プラユキ・ナラテボー師とネルケ無方師による「無知は何によって生じるのか」

ネルケ無方 @MuhoNoelke

@kadoh108 その通りです。毒矢を誰がどこからどういう理由で放ったかは、分からなくったっていいとブッダは教えています。なので、「苦は無知より生じる」といったような応答で「苦・無我・無常・縁起の核心を明らかにさせた」とブッダは夢にも思っていないでしょうね。

火童🔥多問第一 @kadoh108

@MuhoNoelke なるほど、マールンキヤプッタの話がここで…。ブッダが悟った、また教えたのは苦を滅する方法であって、世界や心の仕組みではないということですね。

ネルケ無方 @MuhoNoelke

こういう屁理屈でも使わなければ、苦の原因と解脱への起点は明らかにならないでしょうね。煩悩即菩提という立場からすると、これでも全然構いませんが、上座仏教的に見れば微妙な気がしないでもない（知らんけど）。 twitter.com/kadoh108/statu…

火童🔥多問第一 @kadoh108

無知が原因なく生じるとするならば、無知を原因とする苦もまた原因なく生じることになってしまう。 無知が生じる原因があるとするならば、無知は苦の根本原因ではない。 原因なくあるものでなければ、すべての土台とはなり得ない。そんなものはひとつしかない。涅槃。 涅槃が無知の生じる原因…!!?? twitter.com/MuhoNoelke/sta…

2023-04-04 16:18:52

ネルケ無方 @MuhoNoelke

毒矢を誰がどこからどういう理由で放ったかは、分からなくったっていいとブッダは教えています。なので、「苦は無知より生じる」といったような応答で「苦・無我・無常・縁起の核心を明らかにさせた」とブッダは夢にも思っていないでしょうね。 twitter.com/kadoh108/statu…

火童🔥多問第一 @kadoh108

@MuhoNoelke 「核心は分からんけどとりあえずこうすると苦は消えるらしい」でも実際的には一応問題なさそうですが、どうなんでしょうか。核心が明らかになった場合とどれほどの違いがあるのだろう。 自転車のジャイロ効果なんぞ分からんでも乗れるようにはなるし、分かっても練習しない奴は乗れないので…

2023-04-04 16:08:44

火童🔥多問第一 @kadoh108

@MuhoNoelke 屁理屈てwww まあ無知の原因が涅槃だったらどうなんだ、と言われたら確かに何も解決してないので船に乗って大宋国に行かなければなりませんね。

火童🔥多問第一 @kadoh108

@MuhoNoelke プラユキさんの答えも結局は実践面の話になるので、四念処、四増長法、気づき、智慧というのは実相じゃなくてテクニック、あるいはプラクティスだと言っちゃっても別に仏教の価値を毀損しないし、むしろ実践につながるのならいいことなのではと思います。

釈昶空(ねこにゃん) @nekonyan_nippon

@kadoh108 抽象概念で考えるとわかりにくいですね。我々が無知なのは、思い込みとか合理化とかを無意識にする先天的な心の働きのせいであって、何か無知というごろんとした塊があってそれが苦を生じさせるわけではないです。無知であってもそれでうまく行っているうちは苦は生じないです。

TAKEO≒文人墨客 @KanzanZittoku

@kadoh108 仏教の教理には詳しくありませんが、涅槃だと無知は関係なくなりませんかね？

火童🔥多問第一 @kadoh108

@nekonyan_nippon なんでそうなのかっていうより既にそうだってことでしょうか。無知の摘出が外科的にできたら楽そうですが、思い込みや合理化もある程度役に立ってはいるわけですよね。

プラユキ・ナラテボー【公式】 @phrayuki

「無知・苦という悪循環の原因と発心・修行・菩提・涅槃という逆循環の起点」ということに関して言えば、やはり善士と出会い、正しい教えを聞く機会を持てたかどうか、理に基づいた考察、法に随った実践ができるか、できないか、ということによるのではないでしょうか。ご参考までに、ブッダの言葉⇩ pic.twitter.com/TLR7aqsFnn twitter.com/MuhoNoelke/sta…

ネルケ無方 @MuhoNoelke

「実践的には善友と交わるのが一番」とのこと。これももちろん、主客ありきの「誰と誰の出会い」とは考えず、ただ現象生滅ありのレイヤーで観るべきでしょうね。 ともあれ、無知・苦という悪循環の原因と発心・修行・菩提・涅槃という逆循環の起点を、私自身はどこまでも謎だと思っています。 twitter.com/phrayuki/statu…

2023-04-04 16:14:51

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火童🔥多問第一 @kadoh108

@KanzanZittoku まあ自分で書いてて困惑しましたが、涅槃とはどこかの浄土ではなくて今ここのことだというならば、今ここがないならば無知などあってもなくても同じになりますね。

TAKEO≒文人墨客 @KanzanZittoku

@kadoh108 火童さんの論理を再度確認してみたら、そのとおりだと実感したんですが、最後の部分が涅槃か他のものか？ということになりますかね。涅槃で無知は関係なくなるというか、その点は正しいと思いました。

ネルケ無方 @MuhoNoelke

無知はなぜあるかという問題と、（無知なのに！）なぜ法に気づけるかという二つの問題はそのまま。 無常・苦・無我・縁起の核心は無知だという。なのに、なぜ無常・苦・無我・縁起のこの世にブッダが現れることができたか。 （続） twitter.com/phrayuki/statu…

ネルケ無方 @MuhoNoelke

「善士と出会い、正しい教えが聞けて、理に基づいて考察し、法に随った実践ができたからだ」とは言っても、それはなぜできたか。その善士の善士の善士の善士…はどこから現れたのか？ 無知の原因が分からない、智慧の起点も分からない。第二矢のお話はこれとどう関係するのだろうか？

プラユキ・ナラテボー【公式】 @phrayuki

無知とは「訓練されていない人は地によりて地を想し、自らを地として考え、地の中において考え、地を離れて考え、地を自分のものと考え、地を楽しむ」と、想念化し、私や私のものを生み、虜になる人間の自然的態度であり、無知から出発したブッダは修行により無知を打破し、法に気づけたということ。 twitter.com/MuhoNoelke/sta…

プラユキ・ナラテボー【公式】 @phrayuki

ブッダの九徳の一つにあるように、ブッダは「sammā sambuddho（正自覚者）」であり、 自力で完全に悟った初めての方だということになります。なので、私たちの善士の善士の始まりはブッダだと言えますし、それはシッダルタの６年間の修行の成果として「ブッダ」として顕現された、と言えるでしょう。 twitter.com/MuhoNoelke/sta…

ネルケ無方 @MuhoNoelke

無知から出発したブッダは修行により無知を打破したことを、私は否定するつもりがありません。 全ての始まりが無知であり、そして無知→苦、苦→無知というその悪循環の中で、なぜシッダルタが初めて発心できたのか（また、なぜその他大勢の人たちが発心せずにいられるか）を問うているだけです。 twitter.com/phrayuki/statu…

プラユキ・ナラテボー【公式】 @phrayuki

発心できたか、発心せずにいられるかは「ご縁」、すなわちそれぞれが置かれた様々な環境条件、そして前世や今世に積んできた功徳の有無など相まってとしか言いようがないでしょうね。 今日こうしてネルケさんと問答がツイッター上ででき、これをご縁に発心される方が一人でも出てきたら嬉しいですね😊 twitter.com/MuhoNoelke/sta…

ネルケ無方 @MuhoNoelke

ご縁！　これが答えになるかどうか。 少なくとも私自身は当初の問いに対する答えを全く得られていない（＝無知であること）を再確認できました。 戯論に付き合っていただき、ありがとうございました。 twitter.com/phrayuki/statu…

プラユキ・ナラテボー【公式】 @phrayuki

答えが「ご縁！」というのも、何だか身も蓋もない感じですが、『縁なき衆生は度し難し』という言葉の意味するところも、畢竟そういう事実なのでしょう。 ブッダ曰く、 「ひとの生をうくるは難く、やがて死すべきものの、いま生命あるは有り難し。正法を耳にするは難く、諸仏の世に出ずるも有り難し」 twitter.com/MuhoNoelke/sta…