奈良パークホテル「天平の宴」関西旅行10/6~8 その2

平城京の再現料理フルコース食べてきました!
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LR @LR_ery

10/6関西旅行行ってきたの続きです、前の投稿でまだ昼ごはん前だったんですよ! x.com/LR_ery/status/…

2023-10-12 23:23:01
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10/6から関西行ってきたのです。 文字通り王侯貴族の豪遊をしてきたので覚えているうちにお裾分け。 とりあえず朝御飯は崎陽軒のおべんとう秋。 新横浜発始発ひかり533号なので自由席ですむしろこの始発に乗るためにハマヨコの民は早起きするのです。 pic.twitter.com/BqayKZQlg0

2023-10-09 22:44:02
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万博記念公園でフィーバーしすぎたので一つ予定を飛ばして奈良へ連れてっていただきました。 宿泊地は平城京のほとり奈良パークホテル。 日帰りの宝来温泉もしみじみよいので平城京から退勤したらぜひ!

2023-10-12 23:23:01
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奈良パークホテルでご飯のお時間です。 案内されたお部屋は←。停電じゃありません。 ちゃんと灯火で照らされてます。 灯火は油にろうそくの芯だけ浸したオイルランプ。 って、灯火一つでも結構見えるけど全然見えない! →は扉を閉める前、廊下の明かりが入っているときのお写真。 pic.twitter.com/xqBqUQHzky

2023-10-12 23:23:02
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ということで奈良パークホテルの平城京王侯貴族の宴席再現ディナー「天平の宴」体験です。 灯火一つで部屋まで通されたんですが現代人には無理でしょ、との恩情でちょっと明るさ控えめの電灯つきました。電気ありがとう!! ←は着席時に用意されていたもの。 →はあとで撮ったお品書き。 pic.twitter.com/oB8rAsKOs5

2023-10-12 23:23:03
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平城京の宮女姿のお姉さんが運んでくれたお料理を、やっぱり平城京お役人姿の案内人さんの解説でいただきます。…服が青かったので…中級お役人くらい? まず藻塩。酢。醤。 平城京料理は自分で味付けするのです。酢は役所で作ってました。…あとでわかるのですがこれ自体がうまい。 pic.twitter.com/WINx8WXZOo

2023-10-12 23:30:21
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伊豆国堅魚の煎汁 甘葛煎 白酒 梅酒 奈良まで!伊豆のカツオが!カツオを茹でた汁を煮詰めに煮詰めたものを税として納めたそうです。 甘葛煎は、削り氷に甘葛、のあれ!蔦の樹液を煮詰めたもの。 この二つはあとのお料理に使われます。 白酒はほんのり濁り酒。実は奈良の酒造豊祝謹製。 pic.twitter.com/rNiO2au2R5

2023-10-13 00:26:48
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現代人用に醸造してるけどあまり量は作っていないとか。 そしてこの器が宴に出てきたときはですね、取っ手をテーブルに水平にして持ち、口を酒杯にくっつけるようにして注ぎます。でないとこぼれます。 梅酒は料理長さんのお心遣いで、平城京では飲まれてないはず(蒸留酒なかった)

2023-10-13 00:26:48
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鹿腊(しかのほじし) 火干し鮎(あゆ) 干し肉!奈良のあれの!(神域以外は無問題です) 鮎は普通に鮎。 現代人でも普通に食べやすい固さに仕上げていただいています。 そして素材の味がするので前述の塩も醤もなくていい…いいけど味付けしたらどうなるのか、そもそも塩うまいと試していきます。 pic.twitter.com/08jZtORiPQ

2023-10-13 00:26:49
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この平城宮の再現晩餐天平の宴、35年続いています。 「朱雀門の赤と柳の緑をふんだんに使った野菜と黒米のリゾット平城京風」程度ではありません。 再現当時、ガチすぎて現代人には食えないと大苦情が来たものを試作を重ねて固さや発酵具合をマイルドにしたものなのです。

2023-10-13 00:26:49
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老海鼠 伊加醢(ほや いか ししびしお) 干多古(ほしたこ) ほやっほー! ホヤとイカの塩辛 塩と米で漬け込んだ現代で言えば鮒ずしみたいななれずしです。 冷蔵技術のない時代の塩漬けとはいえなまもの… だがしかし海無県の奈良ですが、実は生駒山越えたらもう海なのでした。鯖街道は多分まだ。 pic.twitter.com/k3drFH0Y38

2023-10-13 00:26:50
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たこはたこ!するめとはちょっと違う歯ごたえです。 既に贅沢しまくってます、当時の宴席の海の幸山の幸全て税として納められたものです。 その納めたものが木簡に記されていた…宅配伝票ですね。地元すぎて伝票残ってないけどお野菜も食べてましたよ平城京。

2023-10-13 00:26:50
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鯖魚酢 熟蘇 鯖寿司!高菜で巻いてショウガ添えてありますもちろん現代人用に手加減していただいてます。 酢飯が使われるようになったのは江戸時代。それまでは発酵ご飯! 熟蘇はみんな作った煮詰め牛乳です。ほろほろ。 ほんのり甘味と塩分とうまみを感じます。牛の絶対数が少なかった時代の大贅沢。 pic.twitter.com/wNQlxuU5I5

2023-10-13 00:26:51
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秋の香の羹 毛知比(おもち) 木ノ芽 香菜(パクチーではない) ここまでほぼずっと乾き物に来た温かいおつゆ! 素材そのままの味から滋味を探り当てるため鋭敏になってるところに来たお吸い物は松茸様! まずは塩分なしで味と香りを楽しみます。藻塩を一つまみずつ入れて最適を探り当てるのが楽しい… pic.twitter.com/R83Ob9Wnzi

2023-10-13 01:20:11
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志摩国多比寸物広米押し 角俣(赤い海藻) 山葵 醤酢 鯛のお刺身!! 現代よりぶ厚く切ってあって、現代人用にほんのり昆布締め。 山葵は当時もあり!これを前述の醤を酢で溶いたものにつけていただきます。 当時はさばいて柵にして塩効かせて樽に重ねて重ねて担いで来たようです。 pic.twitter.com/6G0yimlMm7

2023-10-13 01:20:11
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阿波国黒米 松の実 参河国佐米楚割(みかわのくにさめすわやり) 鮭楚割(さけすわやり) 橘 黒米は芯まで真っ黒!もち米にぷちぷち皮があるような食感でした。 そしてサメですワニです。鮭です。橘は今回スダチでした。 楚割は魚を細長く切って干したもので、今の鮭とばくらいかっちかちのはず。 pic.twitter.com/KJASG1LNxu

2023-10-13 01:20:12
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でも手加減しておいしい干物くらいの水分加減でした。 鮭は蝦夷から来てたそうです、が、今の北海道が奈良時代の蝦夷地とは限らない!直接納めたのか取引取引で届いたのかはわからない!けど東戎としては奈良朝廷の影響力を感じすぎて身震いしながらいただきました。 実際うまみ力高すぎました。

2023-10-13 01:20:12
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阿波国猪脯宍(いのししほじし) 朴葉 百合 奈須比(なすび) 知智(ちち) 舞茸 イノシシ干し肉の朴葉焼き!人類でっかい葉っぱがあれば食器にする! 百合根、ちちは銀杏。なすびは方言じゃない、古式ゆかしい呼び名だ!舞茸! イノシシは脂を抜いて干してあるのであっさりと見せかけてうまみ凝縮。 pic.twitter.com/59Q6xRzCiJ

2023-10-13 01:20:13
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熟鮑醤煮 家芋 大豆 鹿尾藻(しかのぼんじりではない、ひじき) 大豆の煎り汁 お匙で隠してしまいましたが鮑様です干し鮑一人一つ。 それを前述のカツオのゆで汁煮詰めたのと大豆のゆで汁と醤で煮たもの。 里芋とひじきと大豆が入っています。 鮑柔らかい…鋭敏になってる舌に全力のうまみと塩味… pic.twitter.com/msTAv0igtr

2023-10-13 01:20:14
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忘れてた!この当時のお箸再現。両端が同じ太さなのです。 そして、個別皿で漆塗り以外は素焼き皿。皿は使い捨てです。 大皿盛り宴席の時代もあったそうなのですが、繰り返す流行り病や穢れ思想で使い捨ての時代が来たとか。 洗剤ないしね! pic.twitter.com/PCW33JiWEu

2023-10-13 01:20:14
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楡蟹 生瓜 心太(こるもは) 枸杞子 大根 煮たカニのほぐし身に大根おろしとクコの実を添えて。 瓜はウリ。 そしてこるもはは凝る藻葉とかいろいろ説がありますがテングサで作る心太です、酢で食べます。 pic.twitter.com/BCQEaysZhU

2023-10-13 01:20:15
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赤米粥 阿津支(あずき) 須々保利漬け(すずほりづけ) 赤米とあずきのおかゆ、蓮の実入りです。 前述のとおり甘味など贅沢すぎるので素材のうまみでいただくか塩をちょっと入れて。滋味あふれます。 お漬物は大根の角切りの醤漬け。よいポリポリ具合でした。おみやげに売ってなかった…! pic.twitter.com/pQfkgVWroK

2023-10-13 01:20:15
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久多毛能(くだもの) 柿子 甘子(柑橘 みかん) 干一熟(ほしいちじく) 呉桃(くるみ) 生大豆 梨子 この時代から果物って言ってたの?ほんと? それはともかく枝豆は果物です!甘いから!実際ここまで食べてくると枝豆の甘味がしみわたります。 pic.twitter.com/3m7fJ1wxTW

2023-10-13 01:46:59
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唐菓子 餢飳(ぶと) 環餅 索縄 ぶとは小麦粉の皮に甘くない小豆餡くるんで揚げたもの。さっくりねっちり。 環餅はねじねじ小麦粉生地を揚げたもの。ばきばき。 索縄もねじねじ小麦粉生地を揚げたもの。ばきばき。 索縄は揚げずに伸ばして干したらあら不思議そうめんの祖! pic.twitter.com/qgzyyrdXPo

2023-10-13 01:46:59
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