衣服標本家：長谷川氏によるサイクリングスカートについて再び

衣服標本家：長谷川 @rrr00129

19世紀末、女性はどのように自転車に乗っていたのでしょうか 例えば、こんなに優雅なスタイルで颯爽とペダルを漕いでいました でも「スカートで自転車に乗るのって、面倒じゃないですか？」 今回は、130年前の女性たちが考案した【驚きの仕掛け】を紹介します 実は、このスカート、釦を外すと...

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「ズボン」に変身するのです 歩くときはスカートに、自転車に乗るときはズボンになる仕掛けが付いています 19世紀は、女性がズボンは履くのはNGだったんです しかし、自転車に乗り辛い そこで考案されたのが【サイクリング スカート】でした 自転車に乗るときだけ、ズボンに変身させたのです

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一体どのような構造になっているのでしょうか スカートの正面に、突出した布を噛ませていたのです 突出した布の、釦の掛ける向きによってスカートとズボンを切り替えていたのです このギミック、めちゃくちゃ面白くないですか？ 見た目と機能性を両立させた素晴らしい発明です

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こちらは、アメリカのMETミュージアムが所蔵するサイクリングスカート（1896-68年製）です ご覧の通り、今回紹介しているスカートと同様のギミックが搭載されています 以前紹介した「ブルマー」と同じように、女性の社会進出を象徴するアイテムとして、19世紀末において重要な衣服なのです pic.twitter.com/EcMgXBinMb

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後姿にも工夫があります 一見するとスカートのように見えますが、実はズボンになっているんです 大きなプリーツを効果的につかって、まるでスカートに見えるようにデザインされています もちろん、このプリーツはペダルを漕ぐときの「運動量」としても機能します pic.twitter.com/PZhrInGuLF

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ちなみに、当時の製図書に載っている型紙はこんな感じです 当時の本あるあるなんですが、ギミックに関する詳しい説明はほとんどありません これだけの情報で本当につくれたのでしょうか 頭を悩ませながらも、チクチク縫ったであろうご婦人の苦労を想像してしまいます pic.twitter.com/hxouw0vZam

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以前、別ヴァージョンのサイクリングスカートも詳しく紹介していたので、ぜひ合わせてご覧ください こちらは、袴っぽいデザインで格好良いです twitter.com/rrr00129/statu…

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1900年ヴィクトリア朝 驚くべきギミックが隠された【サイクリング スカート】を紹介します 産業革命の影響により、女性たちは続々と社会進出を果たします ヴィクトリア女王が娘たちに自転車を買い与えたことにより、新たなスカートの開発が進みました まるで袴のようなデザインに隠された意図とは？ pic.twitter.com/9WVkIScKpu

2022-07-04 15:55:27

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「いや、スカートも良いけど、ブラウスも気になる」 そんな声も聴こえてきます... この「レッグ・オブ・マトン・スリーブ」や「ジゴ・スリーブ」はたまた「エレファント・スリーブ」と呼ばれる袖については、後日また紹介します 羊なのか象なのか、どちらにせよ普通の袖じゃないことは確かです

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10月に開催する【半・分解展 東京】の入場チケットは購入済みでしょうか？ 私と一緒に、展示会場を巡る【モーニングレクチャー】はすでに完売した日時もございます 残り少ない枠もございますので、ご興味ある方はお早めにお願いします チケット購入はこちらです↓ https://t.co/wY2we7pSdu

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