【成田悠輔×羽生善治】 対談「天才たちの深すぎるAI談義」の感想 ――将棋とAI、システムと生態系、人生と「道」

今回は先日公開された「講談社 with」の連載企画で、経済学者の「成田悠輔」氏と、将棋棋士の「羽生善治」氏の対談、「天才たちの深すぎるAI談義」について、感想を書いていきます。 天才と言われるお二人の対談、非常に刺激になるお言葉がたくさんあったので、それに触発されたまとめ主が考察しました。 対談でもメインテーマの「将棋とAI」の関係を軸にして、教育、投資など、他の分野に応用できるような考えを展開していきます。
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しろうと @sirouto

「道」となるものを、長期的に続けることには意味がある。それは、自分の「変化」を観測できるから。短期で終わるとそれがないので、自身の「成長」もない。また、それは道の内部で、ただ技術が上達するだけではない。

2023-06-11 00:23:56
しろうと @sirouto

将棋が多少人より上手くても、プロ棋士でもなければ、べつにそれでお金になるわけではない。ただ、長く続けること自体によって、得られる経験がある。それはたとえば、「ハメ手」「奇襲」のようなものは、初心者は引っかかっても、上級者には通用しないと分かることだ。

2023-06-11 00:27:26
しろうと @sirouto

上級者になる過程で、ハメ手や奇襲の対策を学ぶことで、「世の中そんなうまい話はない」だろうと、類推できるようになる。だから、情報商材とか陰謀論に、引っかかりにくくはなる。また、「生涯学習」のように、学習を長く続ける感覚も分かる。

2023-06-11 00:32:12
しろうと @sirouto

「道」の経験がないと、「今がすべて」になってしまう危険性がある。たとえば、ギャンブルや薬物の中毒になるとか、不摂生から病気になるとか、そういうことだ。道を進んでいくと、短期の快楽だけでなく、長期的に判断する感覚が分かる。

2023-06-11 00:36:01
しろうと @sirouto

だから、教育目的で子供に教えるのはアリかもしれない。学校で将棋を教えるのはどうか、というのもじつはすでに昔から、たしか将棋連盟元会長の米長邦雄氏が提唱していた記憶がある。ただ、他に教えるべきことが山ほどある、という意見ももっともだ。

2023-06-11 00:39:16
しろうと @sirouto

そこで、さらに工夫して、「プログラミング」(の授業)と合体させる手もあるかも。素材とボードゲームのフレームワークを用意して、AIによる自動生成も合わせれば、「3×3将棋」のようなミニサイズのゲームを、子供でも作れるようにできそう。なら、授業でも扱える余地があるだろうという考えだ。

2023-06-11 00:42:54
しろうと @sirouto

――さて、今日は有名な天才お二人の対談ということで、普段よりボリュームが多くなりましたが、以上で今日は終わります。対談のお二人と、読んでいただけた方には、感謝いたします。ありがとうございました。

2023-06-11 00:46:12