荻上チキ『もう一人、誰かを好きになったとき』読書メモ集

荻上チキ『もう一人、誰かを好きになったとき――ポリアモリーのリアル』(新潮社、2023)の読書メモをまとめました。
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荒木優太 @arishima_takeo

今年のじんぶん大賞の最有力候補を買ってきたぞ。 pic.twitter.com/usO84URwOp

2023-11-29 18:09:06
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荒木優太 @arishima_takeo

ポリアモリーを「複数性愛」ではなく「複数愛」と訳すところに既に欺瞞を感じているが。

2023-11-29 18:10:59
荒木優太 @arishima_takeo

ここおもろいねー。ポリアモリーがトランスジェンダーと比肩可能な位置を得るときがくるならば、いよいよラディカルな世界になってきたなと思うよ。 pic.twitter.com/6IjhRhnqaX

2023-11-29 18:25:27
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荒木優太 @arishima_takeo

「社会に既にある倫理に従うのではなく、DIY(自分自身で作る)感覚で倫理観を紡ぎ直す。そんな光景が、東京の片隅で繰り広げられていた」(荻上チキ『もう一人、誰かを好きになったとき』24)。お、おう。

2023-11-29 18:38:41
荒木優太 @arishima_takeo

ポリアモリーが一般化したらプルーストとかマジで死んだ古典にできると思うよ。「嫉妬? モノガミーに固執しすぎw」的な。

2023-11-29 18:46:15
荒木優太 @arishima_takeo

「一人が二人のパートナーと交際することは、「ヴィー」と呼ばれる。対して、三人が全員と交際するという形のことは、「トライアド」と呼ばれる」(荻上チキ『もう一人、誰かを好きになったとき』33)。へぇー。

2023-11-29 18:52:38
荒木優太 @arishima_takeo

「安岐さんの交際相手であるメタモア(パートナーのパートナー)に対して」(荻上チキ『もう一人、誰かを好きになったとき』36)。専門用語多すぎやろ。

2023-11-29 18:56:06
荒木優太 @arishima_takeo

「調査の結果、ノンモノガミーであることは、モノガミーであることと比較して、自殺行動を起こすことが多いという結果であった」(荻上チキ『もう一人、誰かを好きになったとき』55)。うん、ここはトランスジェンダーと一緒だね。法改正の根拠にもなるかもね。

2023-11-29 19:25:28
荒木優太 @arishima_takeo

「個人としての自立を重視するため、パートナーたちとの同居、生活費の共有などを求めず、独立性と柔軟性を強調する「ソロ・ポリー」を生きる人もいる」(荻上チキ『もう一人、誰かを好きになったとき』91)。ソロポリじゃん。

2023-11-30 07:19:01
荒木優太 @arishima_takeo

「また、スウィングであると同時にポリアモリーである「スウォリー」を生きる人もいる」(荻上チキ『もう一人、誰かを好きになったとき』91)。もはや悪ふざけだろ。

2023-11-30 07:20:40
荒木優太 @arishima_takeo

なのにノンモノガミストのほうが自殺行動多いんでしょ? 不思議だねえ。 pic.twitter.com/RK4NGTT0dD

2023-11-30 07:29:24
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荒木優太 @arishima_takeo

紀伊國屋じんぶん大賞の投票は今日まで。私は荻上チキ『もう一人、誰かを好きになったとき』(新潮社)に投票しました(以下は推薦コメント)。みなさんもぜひ!store.kinokuniya.co.jp/event/jinbun20…

2023-11-30 13:08:37
荒木優太 @arishima_takeo

【101ページまで読んだ。まず著者が荻上チキさんというのがすごい。次にポリアモリーをトランスジェンダーにも比肩しうる性的マイノリティに位置づけようとするレポートに圧倒。これが常識として定着していったら、良いか悪いかはおいておいて、マジでラディカルな社会きたなと思う。すごい(語彙力】

2023-11-30 13:09:51
荒木優太 @arishima_takeo

「「結婚式で、神父の前で誓うことにも違和感があって。愛し続けることを誓いますかって言われても、変わるかもしれないことまで誓うのは無責任だなっていうか」と文月さん」(荻上チキ『もう一人、誰かを好きになったとき』110)。いや、そこはコンスタティヴとパフォーマティヴの話であってさ。

2023-11-30 13:50:17
荒木優太 @arishima_takeo

例えば、複数のパートナーを階層的関係に位置付けるポリー、すなわち複数いる恋人の間に、序列や順序を設けるポリアモリー形態の場合、「プライマリー=第一パートナー」、「セカンダリー=第二パートナー」などと区分されることもある。by荻上チキ『もう一人、誰かを好きになったとき』111

2023-11-30 13:54:47
荒木優太 @arishima_takeo

第一パートナーは第二パートナーと比較して、投資、満足度、献身(コミットメント)、コミュニケーションが多かった。つまり、ポリーは「今のパートナーに不満だから」という動機で、さらなるパートナーを求めているわけではない。by荻上チキ『もう一人、誰かを好きになったとき』112

2023-11-30 13:57:51
荒木優太 @arishima_takeo

うーん、でもそれはリスクヘッジという解釈も可能だからなあ。

2023-11-30 13:58:35
荒木優太 @arishima_takeo

しかし、とにかくアホみたいにカタカナ語が多すぎる。「ネスティング・パートナー」と「アンカー・パートナー」は違うんだとさ。

2023-11-30 14:00:20
荒木優太 @arishima_takeo

「ポリーなどのノンモノガミーの人は、嫉妬を「耐え難いもの」というよりも「マネジメントできるもの」とみなす傾向にある」(荻上チキ『もう一人、誰かを好きになったとき』121)。お、新自由主義じゃん(テキトー

2023-11-30 14:07:59
荒木優太 @arishima_takeo

「交際当初には想定していなかったような出来事は、誰にでも起こりうる。モノガミスト同士でも、ポリー同士でも、そしてモノガミストとポリーとの恋愛であるモノ-ポリ関係でも」(荻上チキ『もう一人、誰かを好きになったとき』151)。モノポリーじゃん。

2023-11-30 14:36:35
荒木優太 @arishima_takeo

「全体としては、「男性」「若者」「子供がいる人」の方が、ポリアモリー経験が多い傾向があった」(荻上チキ『もう一人、誰かを好きになったとき』199)。へぇー。

2023-11-30 15:07:00
荒木優太 @arishima_takeo

「実際、日本にある宗教右派の一つ、旧統一教会の媒体である「世界日報」は、すでにポリアモリーに対する批判記事をたびたび発信している」(荻上チキ『もう一人、誰かを好きになったとき』208)。というわけで、リベラルたらんとするにはポリアモリーの権利を擁護せにゃならんのか。にゃるほど。

2023-11-30 15:11:20
荒木優太 @arishima_takeo

荻上チキ『もう一人、誰かを好きになったとき』読了。おもろかったよ。なんか書こうかな。

2023-11-30 15:18:32
荒木優太 @arishima_takeo

少しフライング的に書いておくと、本書では自分がポリアモリーを告白することを「カミングアウト」と表現している。これは元々はゲイであることを打ち明けるかなり負荷のある言葉だ。だからこそ花王の「カミングアウト」ツイートが文化盗用として炎上したのだ。

2023-11-30 15:28:01
荒木優太 @arishima_takeo

整合的に考えれば、本書は二つのルートのどちらかで理解するしかない。 ①本書もまたLGBTカルチャーの文化盗用なのだ。 ②ポリアモリーはLGBTQ(特にクイア)に類する性的マイノリティなのだ。 そして、おそらく著者的には②としてポリアモリーを捉えているに違いない。

2023-11-30 15:28:38