加藤嘉一氏の学歴に関する若干の問題

水彩画 @suisaigagaga

【加藤嘉一「東京大学に受かった。自ら蹴った」と学歴詐称。日本語字幕付】http://t.co/Gg6vxSRnこの映像は2010年3月にオンエアされた「騰訊網」の時事番組『两会三人行：80后不反叛不自信 一直被圧抑』の一部である。

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2分22秒頃から、加藤嘉一さんは「我当时高中毕业，考上了东京大学，对于日本来说，考上东大你已经成为赢者了。....但是我主动放弃，当时受到的排斥是非常大的。你怎­­­么去中国？日本社会是不容纳另类的，不接受与众不同的」と、流暢な中国語で発言した。

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訳文：私は当時高校卒業後、東京大学に受かった。日本では、東大に受かった時点で、すでに人生の勝者になったことを意味する。しかし、私は自ら（東大を）蹴った。­­­これは当時周囲から相当強い反発を受けていた。どうして中国なんかに行くのって。だから日本社会は個性的な人間を受け入れないのだ

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実際、加藤嘉一さんは東大に受かっていない。彼の中国語の自伝'《従伊豆到北京有多遠》（2010）には、大学入試センター試験の成績のみ掲載され、その後の試験を受けた­­­大学名は意図的に明かされていない。ただ単に「反正是东京一所很有名的大学」

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訳文：「とにかく、東京のあるとても有名な大学（に受かった）」と言葉を濁しているだけ。­（実際、日本の大学試験制度に疎い多くの中国人は、てっきり「東京大学」と信じ込んでいる）。

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　一方、日本語の著書『われ日本海の橋とならん』（2011）には、「自分がやれば当然東大くらいには合格した」かのような記述があるが、実際、彼は東京大学の受験さえしていなかったのだ。この本を読んだ日本人読者のなかに、彼の「経歴をごまかす小細工」ぶりにに違和感をあらわにした者もいる。

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--引用--　http://t.co/Mk3RKQgD （uh312さん）本人が高校時代にTOEIC900を余裕で越えたとかの逸話が多数出て来るが、親の借金に苦しみ陸上に励む地方の高校生が日本の一流大学の一般受験を念頭にTOEICを真剣に受験するとは考えにくい。

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他の受験科目の成績が不明なのに「自分がやれば当然東大くらいには合格した」かのような記述も不自然。記念受験でも自分の学力の確認の意味で合格通知を取って蹴ったなら分かるが、実際に受験も合格もしていない人間にこのセリフは違和感がある。

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東大入試は個人の能力検定よりも定員選抜が主眼の試験なのでなおさらだ。 なお、wikipedia（2011年9月22日付）によると彼の中国語での著作『从伊豆到北京有多'』（2010年，江蘇文芸出版社）には堂々と「東大合格を蹴って」と断定して記述してあるようだが・・・

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・・・なぜ中国語と日本語での記述の内容が違うのか？どちらかが詐称だと考えるのが普通であり、wikiは真偽不明ゆえここは著者自身がきちんと真偽を説明していただきたい（該当部分について疑わしい記述をすること自体、読者に対する誠意を疑う）。

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（→追記：この数行を加筆した三日後の2011年9月25日の時点でなぜか慌ててwikiが削除されていたが、弊員には真偽不明なので中国語が分かる方はぜひ原書（改訂版もあるようなので、できれば初版に近いもの）を入手してご自身で該当部分をご確認いただきたい。

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この数年来、政治家志望を公言しているようだが、いずれにせよもしも経歴詐称が存在するのならば公職に不適格であることは間違いない）

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成績優秀を誇示している以上、彼の高校の校内基準では普通の大学には指定校推薦で入学できる程度ではあったようだが、結局は北京大学入学は国費とはいえ個人的なコネによる推薦合格扱いだったようだ。

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ある選択肢への挑戦を捨てて能力・時間などの資源を集中することが別の実績の主因となることも多く、我田引水の印象が拭えない。

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本書の描写から察するに、こんな若いうちから（しかも「行動が重要」という座右の銘を持つ著者自身が18歳の当時に決断した上で）挑戦しなかった道についてすら「やればできた」かのように膨らませて語ってまで自己の能力を顕示しようとしているかのように見えなくもない。

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申し訳ないがどれほど難しい挑戦と成果の実績が他にあろうとも、個人的にはもしも著者が本当にこのような人物であるのならば日本の国家の命運を彼に委ねたいとは思わない。中国人にはこの論理が通用したのだろうか。--引用終了--

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それだけに止まらない。彼には職歴詐称の疑惑も浮上している。日本語のオフィシャルサイトには「慶応義塾大学ＳＦＣ研究所上席所員」（2011年12月11日現在）と書かれているが、実際、慶応義塾大学ＳＦＣ研究所の公式HPの「上席所員」リストには、彼の名前は載っていない。

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彼はたんに「訪問研究員」に過ぎない。　http://t.co/SQTtuVRP　中国のツイッター（http://t.co/xFgUUxLH）でも、彼の学歴&.職歴など一連の疑惑について徹底追求の声が上がっているが、彼はそれらを無視しつづけ、逃げ通そうとしている。

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http://t.co/cR6NQFbU【訪問研究者】SFC研究所では、民間企業や研究所、官公庁・地方自治体、他大学などに所属する数多くの方々が、上席所員（訪問）・所員（訪問）として精力的に研究・教育活動を行っています。

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中国語と日本語を使い分け、日中間の「情報の格差」を悪用した巧妙な「学歴詐称」としか言いようがない。彼はいま、「東大から­北京大へ」という捏造された履歴をネタ­に­中国のマスコミに出演したり、中国の大学で講演したりしている。

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このような人物が日中両国の架け橋となったら、どんなとんでもないことが起こるか、想像するだけでも恐ろしくなる。

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amazonで書評を書かれたuh312さんのご指摘は、経歴以外の加藤氏にも言及されていますので一読をお勧めします。 http://t.co/Mk3RKQgD

一周 @atw01

結局、香港鳳凰網の加藤嘉一氏独占インタビューに書いてある「2003年、彼はスポーツ特待生として東京大学に合格した。」ってのは何なんだろう。http://t.co/XmagETHS

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http://t.co/DNEBBkao「当時彼の父親が自己破産申請をしていたため、欧米に留学する経済的余裕もなかった。こうして、折しも2003年の新型インフルエンザが猛威を振るう中、彼は北京大学の国際関係学院に入学した」

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前段にある「2003年、彼はスポーツ特待生として東京大学に合格した」はいきなり矛盾する。東京大学に一瞬でも入学してから北京大に入学したのなら、北京に行けるのは早くても5月くらいになるだろうから、「ＳＡＲＳが猛威を振るっていた北京」には行けない。