Solastaする？その2

Beholder @Beholderkin

5EベースのPCゲーム、Solasta 紹介の第5回 前回のレビューでオリジナルのキャンペーンは終了しました 今回はDLCの新キャンペーン　Lost Valleyの紹介です 以下ツリーに吊り下げます store.steampowered.com/app/1723950/So…

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Lost ValleyはSteamで1500円で購入できるSolastaのDLCです プレイするにはSolasta本体を購入している事が条件になります 本体付属のキャンペーンで育てたキャラクターは使用せず、別エリアで完全新規のキャンペーンを1Lvから12Lvまでプレイするシナリオセットです

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前回までの4回分のSolastaレビューは@Wind_lord ウィンさんがまとめてくれました ありがとうございます Togetter使ってないので助かります togetter.com/li/2147348

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私は5/14に一本目のキャンペーンシナリオをプレイ開始して5/20でクリア その後、5/21にLost Valleyプレイし始めました 5/24時点でパーティのキャラクターは10Lvになっています システムに慣れたのもあって、レベルアップ速度が加速しました

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一本目はFtr, Clr, Wiz, Rog 構成 今回は Druid Ranger Paladin Sorcerer 構成です ローグ抜いたので、DEXタイプの二刀流レンジャーに盗賊道具習熟させて鍵と罠の対処させる事にしました

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さてようやくLost Valley 以下LVの紹介です 一本目のキャンペーンシナリオ、Crown of Magisterは、異世界からゲート開けて、異種族によるこの世界への侵略が始まっているところ 小さなトラブルを対処していき、最後はゲート封印でキャンペーン終了です

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脇道はいっぱいありますが、メインのシナリオラインが一本あるので、パーティのレベルに合わせて敵のレベルがスケールします 王道のCRPGのシナリオ構造です プレイヤーは迷う所が無く、与えられるクエストをこなして行けば一個だけあるエンディングにたどり着ける

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それに対してLVは箱庭キャンペーンです 失われた谷という、周囲から隔絶されたエリアに迷い込んだPCパーティ 数個の街を含む巨大な、しかし外には出られない箱庭エリアからの脱出がパーティの目標になります 箱庭構造なので、一本道のシナリオがありません

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箱庭に大量のクエストが散りばめられていて、短いものから長いものまでバラバラです どのクエストに挑戦するかはほぼプレイヤーに委ねられます 一本目のようなキャラレベルに合わせた敵の強さの調整がされていないクエスト群から、どのクエストをプレイするか選ぶ事になります

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私のパーティは7Lv時にFire GiantとFire Elementalの混合部隊との戦闘を経験しました 8LvではIron Golemとの戦闘 敵の強さの調整が無いので、CR的にはとても厳しい戦闘に何度も遭遇します 卓上版では悲惨な事になると思いますが、CRPGでこれを体験出来たのは本当に良かった

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卓上版ではあまり出会わないであろうCR差の大きい敵との戦闘が経験できるのは、プレイヤー経験値としてのメリットが計り知れません もちろんDMとして敵を運用する場合のシミュレートにもなります 卓上版の数倍の速度で戦闘が進められる、色々な敵と色々なマップで戦闘ができる

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箱庭キャンペーンになったおかげで、LVでは強い敵に低レベルで挑戦可能になりました このCR差のある戦闘のプレイヤー経験値が稼げるのは本当に素晴らしい 卓上版のプレイに確実に反映されます

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ここからFaction/派閥/パワーグループのAD&Dでの変遷をまずざっくり説明します AD&D初期のこうしたパワーグループは職能で分かれていました シーブズギルド アサシンギルド マジックユーザーギルド クレリックの教会など キャラクターの帰属意識がパーティに無くギルドにある場合が多かったのです

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必然的にパーティ内での不和のトリガーにもなりやすいのが、こうした職能別のパワーグループの存在でした AD&D 2ndになると、Forgotten Realmの展開が発展して、職能組合では無いパワーグループ設定が広がります ハーパーからカルトオブドラゴンから5Eまで続いているパワーグループはこれです

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私のグループはAD&Dベースだったので、キャラクターは教会やギルドといった職能組合に所属する方式で遊んでいました ですが、2nd中期のPlanescapeのセッティングでFactionがルール化され、キャラクター強化と結び付いたのが決定的な出来事になりました

Beholder @Beholderkin

Sigil出身キャラクターがFaction所属で強化され、職能ギルド所属よりも戦闘で有利になるようになったのです 以降、D&Dのキャンペーンセッティングはキャラクタークラスに(あまり)縛られないFactionが大量に導入され、5Eでは無料公開PHBにも載るようになりました

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さて、Solastaでは1本目のキャンペーンではパワーグループたくさん出てきます ですが、どのグループと仲良くするか、そして友好度が数値化され、それが上昇するとマジックアイテム購入が可能になる コモン、アンコモン、レアと順にアンロックされていく アイテム入手段階のハードルとしての機能のみ

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LVキャンペーンは箱庭構造にした上に、Factionとの関係を築いていくシナリオ構造になっています 具体的には Dominion (右翼) 谷の人々の安全を完全に守ってくれるが、住民の自由は抑圧する　現在の支配者組織 Rebellion (左翼) ドミニオン妥当を目指す武装革命組織

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People (民主主義) ドミニオン打倒して市民に権力を持たせたい Mask(自由主義) Chaoticの教会主導でドミニオンの抑圧に反対して市民の自由を取り戻したい Forge (新自由主義) 商売、アイテム製造の自由が主眼 主にダンジョンアタックしてアイテム掘りするのもこのFaction

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LVキャンペーンでは、この 右翼、左翼、自由主義、民主主義、新自由主義 5つの主義主張ベースのFactionとそれぞれ関係を持ちながら、各Faction毎のシナリオラインをプレイしていく事になります 当然、武装革命組織に組みすれば現支配勢力とは敵対になったりします

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キャンペーンの進め方は、当初完全中立な立場のPCパーティが、各Factionのクエストを受注しながらFactionの主義主張を知っていく過程 そして、どのFactionと組むかを選ぶ過程へと進みます ジャーナルのFactionのアイコン付属のクエストが並び、どれを進めていくか、並行して受けて行くのも可能です

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この箱庭クエスト構造、多くのFactionとの関係を段階的に、お互いの事を徐々に学びながら、築く方式 まさにForgotten Realm的なキャンペーン構造です Planescapeのようにキャラメイクの瞬間にFaction選択しない キャンペーンの主眼が、どのFactionに参加協力するかにあります