花びらの数

NHKヒューマニエンス(2022年11月15日放映)で「花びらの数とフィボナッチ数列」が紹介されていますが、生物学では根拠がありません。それを詳しく説明します。
1
Yutaka Nishiyama @ma85003

[花びらの数 24] 佐藤修一『自然にひそむ数学』1998 「すべての高山植物の花びらの数が、フィボナッチ数になっているわけではありません」p247 「はたしてこのような極めて合理的に作られた植物が、地球上のどこかにほんとうに存在するのでしょうか」p252 pic.twitter.com/OCJemcrziu

2023-09-09 08:02:28
拡大
Yutaka Nishiyama @ma85003

[花びらの数 23] フィボナッチ数列(岩波数学辞典) わずか3行 pic.twitter.com/hAfwagUqSU

2023-09-09 07:33:48
拡大
Yutaka Nishiyama @ma85003

[花びらの数 22] シンパー・ブラウンの法則(岩波生物学辞典) 「これは古典的に有名な葉序の法則ではあるが、近似値を示すにすぎず、またこれにあてはまらない例もある」 pic.twitter.com/cmN9O2lkIN

2023-09-09 07:32:35
拡大
Yutaka Nishiyama @ma85003

[花びらの数 21] ResearchGateにアップしている論文の閲覧数Top 20です。 1位が卵形の数理、2位が花びらの数理です。 花びらの数はなぜ5枚が多いのか、ヒトデの腕はなぜ5本か、ヒトの指はなぜ5本かに関心があるようです。頑張ります。 pic.twitter.com/9cnH3uqopX

2023-09-09 09:29:49
拡大
Yutaka Nishiyama @ma85003

[花びらの数 20] 日本フィボナッチ協会前代表、中村滋氏の記事 1962年、アメリカで設立 1999年、日本で設立 数学上の話が中心で、花びらの数についての記述がなかった。 中村滋『フィボナッチ数の小宇宙』「3.ヒマワリの花に隠された秘密」2002年を読んでみよう。 ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300…

2023-09-08 21:16:22
Yutaka Nishiyama @ma85003

[花びらの数 19] five petals(5枚の花びら)でネット検索すると多くの記事や画像がヒットする。その理由は用不用説かフィボナッチ数や黄金比など、ほとんどが頓珍漢である。つぎのブログは私の論文をよく理解してくれている。日本語に翻訳すれば概略がつかめます。 anotherglobaleater.wordpress.com/2018/07/04/flo…

2023-09-08 13:35:46
Yutaka Nishiyama @ma85003

[花びらの数 18] Five petals: The mysterious number "5" hidden in nature 数理科学の記事は英語に翻訳し、学術雑誌2誌に掲載されているが、一般にも読めるようにResearchGateにアップし、現在9840件の閲覧がある。 researchgate.net/publication/25…

2023-09-08 13:14:15
Yutaka Nishiyama @ma85003

[花びらの数 17] 花びらはなぜ5枚が多いのかは、筑摩書房の本に書いた。それを数理科学に要約した。5が決定するのは遺伝子でもフィボナッチ数でもなく、花芽形成期の茎頂細胞の幾何学的配置で説明した。5角形を入れると平面が立体になり安定する。 chikumashobo.co.jp/product/978448… yutaka-nishiyama.sakura.ne.jp/suri/suri0408.…

2023-09-08 13:03:32
Yutaka Nishiyama @ma85003

[花びらの数 16] ノボタンの花びらは5枚を基本に4枚や6枚もあり、稀に7枚もあると理解すべきだ。花びらの数は統計的に分布するもので、フィボナッチ数のようにマーガレットの花びらは21枚と固定すべきではない。 blog.goo.ne.jp/miracle_nature…

2023-09-07 21:46:35
Yutaka Nishiyama @ma85003

amazon.co.jp/%E5%BD%A2%E6%8… [花びらの数 15] ワトソンとクリックがDNAの二重らせんを発見して以来、分子生物学と遺伝子研究が主流になっているが、遺伝子をいくら解明しても、花びらの数が5枚の理由を見つけられないだろう。これは前成説の再来であり、解明の先送りである。私の研究の参考になった本。

2023-09-07 15:03:57
Yutaka Nishiyama @ma85003

[花びらの数 14] 批判的精神が健在だった1979年に出版、「対数螺旋と黄金分割」でフィボナッチ数は数理的な美しさは別として美術の世界では黄金比の評価は逆という。時代は逆行してるように思う。科学は疑問や批判から始まる。ヒューマニエンスに騙されてはいけない! pic.twitter.com/MZBt2QwnQv

2023-09-07 14:49:00
拡大
Yutaka Nishiyama @ma85003

[花びらの数 13] NHKのホームページから、NHK会長に意見を上げました。 pic.twitter.com/lcWMxYIjug

2023-09-05 13:52:00
拡大
Yutaka Nishiyama @ma85003

[花びらの数 12] ヒューマニエンス(2022.11.15放映)で、十分な検証がされず間違った報道がされている。私はNHKに訂正、削除を申し入れたが回答がない。この顚末をつぎにまとめた。 西山豊「花びらの数はフィボナッチ数列に落ち着くか?」『数学文化』No. 39, 104, 2023.3 yutaka-nishiyama.sakura.ne.jp/sonota/subunka…

2023-09-05 12:30:45
Yutaka Nishiyama @ma85003

[花びらの数 11] 花びらが4枚の花です。159科のうち3枚が13科、4枚が38科、5枚が84科、6枚が24科あります。「花びらの数がフィボナッチ数に落ち着く」としても、4が含まれていないのは致命的です。このような間違った主張をNHKヒューマニエンスが報道していいのですか。 pic.twitter.com/4MEIP03aVt

2023-09-05 12:00:58
拡大
Yutaka Nishiyama @ma85003

[花びらの数 10] 中村滋氏のp17にヒマワリの花びらの枚数は13, 21, 34,55とフィボナッチ数が多くみられる。コスモスの花びらは8枚、ツワブキは13枚、梅や桜は5枚、マーガレットは多く21枚とある。「天才を育てた女房は」はこれを参考にしているようだ。私はツワブキを調査し7枚~13枚に分布していた。 pic.twitter.com/LulugLLFBG

2023-09-04 15:54:05
拡大
Yutaka Nishiyama @ma85003

[花びらの数 9] ヒューマニエンスが引用したというWEBサイト、論文でも研究でもなく、フィボナッチ数に対応する花を並べただけ。検証もされず真実かのように報道されているのが問題。番組はスローハンドという下請け会社が制作している。 tlhiv.org/tmp/goldenrati… pic.twitter.com/wrp29dMCwY

2023-09-04 15:43:09
拡大
Yutaka Nishiyama @ma85003

[花びらの数 8] シンパー・ブラウンの法則というのがあります。葉序(葉のつき方)がフィボナッチ数と関連するという説明ですが、すべてではありません。ja.wikipedia.org/wiki/%E8%91%89… 岡部拓也「葉序の究極要因」に詳しい検証があります。 cir.nii.ac.jp/crid/105028281…

2023-09-04 14:09:48
Yutaka Nishiyama @ma85003

[花びらの数 7] 数学セミナー(日本評論社)のバックナンバーからフィボナッチ数に関する記事を検索した。2018年8月号に特集が組まれている。花びらの数はフィボナッチ数によると誰が言い出したのか、著書もある中村滋、佐藤修一、近藤滋氏の文献をあたってみよう。 nippyo.co.jp/shop/magazine/…

2023-09-04 13:27:15
Yutaka Nishiyama @ma85003

[花びらの数 6] ウサギは繁殖力が強いがフィボナッチ数列に従うのか。他にも、樹木の枝、オウムガイの黄金らせん、ひまわりの種、らせん葉序があるが、数学者は疑わない。その延長線上に花びらの数があるが、これらを批判的に検討することが大切だ。 ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6…

2023-09-04 12:21:27
Yutaka Nishiyama @ma85003

[花びらの数 5] レオナルド・フィボナッチ(1170頃-1250頃)が考えたウサギのつがいの問題を図解したものがネットにあります。たとえば、これ。高校数学の漸化式ではひとつ前と二つ前の項の和となります。 pic.twitter.com/Dh1FEL655j

2023-09-03 21:00:37
拡大
Yutaka Nishiyama @ma85003

[花びらの数 4] 5数性(5または5の倍数)の代表的な花20点です。 ヒマワリやコスモスなどキク科の花は集合花で5数性に分類されます。 サクラの花はなぜ5枚でしょうか? これを生涯探求すると、ヒトの指がなぜ5本かがわかります。フィボナッチ数列では5枚の花がなぜ多いかの説明はできません。 pic.twitter.com/hYjRJBKbqM

2023-09-03 15:34:38
拡大
Yutaka Nishiyama @ma85003

[花びらの数 3] 海外の一部の小学校で花びらの数がフィボナッチ数で説明されています。 花びらが4枚の花が含まれていません。 植物は、じっくり観察するところから始めたいですね。 pic.twitter.com/Mj5raqWpwb

2023-09-03 15:09:30
拡大
拡大
Yutaka Nishiyama @ma85003

[花びらの数 2] 「ヒューマニエンス」(NHKBSP, 2022.11.15) 花びらの数はフィボナッチ数列に落ち着く、とあるが 生物学の根拠はなく間違いである。 虚偽の報道であるのでNHKとBPOに訂正を申し入れたが回答がない。 フィボナッチ数列に花を並べただけではないか! nhk-ondemand.jp/goods/G2022124… pic.twitter.com/3rO4T0PN5U

2023-09-03 14:32:19
拡大
拡大
Yutaka Nishiyama @ma85003

[花びらの数] 「天才を育てた女房」(読売, 2018年)の1シーン 花びらの数がフィボナッチ数で表される。真理のような印象を与えるが、植物学での根拠はなく間違いである。 ytv.co.jp/tensai/ 数学監修、数学協力の人が監督、脚本にどのように伝えたのか調べてみたい。 ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9… pic.twitter.com/sD7tQPS1Rm

2023-09-03 14:05:45
拡大