湯浅誠氏の駿河台大学での講演(2011年12月7日) @mhatta 氏による連続ツイート
湯浅「自治会を作ろうとしても、一番若い人が65歳とか。そういう人を自治会長にしても、自治会長が一番元気なので抜けていく。最後の最後まで残るのは、一番弱い層」
2011-12-07 13:53:41湯浅「阪神の失敗を繰り返すなというスローガンだった。しかし、このままだと、10年後には、阪神の反省は活かされなかったということになるだろう」
2011-12-07 13:54:10湯浅「避難所や仮設住宅とかに視点が集中し、避難所とか仮設の周りの自宅に避難している人たちが取りこぼされていくという問題も起こってくる」
2011-12-07 13:56:59湯浅「自宅にいる人たちで、誰が支援を必要としているかをはっきりさせる必要がどうしてもある。それにはローラー的訪問をしなければならない」
2011-12-07 14:01:30湯浅「例えば、震災前にはヘルパーが通っていた要介助者がいる。ヘルパーさんも被災している場合がある。自宅にいる人はどうやって生活しているのだろうか。家族が無理に無理を重ねて、倒れそうになっているのではないか」
2011-12-07 14:02:01湯浅「こういうことが何ヶ月も分からなかった。理由は、自治体の個人情報保護条例。この法律があるかどうかが阪神大震災との大きな違い」
2011-12-07 14:02:59湯浅「災害があると自治体の業務は何倍にもふくれあがる。戸別訪問などとうてい無理。 阪神のときは障碍者手帳持っている人の住所録を民間の障碍者団体等に渡して2万戸くらい訪問」
2011-12-07 14:04:13湯浅「それが、今回はこうした個人情報を勝手に第三者に渡したということになると自治体が訴えられる可能性があるというので渡さないことになった。どの団体も軒並み断られたという」
2011-12-07 14:04:40湯浅「やれたのは南相馬市だけ。何かあったらすぐ逃げる体制を整えておかなければならなかったので、自治体の人が踏み切った。他の自治体はやらなかった」
2011-12-07 14:05:05湯浅「被災者の状況は、こちらから調べにいかねばならない。しかし、便りが無いのは良い便り、ということになってしまう。これは事前に準備しておくべき問題。これはほんの一例」
2011-12-07 14:08:48湯浅「時間も無いので話を変える。未婚率。男が25~29歳で7割くらい。30~34歳で二人に一人。女が25~29歳で6割、30~34際で3割。ものすごい勢いで増えている」
2011-12-07 14:10:26湯浅「多くの人はこれを聞いて、自分は非正規雇用にならないようにしようと考える。しかし、年々非正規の割合は増えている。90年代は10人に2人。今は10人に5人。どんなに努力しても半分は非正規雇用。これは個人の努力の問題ではならない」
2011-12-07 14:11:24湯浅「就活も婚活も昔はなかった。それは当たり前に出来る社会だったから。それが出来なくなったのでそういう言葉が出来た」
2011-12-07 14:12:22湯浅「男女とも、9割の人が結婚したいと言っている。何人子供を持ちたいかと聞くと、平均2人と答える。これは何十年も変わっていない」
2011-12-07 14:14:32