ちょっと突然ですがアンケートを取らせててください。 「三点リーダーの直後に読点はルール違反」であるということが周知の事実なのか知りたいです。 例) 「だけど·····、そんなこと知らなかったし」 ⬆️こういうのが小説などではルール違反ということを
2023-05-11 21:51:02私は知らなかったけれども、自分の小説などを見返しても使ってなかった、です。 検索して色々な記事を読みましたが、そこまで厳格に守れというものがほとんどなく·····😅 小説書きさんだけじゃなくて、読み専の方々もお願いします。
2023-05-11 21:53:31小説とか漫画原作とか。 『母をたずねて、異世界に。』 『レリック/アンダーグラウンド』『クビキリヒメ』『FF14 きみの傷とぼくらの絆』『煉獄姫』『レジンキャストミルク』他。 ファンボ → fujiwarayu.fanbox.cc アイコンは椋本さん( @kayakura )作です。
これ『現代の小説にそんなルールはない』で大勢としては一致してると思うんですけど、実は「“……”や“——”の後に句読点を付けなかった風習」というのがあるにはあるので、若干めんどくさい話になってくる気がします。以下ツリーで語る。 twitter.com/tiamatdahlia/s…
2023-05-14 12:59:42例を挙げると、戦前の近代文学に遡る。みんな知ってる夏目漱石とか芥川龍之介とか。彼らは“……”や“——”の後に句読点を付けず、句読点を打つ場合は『前』に付けていた。 出典:夏目漱石『三四郎』(1908)、菊池寛『真珠夫人』(1920)、芥川龍之介『河童』(1927) pic.twitter.com/HQGxbsuK8K
2023-05-14 13:01:26例として適当に書くとこうなる。 今: 私は……、どうして彼を殺めてしまったのだろう……。 昔: 私は、……どうして彼を殺めてしまったのだろう。…… 文末もしくは文節末において、“……”や“——”は文章から切り離して記述されていたようだ。
2023-05-14 13:02:22俺は文学研究者ではないのでこれは素人推測になるが、おそらくこの時代、“……”や“——”は日本語ではなくあくまで記号という側面が強かったのではないだろうか。それが徐々に「日本語の一部」として認知されて取り入れられ、末尾に句読点を付けるようになった、みたいな。
2023-05-14 13:03:15この辺りの過渡期は1930年代辺りにあるのではないかと思う。たとえば夢野久作『少女地獄』(1936)。“……”の末尾に“。”が付いている。大衆小説の雄たる江戸川乱歩なども、『二銭銅貨』(1923)では“……”を独立させていたのが、『怪人二十面相』(1936)ではこの通りである。 pic.twitter.com/IFIRdYKnA9
2023-05-14 13:07:55一方で大衆小説の乱歩などとは対極にいた耽美派、古典回帰の谷崎潤一郎は『細雪』(1944)の時代に至ってもこんな感じであったので、やはりこの『“……”や“——”に句読点を付ける』というのは当時の『新しい技法』であったのではないかと思う。 pic.twitter.com/nug5FGXfRl
2023-05-14 13:09:53まとめる。 『三点リーダーの直後に読点はルール違反』ってなに? ↓ ・かつて『三点リーダーやダーシに句読点を付随させる時は後ではなく前に付けていた』時代はあった ・1930年代辺り?から、三点リーダーの直後にも句読点を付けるようになった ・今はそんなルールはない ……という感じ。
2023-05-14 13:15:24また、抜粋の例文を見てもらえるとわかるが、当時の作家でも鉤括弧の最後に句点(。)をつけたりつけなかったりする人がいたりするし、よく語られるこういう『文章表記のルール』なんてものは書き手の癖や美意識に大いに依存するので、あんまり神経質になる必要はないんじゃないかと思います。
2023-05-14 13:20:11漫画家です。『まりあ†ほりっく』『破天荒遊戯』 『怪盗ヌルパン』(キャラデザイン)等々。 pixivはpixiv.net/member.php?id=… 宣伝用アカウント@minakichi_ad skebは休止中。skeb.jp/@minakichijapon
@fujiwarayu 横から失礼します 鉤括弧の中や後に句点を入れるのは出版社(もっと言えばメインになってる校正の人) によって違う というのを聞いたことがあります
2023-05-14 15:53:41@fujiwarayu 自分は職業柄、行頭禁則で報告していました。ただ、行頭禁則ではなく、文章内の不統一で修正されていた可能性はあります。また、スマホで読む時代になると画面サイズによってメッセージウィンドウが可変し、自動で改行位置がかわるので、ここいらで行頭禁則のルールが薄れた気がします。
2023-05-14 19:54:37@nullzwai 三点リーダーと句読点は合わせて三文字にもなるので、行頭禁則に引っかかりやすくなりそうですね(そして句読点をトルすれば解決するケースも)。それをルールだと勘違いした人がいた可能性というのも確かにありそうです。
2023-05-14 21:50:20@fujiwarayu 『書き手の癖や美意識に大いに依存する』 これは私も思います。 自分も趣味で小説を書いていますが、文末の“……”の後には句点を付けるけど、“――”には付けないというよく分からない形になっています。 色々試してみた結果、私的には1番しっくり来たんですが、人によっては変だと思うんだろうなぁと。
2023-05-14 22:26:41言葉は変わっていく上 現在は三点リーダーも文章を構成する語句の一部として認識されてるため、昔にこだわる必要はない認識。 例えば 「安西先生…。バスケがしたいです」 「安西先生。…バスケがしたいです」 では 前者は声をかけるの自体が心苦しい 後者は話す内容に後ろめたさを出すことができる。 twitter.com/fujiwarayu/sta…
2023-05-14 16:36:30とても面白かった。 読ませていただいて個人的に思ったのは「息をどこに置くか」が決め手なのかなということ。 意味の切れ目の前に口を開けて息だけをする間を置きたいのか、意味が切れた後に口を開いて言い出すまでの逡巡を感じさせたいのか。 そこが今と昔で感覚が違ったような気はする。 twitter.com/fujiwarayu/sta…
2023-05-14 14:03:47そもそも文章を書くときに句読点と三点リーダーは同時併用しないもんだと勝手に思い込んでた。(三点リーダー自体に文章を区切る機能もあるものだと) 自分で文章書いてても…と、。が隣り合わせてると読み進めるテンポが悪いと言うか。 twitter.com/fujiwarayu/sta…
2023-05-14 14:53:37