにくちばしをつぐことをゆるす】売り言葉には買い言葉。存分に応ずるがよい。法のためには身分や礼儀などは度外視して、真っ向勝負するがよい。相唾饒爾溌水と対する。(2)僕は執行部の刷新を求めまーす。 #zengaku140

2010-05-18 16:52:40
@kiunken

愛法明【あいほうみょう】(1)愛楽法明。迷いをのぞき、佛の教えを求めること。(2)愛っていう字のポジティブ版。どっちに振れても使われ方が真逆すぎで疲れます。今度はどっちの意味で使われてるのか逐一考えてしまいます。 #zengaku140

2010-05-18 16:58:04
@kiunken

相招同往又同来【あいまねいておなじくゆきまたおなじくきたる】(1)共に手を携えて行き来をすること。同証同悟。(2)外で何の迷いもなく手を握っていた息子が、友達の前では、私にそれと気付かれないように手を離す。気付かれないようにするのが愛おしい。 #zengaku140

2010-05-18 16:58:48
@kiunken

相喚打秋千【あいよんでしゅうせんをたす】(1)秋千はブランコ。子供が遊戯に打ち興じているのに似た童心・無心の境界。ともに自由の天地に遊ぶこと。(2)かんかん照りの太陽の下で白球を追う高校球児もそうですね。大阪からお送りしています。 #zengaku140

2010-05-19 18:17:55
@kiunken

愛利【あいり】(1)愛名、貪名愛利と同義。名誉を愛し、我が身の利益を求める迷いの心。(2)名誉!利益!いいじゃん!そういう考えの人はそれで結構ですが、比べ合い、競い合いはトップに立っても自分の評価基準が他人にある。自分の人生は自分が主人公にならないと。 #zengaku140

2010-05-19 18:18:55
@kiunken

阿吽【あうん】(1)阿は一切の字や声の母体であり、口を開く音。梵字の一字目。吽は究極の意味で、口を閉じる音。梵字の最後の字。出息を阿、入息を吽ともする。(2)大寺の山門に控える仁王像は、阿形像は開口、吽形像は閉口です。 #zengaku140

2010-05-19 18:19:06
@kiunken

敢【あえて】(1)思い切って○○する。恐れずに○○する。の意。(2)敢えて○○しようか(○○するわけない)という反語。(3)漢和辞典で十分、どうして『禅学大辞典』に掲載したのか甚だ疑問ですが、編集者の方も敢えて掲載したんでしょう。 #zengaku140

2010-05-19 18:19:23
@kiunken

阿円忌【あえんき】(1)五十回忌、百回忌に行う追善供養のこと。元々は三十三回忌(冷照忌・清浄本然忌)の事だった。(2)五十回忌は、参列者のほとんどが直接会っていない人が多いです。会ってはいなくても恩は受けているという気づきがお土産になりますように。 #zengaku140

2010-05-19 18:20:25
@kiunken

青陰雪鴻【あおかげせっこう】(1)(1832-1885)現在の福井県越前市生。曹洞宗の僧侶。明治16年に曹洞宗で初めて行われた公選で永平寺の貫首に当選し、永平寺62世の住持となった。明治18年8月10日示寂、世寿54歳。(2)この時から公選があったのかー #zengaku140

2010-05-19 18:21:22
@kiunken

青道心【あおどうしん】(1)仏門に入って月日が浅く、修行も未熟の者。今道心とも。(2)どうしても妖怪青入道のこととか、枝豆の種類が頭に思い浮かんでしまいます。夕方、影が伸びていたら、それは青入道に引っ張られているのです。 #zengaku140

2010-05-19 18:27:44
@kiunken

閼伽・阿伽【あか】(1)佛・亡き人に奉る水。閼伽の井は、閼伽の水を汲む井戸、閼伽の桶は、閼伽の水を入れる桶。(3)仏にお供えをする器具全般。(2)AQUAと閼伽は、語源が共通だと言われています。 #zengaku140

2010-05-19 18:28:19
@kiunken

赤井義勇【あかいぎゆう】(1)(1872-1949)島根県大東町生。臨済宗の僧侶。昭和3~8年、臨済宗南禅寺派管長に就く。昭和24年12月29日示寂。世寿78歳。(2)レッドブル #zengaku140

2010-05-19 18:28:53
@kiunken

阿呵呵【あかか】(1)あっはっはっ。笑い声。言語同断のところに発せられる笑い。(2)笑うしかねぇ…。 #zengaku140

2010-05-19 18:29:40
@moko81

おぉう!RT @kiunken: 閼伽・阿伽【あか】(1)佛・亡き人に奉る水。(2)AQUAと閼伽は、語源が共通だと言われています。 #zengaku140

2010-05-19 23:14:55
@kiunken

お数珠とロザリオも起源が同じ!というのもありますよ。 RT @moko81: おぉう!RT @kiunken: 閼伽・阿伽【あか】(1)佛・亡き人に奉る水。(2)AQUAと閼伽は、語源が共通だと言われています。 #zengaku140

2010-05-20 07:30:51
@kiunken

丫角【あかく】※機種依存文字なので文字化けするかもしれません。1文字目の「あ」は「Y」に似ている字(1)あげまき。童子の結髪のひとつ。頭髪を左右に分け頭上に巻き上げて双角状に両輪を作ったもの。(2)あげまきをするような年頃の子供。 #zengaku140

2010-05-20 23:05:04
@kiunken

丫角女子有孕【あかくのじょしはらむあり】(1)丫角をするような幼い少女が懐妊するの意から、無垢清浄のみに執着しない自由自在の働き。(2)これはあくまで比喩であって、本当にそういうことになっては困ります。ちなみにこの言葉は規制対象になるのでしょうか。 #zengaku140

2010-05-20 23:07:16
@kiunken

下钁【あかく】(1)挙钁とも。土葬の葬儀で、土を掩う儀式。鍬になぞられた木器を手に取り、左右に円を描いて土を掩う儀式をもって、その所作としている。(2)火葬の場合だと、松明で円を描くようにします。 #zengaku140

2010-05-20 23:08:38
@kiunken

赤路宗貞【あかじしゅうてい】(生没年不詳)明治・大正・昭和にわたって茶道と参禅に志した居士。『禅語通解』(大正6年)、『茶禅つれづれ草』(昭和9年)がある。 #zengaku140

2010-05-20 23:08:53
@kiunken

阿伽陀【あがだ】(1)意訳で普去、衆病を去る。無病・無価・健康・不死を意味し、転じて薬、特に解毒薬を意味する。(2)デトックスリ #zengaku140

2010-05-20 23:10:07
@kiunken

唖漢【あかん】(1)師家(指導者)の問いに対して一言も答えられない者。(2)だめだこりゃ、グウの音も出ない。 #zengaku140

2010-05-20 23:10:31
前へ 1 2 ・・ 7 次へ