「なぁに、これ。なんだかすごく真っ赤で...案外可愛いかも♡香りも気になるのだけど...栓は開けてもいいのかしら〜?そうね、どうせなら林檎だとい〜いな♡」 「えぇはい、勿論。ただし...開けた時点で魔法少女の衣装へ変身、つまり魔法少女への同意ということになります」
2022-02-02 17:40:16ぴくん、と耳が動いた。そうだった。同意...よく分からない変な契約に、大切な部員たちを巻き込む訳にはいかないっ!!!!
2022-02-02 17:40:38「皆、開けないでッッッッッ!!!!!!!!」 おなかからおおきな声で叫ぶ。普段から大きいと言われるくらいだけど、たぶん通常の5倍くらいの声量だったと思う。
2022-02-02 17:41:07「やーーーー、あのさまって。まって。...これもう開けちゃった自分はどうやって生きてけばいいやつ?魔法少女とばりちゃん...爆誕しちゃったんだけど......」
2022-02-02 17:42:22「えああああああああ!?!?!?!?!?!!!?とばり、ちょっとキミ、もうーーーーー!!!!!!」 「いや何してんの????ほんとにさ...」 「いやごめんて...マジ悪気はないじゃん...ちがうじゃん...」
2022-02-02 17:43:10そしてそこには_____セーラー服の下にスクール水着を着て、なにか触手を纏っている...とばりのような誰かがいた。
2022-02-02 17:44:37「ッグ、ン!?ゲホッ...ゴホッ......ぁえ?なんだよ、皆なんでそんな顔し...は、なに、浮いてんだけど。しかもなんか不安定なんだけど!?」
2022-02-02 17:45:07「....................アッアノ、これ、恥ずかしいフツーに...ガラじゃないし...あんま、見ないで欲しい...なんでみんななんも喋んないの...」
2022-02-02 17:45:43「いや、ちょっとびっくりしちゃって...すご、ちゃんとかっこいいじゃんか、とばり!」 「...んえ?それマジ??かっこいい?????よしもっと褒めな!!!!!!!!!!」 pic.twitter.com/SNU6ULL5mx
2022-02-02 17:46:59「確かに似合ってる...けど、今それどころじゃなくない?これでとばりは契約完了ってことだよね?」 「そうなりますね。とばり様、これからよろしくお願い致します。」 「ん?うーす。まぁ似合ってんならそれでいいや」
2022-02-02 17:47:46「い、いとも!なんでも願い事が叶うんでしょ?それなら...やってみたいな」 「ターシャも賛成です!魔法少女なんて、本当に存在すると思ってなかったですけど...」 「ぁ、あいも...み、みなさんがまほうしょうじょになるの、み、みてみたぃなぁ...って...」 「……ね。楽しそう、やってみたい…かも」
2022-02-02 17:48:52「あら、いっぱい賛成がいるみたいですね?私は魔法少女、なんだか楽しそうだしいいと思いますよ〜!' 「ゆるもゆるも〜っ!」 「……僕は............、ううん、まぁ、皆がやるなら僕もやるけど。」
2022-02-02 17:49:57「え、皆賛成なわけ?僕は怪しいと思うけど...??なんかこういう裏の見えない取引って信頼性が...」 「そんなこといって〜!あげはも楽しそうって思ってるのバレバレっスよ!」 「っちが...!」 「え〜なに?蝶ちゃんもやるの?じゃあわたくしも追加ってことにしておいて〜?」
2022-02-02 17:50:43...どうしよう、どうしよう あげはの言う通りだ。裏が見えない取引以上に信頼のないものはないだろうし、なにより...さっきから冷や汗がとまらないのはどうしてなのだろうか。
2022-02-02 17:51:01後輩たちがわいわいと騒ぐのをみてぐるぐるしていると、こっそりこちらにるあが手招きしているのに気付いた。 るあも神妙な面持ちで、自分だけが反対派なのではないことに少し安心してしまう。
2022-02-02 17:51:33「どうしよう...私は気になるしやってみたいけど、怪しいし...賛同しかねるわ」 「あのさぁ、アタシぜーったいやらないからね!?オマエらがいくら賛同しようと超面倒だし...主人公サマのMPをくだらないとこで使用すんの癪だし...まぁ、その敵っつーやつがどのくらい強いのかによるけどなー???」
2022-02-02 17:52:13「やっぱそうよね...」と((るあの言葉にだけ))賛同する。どうしようか、と溜息をつこうとした...その時だった。
2022-02-02 17:53:01