仮面ライダー 感想まとめ(1~52話)

大山シュウ @ohyama_emerald

仮面ライダー8話。 受信および受像機を仕込んだメガネを売り、かけた人々を特殊な波長の音波と映像で操って集め、毒ガス工場で強制労働させるというのが今回のショッカーの作戦。そこで優秀な働きを見せた者は戦闘員に取り立てられるそうですが、それこそ勝手な理屈というものです。

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今のところショッカーの作戦は単純な破壊工作以上に人手や資金集めが多く、また露見しづらいよう人目を忍んだり市井にまぎれるパターンも目立ちますね。怪人たちもライダーにはほとんど歯が立たないとなると、本郷の改造は緑川博士だけがその全容を把握してた類だったのでしょうか。

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今回の蜂女もルリ子を利用しての人質作戦や暗殺狙いばかりで、しかも終盤手前で一度1号にダウンを奪われているので戦闘力ではやはりライダーに劣ります。初の女性怪人ですが、本郷からの贈り物は情け無用のライダーキックでした。

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仮面ライダー9話。 何でも溶かすという毒液で金庫を破り、世界中の金を強奪しようとするコブラ男が今回、そして次回の敵役怪人です。自分の毒で溶けないのかなと心配になるパターンですけど、毒の特性が特性だけに金まで溶かしたりしてしまいそうでそっちの意味でもいらん心配をしてしまいます。

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この前後編の撮影中に本郷猛役の藤岡弘さんが事故って全治三ヶ月から半年の大怪我を負ってしまい、急遽仮面ライダー2号が登場するのは割と有名な話。今回の時点で既に未収録場面が多いとみえ、整合を取るためか顔出しの場面でも本郷の声を納谷六朗さんがアテていたりします。割と一発でわかる。

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どうでもいいけどこのコブラ男、犬に驚いて牙を落としたり飼い主の子供にその在処を聞き出そうと拉致って尋問したり、ダメダメな上に最低です。犬は毒が残留していたのか死んでしまうのですが灯台下暗し、牙はその犬の墓前にありました。

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仮面ライダー10話。 懲りないショッカーがコブラ男を復活させ、海外に運び出されるタイミングで金塊を狙うもののライダーに嗅ぎつけられ、再度阻止されるというのが大雑把な内容です。このコブラ男、13話でも復活するのでかなりしぶとい敵と言えましょう。再生怪人なので扱いは推して知るべしですが。

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前回の毒牙は仕上げるのに時間がかかりすぎることが明言されており、コストもおそらく重いので、改造コブラ男にはもっとリーズナブルであろう火炎放射能力が授けられています。しかし正確な狙いはつけづらいのか、標的を十分に焼けなかったり誤爆したりしてました。予算ケチったのかな。

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コブラ男を再生させたのは、ゲスト枠の綾小路律子なる生物学者です。生命を研究サンプルとしか見ていない冷酷な女ですが、コブラ男の実験が成功したとみた首領の命により、自らが復活させたコブラ男に焼き殺されています。扱いづらい人材と見られたのでしょうし、日頃の行いには注意しませんとね。

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復活後のコブラ男があんまり喋らなくなっててちょっと怖いです。どこかゾンビめいてる。前回に致命的ダメージを受けているし、もしかすると脳は前のコブラ男のものじゃなかったりするのかも…

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仮面ライダー11話。 今回の敵は怪人ゲバコンドルです。コンドルと名前が付いてますけどコンドルにはあんまり似てません。「ゲバ」はドイツ語のゲバルトという話。つまりゲバ棒とか内ゲバのゲバですね。いいイメージがほとんどねェ。

大山シュウ @ohyama_emerald

このゲバコンドルは蜘蛛男、蝙蝠男、さそり男、サラセニアンの強いところを集めて作られた怪人で、本編では初めて明確に対ライダーを目的としています。劇中だと執拗に女性を襲ってましたが、活動するために若い女性の生き血が必要だという迷惑すぎる仕様のせいで、それが目的というわけじゃないです。

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初戦はライダーを圧倒したゲバコンドル。撃退の憂き目に遭った本郷は、一時音信不通となってしまいます。シナリオ的にはダメージ回復に専念していたのでしょうが、負傷中の藤岡弘さんをなるべく画面に出さないようにするための苦肉の策も見えます。しかも脚本担当は助監督。現場の困窮も窺えますね。

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二戦目もゲバコンドル有利でしたが、ここで初めてサイクロンによる体当たり技、サイクロンクラッシャーが飛び出します。スカイライダーで言うライダーブレイクですね。ここまでしないと倒せなかったあたり、現時点の1号にとってゲバコンドルは本当に手ごわい相手だったのでしょう。

大山シュウ @ohyama_emerald

ちなみに、あの滝和也が初登場するのもこのお話。 まだ特殊捜査官としての肩書きを明かしてはいないものの、出てこられない藤岡弘さんに代わって顔出しアクションを担当していました。どうやら、これも放送をつなぐ策だったようですね。

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仮面ライダー12話。 白川博士が発明してしまった破壊光線「デンジャーライト」に目をつけたショッカーが悪用を試みるもライダーの活躍、そして白川自身の機転で事なきを得るお話です。

大山シュウ @ohyama_emerald

白川博士は件のマイクロフィルムをロケットの中に隠し、妹へのプレゼントとしていました。まさか気づかれまいとの狙いがあったのでしょうが、怪人にしっかり見られていたので台無し。それ以前に万が一の危険を考慮すれば別の手を考えるべきで、これはまったく迂闊だったとしか言いようがありません。

大山シュウ @ohyama_emerald

今回の敵はヤモゲラス。垂直の壁も登れる吸着ハンドや、相手を固めてしまう口からの泡など戦闘力よりも特殊能力に秀でた怪人です。お茶目な面もありますが、決して侮れない相手。しかし最後は土壇場で白川に大型デンジャーライトを奪われ、その破壊力を自らの体で証明することになります。

大山シュウ @ohyama_emerald

前回にも増して本郷のカットが少なく、その関係もあって緑川ルリ子がほとんど主人公レベルで目立ってます。珍しく格闘シーンも披露したほか、動きを封じられてデンジャーライトで狙われるライダーを間一髪救ったりと大活躍でした。彼女の出番は次回までのはずなので、餞別も兼ねていたのでしょうか。

大山シュウ @ohyama_emerald

仮面ライダー13話。 初期1号編のラストであり、新技「電光ライダーキック」がお目見えした回です。ついでに言えば、この技は特訓で編み出したもの。怪人に後れをとったライダーが新しい技を編み出す展開としては、これがおそらく元祖でしょうか。

大山シュウ @ohyama_emerald

ショッカー日本支部の計画が遅れている、とのセリフが首領から飛び出しています。どう見てもライダーの功績。原子力研究所を襲わせ、放射能を撒き散らして日本を壊滅させようという今回の計画は確かに恐ろしいですが、こんな直接的な手に出るあたり、やはり焦りも見えますね。

大山シュウ @ohyama_emerald

原子力研究所のバリア防壁(光子力研究所か？)を破るための破壊ボールを蹴るため、特別に作られた改造人間がトカゲロンです。その必殺シュートはライダーをも破るほど。さらに過去の怪人たちも再生されて総登場しますが、十体がかりでもいいとこなしでした。「しょせん再生怪人」の原点です。

大山シュウ @ohyama_emerald

トカゲロンの素体となった野本という男、もともと傲慢でスタンドプレーの目立つ人物でしたが、改造人間となっても変わっておらず、数の差を活かせてませんでした。 十咎ももこ「やっぱチームワークだろ！」 ちなみに、野本役はゼネラルモンスターの堀田真三さんでした。なるほど悪役が板についてる。

大山シュウ @ohyama_emerald

今回で滝和也が再登場し、FBIの特別捜査官であることも明らかになります。調べたところ、11話の結婚もシナリオ上では偽装の一環だったようですね。本格的にレギュラー化するのは今回からですが、なんか3号になる予定もあったとか…？　世が世なら絶対なってたポジションかも。

大山シュウ @ohyama_emerald

14話は年明けからのようですね。 新シリーズ開始としてはちょうどいい感じ。