ファインモールド 1/350 潮 制作記

久しぶりに多くの方が作られるであろう製品をチョイスしたので、ツイートも少し解説に比重を置く形となりました。 1/350の駆逐艦全般に応用が利くことも多いので、何かの参考になれば嬉しいです。 海面と波表現についても、多くの写真で説明しています。 どうぞご覧下さい。
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鳶色2号@西館一番奥238 @Tobiiro2

スキッドビーム ウェブを削り落として穴あき桁のPEに付け替え。 レインボーの1/700用でh0.5mmです。 下(写真では上)フランジは煩くなるので省略。 レールはt0.1のプラペーパーで下フランジをつけてエ型にしました。 pic.twitter.com/YRerN0eGYS

2022-06-14 18:29:29
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魚雷発射管 隠すのが惜しい精密さは、波除楯の無い初期型の商品化も見据えて? 塗装に優しい別パーツの魚雷が他社と違って個別なのは、上の理由と発射管が俵積みだから? 楯は箱組みで、接合面に角度を付けたトメ仕様。 継ぎ目が見えない一方組むには苦労。 贅沢を言えば治具になる芯が欲しいです。 pic.twitter.com/jIJm8uBReU

2022-06-16 18:31:00
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という訳で昨夜も取れ高ゼロなので、魚雷発射管の波除楯を組むにあたっての、トメに関する基礎知識的な解説図を描いてみました。 組立にあたっては、これを念頭において進めて行きます。 pic.twitter.com/9vzy3McTf0

2022-06-17 17:52:40
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魚雷発射管 波除楯 昨日の話をふまえ、 ①部品同士の接合に一番遊びの無い天井と側板を、ピンポイントで接着。 ②前板と側板をジャッキステーを目印に接着。 ③裏から全周に接着剤を流す。 ※用心の為部品はピンセットで保持 ④裾が狭まる傾向があるので、床をはめ込んで矯正。 の順で組みました。 pic.twitter.com/PXiXghhTOj

2022-06-18 17:44:34
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1/350においてさえ、PEパーツは情報量アップとスケール感ダウンの相殺となる事が。 ボツパーツにラッタルを付けた比較がこれ。 結局手抜きのそしりを覚悟の上で、キットのままで行きます。 屋根のジャッキステーは目立つので、5星の汎用品を使用。初めて使いましたが、過去最高の使いやすさでした。 pic.twitter.com/vPge0eaySE

2022-06-19 17:00:24
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船体塗装 急に駆逐艦を作ってる感が出てきました。 溝にはめ込んでいるリノリウム押さえの真鍮線を掘り出さないよう、マスキングをはがす時はテープを引っ張る方向に注意し、また上ではなく横に引くように意識して行っています。 pic.twitter.com/b5nYghBKJo

2022-06-26 17:23:00
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本来青丸の部屋は、前甲板を貼る前に中に仕込んでおく指示ですが、上構の部品は極力一体化の上塗装やディテールアップがしたかったので後回しに。 赤丸内部の床と天井にあるガイドの突起を落とすと、後入れ可能になります。 位置決め用のつめ(矢印)がありますが、そのまま無事入りました。 pic.twitter.com/w8TUtPBDq1

2022-06-28 18:39:06
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煙突 1 ネットはこのままだと、ディテールアップした他の部分との釣り合いが取れないので、切除して自作品と置き換え。 ネットが細くなると中も見えるので、タボも含めて肉厚落とし。 とはいえつや消しの黒を塗るのでこの程度に。 取り付いてくる管類も新調するので、取り付け穴は全て塞ぎました。 pic.twitter.com/9mztiQrr9J

2022-06-29 18:29:32
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煙突 2 完成後はほぼ見えなくなりますが、煙突内に隔壁を設けて二室に分け、それぞれにラッタルを取り付けました。 世界の艦船の増刊「日本駆逐艦史」に夕霧の煙突を見下ろした写真(軍艦メカニズム図艦の挿絵の元になった写真)があり、それを参考にしました。 pic.twitter.com/S0OX8YHH6D

2022-06-30 18:37:45
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煙突 フルセットの専用エッチングが無い駆逐艦キットを作り込む際、ネックになるのが煙突のネット。 雪風用の専用PEをこのために潰すのも勿体無いので、φ0.2mmの銅線で作ります。 そこをケチると物凄い手間になるんですが、貧乏性が勝りました😅 pic.twitter.com/g1lxKuNzFi

2022-07-01 18:35:32
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煙突 4 大変💦 半田は取れるし短い足は2mmそこそこだし。 昨日からひとつをここまで進めるのがやっとでした。 お勧めしません😆 pic.twitter.com/h9sx8bMQPP

2022-07-02 18:04:58
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煙突 5 見た目の変化の少なさとは裏腹に、えらく時間を費やして第一煙突の網もできました。 開口部のふちが黒いのは、前出のトレース図を原寸大でも出力し、マジックで塗った煙突に被せ、カッターで線の上から切れ込みを入れて、網の足の位置出しをした名残です。 さらに網は続きます💦 pic.twitter.com/ykC1G2m3im

2022-07-03 16:54:24
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煙突 6 てっぺんの輪っか 変形しやすい材料で同形状を2つ作るなら、型を使った方が何も考えずに楽だと判断。 3mmの角棒を削り、0.15mmの銅線を4回ぐるぐる。 真ん中でカットして作った4つの内の2つを採用。 角棒の断面が黒いのは、形状を見やすくするため整形前にマジックを塗ったからです。 pic.twitter.com/OSWgyZmscr

2022-07-04 18:39:06
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煙突 7 一番煙突の汽笛は精緻なモールドですが、金型を抜く方向の関係で、前から見るといびつな形をしており、削り落として銅線とプラ棒で作り直し(青矢印)。 (金色のラッパは後付) 前後の網の間の隔壁(赤矢印)も追加して黒塗装。 両煙突の後部に来る蒸気捨て管は開口加工。 加工については明日。 pic.twitter.com/ZY9BtYQJto

2022-07-05 18:35:53
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煙突 8 蒸気捨て管の加工前(上)と後(下)。 ムクの開口部の凹み、金型のずれによる段差の修正、取付金具のモールド除去の各加工。 凹みはφ0.3の球形ビットとガタの無い回転ツールがあれば楽かもですが、どちらも持ち合わせていないので、2枚目の各工具で1つに2・30分掛ける正攻法にて仕上げています。 pic.twitter.com/toHH9sH1kh

2022-07-06 18:26:17
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煙突 9 ジャッキステイ 専用PEが無いので直線の汎用品を曲げます。 曲げはガイドを使用。下から凸型より上から凹型を当てた方が簡単。 ガイドはフリーハンドで数種の窪みを切り出したプラ板ですが、これで十分。 ピンセットで曲げていますが、挟まず押しているだけなので、他の道具でも構いません。 pic.twitter.com/huy6P0V0nk

2022-07-07 18:36:50
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煙突 10 1番煙突 ジャッキステイ(黄)を付ける為には蒸気捨管(赤)の位置を決める必要があり、説明書の手順とは違いますが下部構造物と一体化させて捨管を接着しました。 蒸気捨管の取付金具(青)は、舷外電路の余りをφ0.9のドリルのシャンクを押し当ててU字に曲げたものを使っています。 pic.twitter.com/joyh3pNKHI

2022-07-08 18:36:04
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煙突 11 2番煙突 頂部の黒色幅の計算式に模型の実寸法を当てはめるとほぼ3mmだったので、その幅のマステを上端揃えで先に巻いてから残りをマスキング。 煙突の塗り分けは、白線、凹凸による吹き込み、後付や塗り分けのジャッキステイ等々、後から必ず手を入れる事になるので、ひどく大雑把です。 pic.twitter.com/Jd5NPTu1Ho

2022-07-09 17:12:58
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スキッドビーム ウェブを削り落とし、穴あき桁(0.5mm幅)のPEに付け替え。 柱の中央に桁をつけると天井裏の桁と揃わないので、天井裏の桁のモールドは外側を削り落としてからPEを貼り付けています。 レールはt0.1のプラペーパーで下フランジをつけてエ型に。 pic.twitter.com/6cLTuNllEA

2022-07-10 16:54:02
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塗装のしやすさと組立てやすさを両天秤にかけ、ここまで一体にしました。 接着にあたっては実際に甲板の上に仮乗せし、特に舷側に立つ3本の柱の位置と向きに注意しました。 右の探照灯台も接着すると、手摺まで組立を進められますが、塗装の困難さが増すので止めました。 pic.twitter.com/FLESFpgjax

2022-07-11 18:31:00
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反対舷のスキッドビーム こちらも煙突基部を仮置きし、柱の開き加減を確認しながら接着。 しっかり硬化してから裏側にPEを接着しました。 各所スキットビームに使用している穴あき桁のPEは、レインボー社の0.5mm幅タイプで、1/700用の商品です。 pic.twitter.com/9YXdxfkVOm

2022-07-12 18:28:27
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最後のスキッドビーム ここだけはビームが壁の中に埋まっていくので、PEを途中から生やさなければいけません。 しかもその壁が倒れているので、少々面倒です。 文章では表現しにくいので、写真をご覧下さい。 pic.twitter.com/B5NL7Ybi54

2022-07-13 18:33:00
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後部構造物に取り付ける部品の形状修正。 やり出すときりが無いので、ゴールは皆様各自の好みで。 パーティングライン、段差、抜き勾配、ひけ、開口などやる事は色々ありますが、見えなくなる接着面の段差も、かっちり組む為には手を入れたいところです。 pic.twitter.com/6dkLsD7wBw

2022-07-14 19:24:21
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鳶色2号@西館一番奥238 @Tobiiro2

説明書をちゃんと読まずに、模型を組んでる子゛いねぇがぁ~? コンパチの使わない方のパーツに、時間をかけてディテールアップしてる子゛いねぇがぁ~? はーいっ🙋‍♂️😆 😭 pic.twitter.com/oGw1OJqenR

2022-07-15 18:44:10
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鳶色2号@西館一番奥238 @Tobiiro2

後部構造物とスキッドビーム 無事間違いの修正を終えました。 発覚した時は何とか最小限の修正を望むものですが、2回目の作業は考える事も少なく、大抵半分とか六掛けの時間で直せちゃうので、思い切りよく作り直した方がよい結果になると思います。 (経験豊富😅) pic.twitter.com/i6yQIa34NR

2022-07-16 17:11:46
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