茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第3246回「刷新本部の話は、こんなメンバーなんて、と批判している側がもむしろ認知バイアスなので、コメディの形式からは外れている。」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート３２４６回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

今日の 「もぎけんの脳ラジオ」でもお話したけれども、自民党の政治刷新本部の話は、コメディにしにくいなと感じた。なぜかといえば、その認知的バイアスが批判する側にあるからで、「あのメンバーに刷新できるはずがない」という決めつけは、わからないわけではないが、フェアでもない。

茂木健一郎 @kenichiromogi

コメディにしやすいのは、コメディの対象自身が認知バイアスを持っている場合で、トランプ大統領が典型だが、その世界観、思い込みを描くことでコメディが成立する。しかし、刷新本部の話は、こんなメンバーなんて、と批判している側がもむしろ認知バイアスなので、コメディの形式からは外れている。

茂木健一郎 @kenichiromogi

それでも、「刷新メガネの岸田文雄です」ということで先程コメディにして配信した。その中でも岸田さんが言っていたけど（笑）、政治を刷新するのに一番良いのは選挙で、選挙で落選させたり当選させたりすれば、いちばんいい形で刷新される。

茂木健一郎 @kenichiromogi

ただ、岸田内閣や自民党の支持率が低いままでは、岸田さんとしてもなかなか解散総選挙に打って出にくいだろう。つまり、ほんとうの意味で政治刷新をする機会はすぐにはないわけで、政治刷新本部に批判を向けていらっしゃる方々のイライラはそのあたりに起源があるのだろう。

茂木健一郎 @kenichiromogi

以前にも何度も書いているが、私は政権交代は時々あるべきだ、そうでないと民主主義の生理的に停滞するという立場である。与党も野党も相手を批判するのは大いに結構だけれども、その批判はフェアなものであってほしいと思う。政治刷新本部のメンバー構成についての批判は、必ずしもフェアではない。

茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート３２４６回、「刷新本部の話は、こんなメンバーなんて、と批判している側がもむしろ認知バイアスなので、コメディの形式からは外れている。」をテーマに５つのツイートをお届けしました。