茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第3108回「イーロン・マスク氏は困ったところがあるし、ツイッターがＸになったのは当惑するけど、とりあえずそれで回していくしかない」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート３１０８回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

イーロン・マスク氏がツイッターを買収して以来、今回の「Ｘ」への名称変更に至るまで、いろいろな発言、行動、そして変化があって、それに対して批判、抗議したり、アカウントを消してしまう方などがいらした。この間、私は「何か違うんだよな」と思ってきた。

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イーロン・マスク氏がツイッターでやってきたことに対する批判や抗議に、「何か違う」と思ってきた感覚が、今朝、ふと言語化できた。それは、組織とかでの人材の活用と関わることである。

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いろいろな経営者の方と話していると、とにかく人手不足だから、仕事の能力も人間性も理想的な働き手など得られるはずもなく、とにかく今いる人材で回していくしかないんだとおっしゃる。そのことと、ツイッターをイーロン・マスク氏が買っていろいろやっても仕方がないという感覚は似ている。

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もちろん、組織における人材活用で、今いる人で回していくしかないということと、経営者、企業家であるイーロン・マスク氏の事象は異なる。ただ、この世界には有限の要素しかなくて、それでなんとか回していくしかないという点においては共通している。

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ツイッターはさまざまな歴史的経緯があって、今こうやってつぶやいていることも含めて、意見や見解を交わし合うプラットフォームになってきたのであり、たまたまイーロン・マスク氏がそれを買収していろいろ変えたとしても、忍耐して使っていくしかない側面がある。

茂木健一郎 @kenichiromogi

イーロン・マスク氏が気に食わないとか、ツイッターがＸに変わったら駄目だと、マストドンとかスレッズとかに移行するという衝動は、今組織にいる人材が駄目だからがらがらどんでゼロからやり直すという発想と似ている。でも、そうやっても、結局あまり良くならなかったりするのだ。

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イーロン・マスク氏は困ったところがあるし、ツイッターがＸになったのは当惑するけど、とりあえずそれで回していくしかない。この感覚と、さまざま組織、場所で、今いる人でなんとかやっていくしかないという感覚は似ていて、どちらも役に立つと私は思う。

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以上、連続ツイート３１０８回、「イーロン・マスク氏は困ったところがあるし、ツイッターがＸになったのは当惑するけど、とりあえずそれで回していくしかない」をテーマに７つのツイートをお届けしました。