映司とアンクは、映画の中にさいごの姿をとどめて、消えた。そのことがものすごく悲しいし、寂しい。それが、秀君やりょんが役者や表現者として次のステップに進むために絶対的に必要なことだとわかってはいても、あの二人の中から、「映司」と「アンク」が消えてしまったことが、本当に悲しい。
2011-12-11 03:55:33「映司」と「アンク」を憑かせているということは、二人にとって、つらかったろうし、苦しかったろうし、嬉しかったろうし、楽しかったろう。それらを万感こめた思い出として大事にしまって、二人は、また、その二人を見ているこちらも、次の一歩を踏み出さなければならないんだろう。
2011-12-11 04:00:45今日はなんだったんだ。私は何を見に行ったんだ。お葬式か? 卒業式か? 感謝の意を伝え、気持ちに整理をつけ、新しい道に歩き出すための儀式。私は今日、そういうものを見に行ったのか。昨日まで、というか、彼らが壇上に現れるまで、全然、そんなことは露ほども思い至らなかったのに。
2011-12-11 04:04:33参加した私達は、野辺送りの参列者だったのか。東映のある丸の内にはじまり、ロケ地だった埼玉方面にまで足をのばして練り歩く葬列。
2011-12-11 04:11:23秀君もりょんも、もう、目は次の景色を見ている。こちらもこちらの次の景色を追わなければならない。そうでないと、彼らに置いていかれてしまう。…とはいえ、そうそう、切り替えができるものでもない…彼らは一足先に解脱したのかもしれないが、我々の意識の切り替えはこれからだ。
2011-12-11 04:25:46映画を見て、たくさん楽しんで、たくさん泣いて、…今はまずそれだ。喪の作業は徹底してやらないと未練を残す。気が済むまで見てやるのだ。そうやって気が済むまで見たら、二人を追って進もう。どの方角へかはわからないけれど。
2011-12-11 04:29:27りょんは握手会で、「頑張ります」と言いました。それはたぶん、ちゃんと目をあげて次の景色を・前を見るということ、目をそらさずに前に歩いて行きます、ということなのだと思う。秀君はもちろん、いわずもがな。
2011-12-11 04:34:00それを彼らだけにやらせて、こちらがのうのうと怠けているわけにはいかないやね…。「頑張ります」。
2011-12-11 04:37:40