「もしペリー艦隊の“礼砲”に反撃していたら？」⇨最悪野蛮人として滅ぼされる！マナー講師って叩かれるけど礼儀知らずは国の存亡に関わるという話。

SOW＠ @sow_LIBRA11

マナーや作法ってのは文化で、文化ってのは単独で尊意するものではなく共通の価値観を持つ者の間で共有されるもの。 なので、「礼儀知らず」「無作法」というのは、その当人だけでなく、「帰属する集団」に対してのものでもある。つまり、　＜RT

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「無作法をしたとしても、それを諌めてくれる人が周りにいなかった」という証になってしまう。 なので、昔は「育ちが知れる」「親の顔が見てみたい」という形で揶揄された。 「あなたの失態はあなた一人ではなく、あなたに関わらう全ての人の恥になるのだから気をつけなさい」という意味でもあったのだ

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ろうという話で、だからこそ恐ろしいのが、「共通の作法やマナーを知らんないということは、共通の認識を有する集団の帰属者ではないので、その帰属者になら大前提で振る舞われる権利を無視して良い」になる。 これは個人間でも組織感でも職業や階層や、さらには、「国家間」でも存在する。

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「我々は礼を尽くした。その礼を礼として認識できないということは、あなた方は対等の対話をする権利を有しない人たちなので、そのように接します」となる。 礼というのは意外と怖いものではある。

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「風雲児たち」だったかで描かれていた「黒船来航」のシーンで、ペリー艦隊の礼砲に、うろたえる幕府侍たち。「すわ戦か！？」と騒ぎ出す彼らを、その意味を知っていった高官が、「動くな、騒ぐな！　アレはそういうものではない！！」と大声で制止する。

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大砲は、火薬を込め、弾を装填するまでに手間がかかる。なので、入港する前に大砲を全部一回撃てば、すぐに砲撃できなくなる。 「こちらに攻撃の意志はない。だから即座に攻撃できる態勢で無くした」というところから、「入港時に空砲を撃ち、攻撃の意志がない」ことを示す「礼砲」の文化が生まれた。

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「彼らは攻撃の意志はないと示しただけだ」と解説する高官。別の侍が「なんてまぎらわしい！　そんなことこっちは知らんぞ、戦と思って襲いかかられたらどうするつもりだ」と、それに対し、高官は続ける。 「その時はこちらが礼儀知らずとなるだけだ」

SOW＠ @sow_LIBRA11

「攻撃の意志のないものに襲いかかった野蛮人として、彼らは正当な”反撃”の名分を得るだけだ。敗北の末に、我々が”悪かった”ことになるだけだ」 その答えに、ゾッとする別の侍に、 「覚えておけ、これから日本が相手するのはそういう世界だ」

SOW＠ @sow_LIBRA11

こう考えると、古代中華の時代から「礼」というのが凄まじい重要時とされ、明治日本が「猿真似」と内外から嘲笑されながらも西洋の礼法を取り入れたのも、「同じ価値観を有する者なので、対等の権利を前提として対応してください」という外交でもあったのだなぁと。

SOW＠ @sow_LIBRA11

「くだらない」「形骸的」「マウント取り」などと言われるマナーの向きだが、やはり「ああ、こいつはオレたちとは違うな」と思われれば、そこで終わるという場があるのも事実で、意外とそれは現代でもまだまだあるのよなぁ。

忍者 @ninja_ninninn

歴史的には、マナーや作法を抽象化と体系化して明文化したのが法律の起源なので、当たり前の話。 twitter.com/sow_LIBRA11/st…

89siki @89sikin

中華さんとこ 自分たちが延々作り上げた 礼 を後から暴力で無効化した分際で何言ってる という心理もあるのかなとふと twitter.com/sow_LIBRA11/st…

やクター @doctortt1

思い出す話…😰 twitter.com/karin5858/stat… twitter.com/sow_libra11/st… pic.twitter.com/x7RqXxtBCI

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