◆忍◆ ニンジャ名鑑#25 【フロストバイト】 ソウカイ•シックスゲイツの一人。氷スリケンを操る割と地味なニンジャ。氷スリケンは数分で溶けるため完全犯罪が可能。ヨロシサン製薬がネオサイタマ市警にバイオコップを売り込もうとした際、強固に反対した要人2名を暗殺したのもこいつ。 ◆殺◆
2010-08-16 03:03:25「「「俺の氷スリケンは射出後数秒で溶けるため、殺人に用いられた凶器は絶対に発見できない! あばよ、爺さん! あの世でハイクを詠むがいい! 貴様の死因はショドー中の転倒死だ! サヨナラ!」」」 茶室の上のカワラをそっと外したフロストバイトは、氷スリケンを生み出しながらほくそ笑んだ。
2010-11-20 01:04:14「イヤーッ!」 ニンジャスレイヤーもほぼ同時にスリケンを投げていた。両者のスリケンが激突する! だが、何ということだ、普通のスリケンよりもギザギザが多いフロストバイトの氷スリケンは、ニンジャスレイヤーのスリケンを切断したうえに、その勢いを全く衰えさせることなく飛来したのだ!
2010-11-20 21:39:38ニンジャスレイヤーは蝿を挟む箸のように精密な動きで二本の指先を動かし、氷スリケンの中心部を挟み、受け流す……いや、受け流せない! 何故だ? おお、ナムアミダブツ! 氷スリケンは温度差によって指先に貼りつき、チェーンソーのごとく回転して、彼の指間を切り裂いたのだ! 「グワーッ!」
2010-11-20 21:50:23「氷スリケンは暗殺用だけではない! 俺はこの技で、何人ものニンジャの手を破壊してきたのだ! ニンジャスレイヤー=サン、貴様のようにスリケン受け流しに絶対の自信を持っているような、気取ったいけすかねえ野郎どもをなーッ!」 フロストバイトは勝利を確信し、さらなる氷スリケンを射出した!
2010-11-20 21:56:08「あばよ、ニンジャスレイヤー=サン! 貴様の死因はバク転中の不運な転倒死だーッ!」 間違いなくキンボシ・オオキイ! フロストバイトはラオモト=サンから渡されるであろう臨時ボーナスに思いを馳せながら、必殺の氷クナイ・ダートをニンジャスレイヤーの喉元に向けて投げた! ナムアミダブツ!
2010-11-20 22:19:37だが待て! 夜よ、聞くがいい! フロストバイトがダートを投擲する一瞬前、ウシミツ・アワーを告げる不吉な鐘が、ネオサイタマ中のジンジャ・カテドラルで突き鳴らされたのを! 液化窒素煙幕の中で立膝状態になっていたニンジャスレイヤーの右の黒目が紅く光り、センコのように細くなる! ナラク!
2010-11-20 22:23:31「「「ヒッサツ! 間違いなく殺ったァーッ!」」」 フロストバイトの投げた2本のダートが、ニンジャスレイヤーの眉間と股間に命中! ……と思われたその時、氷クナイ・ダートはニンジャスレイヤーの体を透過して背後の防弾カワラに当たり、灯篭に落ちるツララのごとく虚しく砕けたのだ。 「え?」
2010-11-20 22:31:00フロストバイトが驚きのあまり白目を剥きながら見ていると、液化窒素煙幕の中にいたニンジャスレイヤーは霞のように掻き消えた。 「え?」 代わりに、いつの間にかニンジャスレイヤーの右眼があった場所から紅い光の軌跡が描かれ、自分の顔の周りを一周して、背後に回りこんでいた。 「え?」
2010-11-20 22:37:37「……サ、サヨナラ!!」 天井にぽっかりと空いた大穴の向こうから、悲痛な呻き声が聞こえたような気がした。その刹那、タヌキ茶壷に落下した首なし死体は、オムラ製急速冷却装置とともに爆発四散を遂げたのだ!
2010-11-20 23:26:56「あばよ、ドボルベルク=サン! 貴様の死因は室伏回転中の不運な転倒死だーッ!」間違いなくキンカン・オオキイ! アンキモはソンチョウ=サンから渡されるであろう追加報酬に思いを馳せながら、必殺の支給専用閃光弾をのドボルベルクの顔元に向けて投げた! ナムアミダブツ! #MHPSLYR
2010-12-24 01:10:55なぜスリケンを指で挟み取らず、自分のスリケンを投げ返す回避方法を取ったのか?ニンジャスレイヤーはタツジン的なニンジャ反射神経とニンジャ洞察力により、バジリスクのアフリカ投げナイフめいた邪悪なスリケンに毒が塗られている事を見抜いたのだ。
2011-01-12 16:13:22ラオモトは携帯を耳に当てたまま、無言でウォーロックをじっと見据える。無感情な瞳で。「……え?」ウォーロックはまばたきした。
2011-01-16 20:45:04「マジックモンキーの伝説を知っておるな?ウォーロック=サン。いや知っておるはずだ。素晴らしく小賢しいオヌシのことだからな」「……え?」
2011-01-16 20:47:20「ブッダの冠を盗んだマジックモンキーは、クラウドドラゴンの背に乗って荒野の上空をまっすぐに飛んでゆく。どこまでも、どこまでも。その荒野がブッダの掌にすぎんということが、マジックモンキーにはわからんのだ。わからぬものは恐れようがない。ムハハハハハ、実に哀れな話だ!」「……え?」
2011-01-16 20:51:10