備忘録 [2011/11/26] : 秘教性/教条主義/硬直の陥穽

自分用まとめ。 (TRPGの話じゃないよ)
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千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

菊地さんとの共通点は眼鏡だけかと思ってました。 @Schunag

2011-11-26 16:08:41
Schün Ngash @Schunag

@chinoboshka お話をされているときの感じが似ている、とどなたかがおっしゃっていたと記憶します。菊地さんは近年のご自身の仕事を「ポップ・ミュージック(含むダンス・ミュージック)としてのジャズの失地回復」と位置づけていらっしゃるようです。

2011-11-26 16:20:22
Schün Ngash @Schunag

@toyozakishatyou しかも千野さん、DJをやったこともおありとか。他人とは思えない感じになってきました。

2011-11-26 16:24:27
Schün Ngash @Schunag

ああ、これはものすごく大事だ。RT @chinoboshka なにかにたいして反感を抱いたら自分が反感を抱く原因をさぐってみると自分が立ってる地盤の成り立ちが構造的にわかる。モダンジャズ教条主義者や俳句の中の人はやってみたらいい。5年前はミステリの中の人にやってもらった。

2011-11-26 16:34:14

「誰が少年探偵団を殺そうと。」にまつわるやり取り

Schün Ngash @Schunag

千野さんのミステリマガジン連載「誰が少年探偵団を殺そうと。」はミステリ・ファンを自認(「自認」てとこが大事)するひとは必読だと思うんだ。

2011-11-26 16:37:11
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

いつか再構成して読めるようにします。紙か電子かで。RT @Schunag 千野さんのミステリマガジン連載「誰が少年探偵団を殺そうと。」はミステリ・ファンを自認(「自認」てとこが大事)するひとは必読だと思うんだ。

2011-11-26 16:46:24
Schün Ngash @Schunag

@chinoboshka 楽しみにしています!あの一連の原稿には、こちらの固まりかけていた脳みそを横合いから痛快に蹴飛ばされたような、エクソシズムのような効果がありました。

2011-11-26 16:48:02
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

ありがとうございます。ちっとも話題にならない連載でしたが報われました。RT @Schunag @chinoboshka 楽しみにしています!あの一連の原稿には、こちらの固まりかけていた脳みそを横合いから痛快に蹴飛ばされたような、エクソシズムのような効果がありました。

2011-11-26 17:28:27

「秘教」性の解体

Schün Ngash @Schunag

昨夕、BRUTUSの編集者とノワールの話をしていて、90年代のノワール運動は、50年代パルプの再発見/再読解の運動でもあった、と言ったら編集者氏は、「レア・グルーヴみたいなものですね」と応えた。

2011-11-26 16:51:10
Schün Ngash @Schunag

そうだレア・グルーヴじゃん!と目からウロコが数枚落ちた。ことほど左様に「外部のコトバ」って大事だ。外部のコトバでこちらの脳内は再編されるし、外部のコトバがないと外部にこちらの思いを届けることもできない。

2011-11-26 16:52:29
Schün Ngash @Schunag

ぼくの言葉だと、90年代ノワール運動はグランジ勃興と重なる、となるのだけれど、その詳細は12月15日売りのBRUTUSで(ぼくのとっちらかりまくった話がどこまで活かされるかは知りませんが)。

2011-11-26 16:54:48
Schün Ngash @Schunag

RT @chinoboshka: →ヤッピーや日本の恫喝的マニアの慰みものだったジャズがロンドンのDJに解釈されるとダンス音楽になった。当時はDMXやLynnみたいなジャストで太くて揺れないリズムが主流だったからアシッドジャズとデトロイトテクノ(顧みられてなかった808を掘り出した)がいかに変だったか。→

2011-11-26 16:55:45
Schün Ngash @Schunag

僕が国内外でのミステリ用語やミステリ観の差異に注目するのは、千野帽子さんの言う「中の人(壇、女子)が言葉の通じる人たちだけで秘教的に囲ってきた小説や俳句のおもしろさをバラす」ことの契機になりそうな気がするから。海外信仰ではなく相対化の一つの道具。

2011-11-26 17:03:36
Schün Ngash @Schunag

「秘教」性を解体することで読み方のdiversityにつながる門が開かれるのではないか、開いたほうがより楽しいのではあるまいか。と思っているのだ。そしてそんな思いへの道筋は「誰が少年探偵団を殺そうと。」によって、ある程度、舗装された。

2011-11-26 17:06:52
Schün Ngash @Schunag

そうした硬直した読み方は、80年代でいえば、「ハードボイルドは男の生きざまを描くもの」「ハードボイルドは女には書けない」「冒険小説は男のロマン」みたいのが代表的だった。

2011-11-26 17:13:08
Schün Ngash @Schunag

なのでそうした秘教性は、国内ミステリ・ファンだけのものでも、本格ミステリ・ファンだけのものでもない、てことは言っといたほうがいいのかな。ジャンル小説を意識的に読み続ける者全般にありうることなんでしょう。

2011-11-26 17:15:04

ハードボイルドはおっさんの読物。みたいな空気って

みゃーるす @myarusu

@Schunag ハードボイルドはおっさんの読み物。みたいな空気ってなかったのか。ミス研とかに一切所属してなかった人間遠巻きに疑問に思ったりします。

2011-11-26 17:14:54
Schün Ngash @Schunag

@myarusu 現在はあるんではと。ぼくらがミス研にいた頃は現代ミステリのスタンダードがローレンス・ブロックあたりにあったので、それは感じなかったですね。90年代なかばのハードボイルド衰退と微妙にからむ気がします。

2011-11-26 17:16:50
みゃーるす @myarusu

@Schunag やっぱりそうなんですかね。恐らく永嶋さんより10歳くらい若い世代だと思うんですが、新本格全盛って感じで、国内でも同年代はハードボイルドには目を向けてないって感じがあって。

2011-11-26 17:21:53
Schün Ngash @Schunag

@myarusu それぐらいだとありえますね。慶応推理小説同好会は90年代末までは、そこらあたりのミステリのよさを語り継いでいた気がします。

2011-11-26 17:36:48
みゃーるす @myarusu

@Schunag なぜそれが途絶えたのかというのは、誰か決定的な作家がいたりしたんですか? 自分にはどうもよくわからなくて。

2011-11-26 17:43:23
Schün Ngash @Schunag

@myarusu ハードボイルドの最後の作家はやはりレヘインだったでしょうか。商業的にアメリカで男性向けシリーズが苦戦していた時期でもあります。それと本格の隆盛がほぼ同時に起きた印象です。

2011-11-26 18:02:46