最近は、酸性/塩基性って表現使うかなぁ? 苦鉄質/珪長質の方が一般的のような気がする。 ただし、「○○酸性岩体」って固有名詞は別だけど。 twitter.com/volcano_tan/st…
2023-08-02 19:14:16火成岩についての話で「酸性」や「塩基性」という言葉を使う時があるけど、これは別に化学での塩酸やアンモニアみたいな酸や塩基とは違う意味なんだよ。岩石の中の二酸化ケイ素の割合が多いと酸性、少ないと塩基性って事だよ。だから玄武岩は塩基性で流紋岩は酸性だね。
2023-08-02 18:18:11@pmagshib 古今書院新版地学辞典によると、酸性岩/塩基性岩という分類は、1897年にロシアの岩石学者F. J. Loewisson-Lessingが提唱したものだそうです。何故、酸性/塩基性かは、これには書かれていませんね。
2023-08-02 19:33:41@1484h わたしゃそれで習ったので、なかなか直りません。ところで、硅長質は鉱物で、苦鉄質は元素というのもイマイチかも。
2023-08-02 19:39:00@pmagshib 都城・久城(1975)の岩石学の教科書には「酸性とか塩基性の語は、化学ではちがう意味に広く用いられている。それで、誤解を起こすといけないから、避けたほうが良いという意見がある。(中略)本書の中の火成岩の分類記述の章では、フェルシックとマフィックを用いる。」と書かれていますね。
2023-08-02 19:44:55@pmagshib 坪井誠太郎(1938)岩石学の教科書には「SiO2の量の多い岩石を酸性岩、それの少ない岩石を基性岩または■基性岩、其の中間の岩石を中性岩と呼ぶ習慣がある」とだけ書かれてます。(■は見たことない、読めない漢字)
2023-08-02 19:50:33@pmagshib 「Early in the development of petrology, silica in magmas was thought to combine with water to form siliceous acid, whereas MgO and FeO were thought to form bases. This led to the terms acid, basic, and ultrabasic. Although these are obsolete, they are still commonly used.」
2023-08-02 20:11:00@1484h てなことですか。まあ、physical therapy を物理療法と言い続けているのとどっこいどっこいだとは思うのですが。
2023-08-02 20:20:38@1484h その頃が転換期なんでしょう。私は高校卒74年のロートルだから、いまだに酸性岩の方がしっくりきます。講義では気をつけるのですが、つい。
2023-08-02 21:33:08@pmagshib 久野先生の「火山および火山岩(第2版, 1976)」では「フェルシック(fesic, 珪長質)」、「マフィック(mafic, 苦鉄質)」という語句がありました。一方で酸性、塩基性は索引にないですね。
2023-08-02 21:34:26@1484h 体感では、日本語の酸性岩はまだごく一般的に用いられると思いますね。いわゆるグリーンタフとか。英語のacidic rockはだいぶ減った気がします。
2023-08-02 19:25:26@geoign 岩石学の本をぱらぱらっと眺めてみたんですが、変成岩だと塩基性って語句を使いますね。グリーンタフとかはその影響かも。
2023-08-02 19:56:23@pmagshib @geoign さっきパラっと見た緑の教科書では、酸性/塩基性だったかもしれません(うろ覚えなので要確認ですが)
2023-08-02 21:39:29