「第2の地球」か NASA、太陽系外で初確認 について

星のソムリエ、廣瀬匠 @kippis_sg 氏のつぶやき解説。
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廣瀬 匠(Sho Hirose) @kippis_sg

今日一番のニュースはこれだと思われるので、NASAのリリースをもう少し詳しく見てみたい。 →http://t.co/Ypqjunqk:「第2の地球」か NASA、太陽系外で初確認 http://t.co/zLx8rqHI

2011-12-06 21:29:25
廣瀬 匠(Sho Hirose) @kippis_sg

地球の内側を回る金星は灼熱の惑星で、外側を回る火星は冷え切った世界(一時期は水のある温暖な気候だったという説もあるが)。地球の軌道は太陽からの距離が適切なハビタブルゾーン(生存可能領域)にあり、太陽系外で惑星が見つかった場合もハビタブルゾーンにあるか否かが重要。

2011-12-06 21:30:00
廣瀬 匠(Sho Hirose) @kippis_sg

今回のニュースのポイントは、太陽系外惑星を探すNASAの宇宙望遠鏡ケプラーが、初めてハビタブルゾーンに位置する惑星を発見したこと。 http://t.co/cPoC3Owm

2011-12-06 21:30:18
廣瀬 匠(Sho Hirose) @kippis_sg

ケプラーは約15万個の恒星を観測し続けていて、惑星(それ自体は暗すぎて地球から見えない)が横切るときに恒星が暗くなる「トランジット現象」を探す。今年2月、トランジットらしき減光が約千件、つまり惑星候補が約千個あると発表された。他の望遠鏡の観測などにより28個の実在が確認済。

2011-12-06 21:30:36
廣瀬 匠(Sho Hirose) @kippis_sg

今回発見された惑星、ケプラー22bは、トランジット観測により直径が地球の2.4倍であると分かったが、質量が不明なので地球の様な岩石惑星と断定できない。もっと小さくて地球みたいな惑星は既に知られている。しかしハビタブルゾーンど真ん中にいるという点でケプラー22bは特別。

2011-12-06 21:30:43
廣瀬 匠(Sho Hirose) @kippis_sg

また、今回の発表では、トランジットらしき事例がさらに1094件見つかり、ケプラーが集めた系外惑星候補データは2326個にまで増えた。これも凄いことだと思う。なお、存在が確実視されている系外惑星の数は、ケプラーによるものも含めて約700個である。

2011-12-06 21:30:49