ドラマのトラブル表面化で語られた「原作改変」に関するあれこれ

https://togetter.com/li/2302496 の話題から「原作改変」「風呂光さん」などのトレンドが浮上しました。それらに関連したまとめ
122
前へ 1 ・・ 6 7 次へ
山田圭子「今度は死なない悪役令嬢」制作中。 @higumayamakei

映画の話が来たのは紙単行本が絶版になったあとの話で、出版社のメディア事業部が窓口になり交渉してくれるような状況じゃなかった。盾になってくれる人はいないし、不安で。私に出来るのは脚本を突き返して直して貰うことだけだった。

2024-02-01 17:39:31
山田圭子「今度は死なない悪役令嬢」制作中。 @higumayamakei

あれから結構時が流れ、出版社の傘の下にいなくても自己判断で行動し、個人配信のデータも普通に作れるようになった。一つの居場所を無くしても作品ごとに頼れる人々が必ず現れる。一人じゃなくなった。それだけで十分幸せ。本当にやりたい仕事じゃないともう出来ない年齢になりつつある。

2024-02-01 17:45:03
野木亜紀子 @nog_ak

原作がある作品の脚本を手がける脚本家が、事前に原作者に会う/会わないの話ですが。脚本家が好むと好まざるとに関わらず「会えない」が現実で、慣例だと言われています。私も脚本家になってからそれを知って驚きました。 良くいえば「脚本家(あるいは原作者)を守っている」のであり、悪くいえば「コントロール下に置かれている」ことになります。 慣例といっても、原作サイドから「事前に脚本家と会いたい」という要望があれば、プロデューサーも断れるはずがなく、そんな希望すら聞いてくれないのであれば作品を任せないほうがいいし、それを断る脚本家もいない……というか、会いたくないなんて断った時点で脚本家チェンジでしょう。原作がある作品において、脚本家の立場なんてその程度です。 次に、事前の話ではなく、脚本を作っていく中でのやり取りの話ですが。 注意)今回のドラマがどうだったかはわかりません。作品によって異なります。以下は、あくまで一般論(この12年で私が見知った範囲内)の話です。 脚本家からしたら、プロデューサーが話す「原作サイドがこう言ってた」が全てになります。私自身も過去に、話がどうにも通じなくて「原作の先生は、正確にはどう言ってたんですか?」と詰め寄ったり、しまいには「私が直接会いに行って話していいですか!?」と言って、止められたことがあります。(後に解決に至りましたが) また、プロデューサーも、先生の意見を直接聞いているかというとそうでもない。半年以上に及ぶやり取りの中で、地方在住の方もいらっしゃいますし、ご自身の仕事が多忙でそんな暇ないということもある。そのため大抵は、出版社の担当者やライツを通した、伝言の伝言になります。もしそこで誤解や齟齬が生じても、プロデューサーとライツ・担当者が話し合って双方に還元すれば、解決したりもします。 個人的には、先生からのご指摘や感想のお手紙(メールなど)が脚本家に直接開示される状態のほうが、誤解や齟齬が少ないし、安心だなと思えます。原作の先生がどう思ったかは、脚本家としてめちゃくちゃ気になることなので。原作がある作品に携わっている多くの脚本家は、ほとんどがそういう気持ちなんじゃないかなと思います。 ※昔のことは分かりませんが、今この現代においては。 過去に自分が関わった作品のチームの話になりますが、プロデューサーも私も監督も、原作の先生が喜んでくださったり、褒めてくださったりするだけで、大喜びしていました。ご意見にも一喜一憂していました。演じる役者さんも、原作者さんがどう思われているのか、とても気にします。 それでも、ドラマ・映画制作は集団作業なので、少しのかけ違いや様々な要因でうまくいかないこともたくさんあります。これは原作もの/オリジナルに関わらず、難しいなと常々思わされている点です。

2024-02-02 12:34:15
タイプ・あ~る @hitasuraeiga

『海猿』や『ブラックジャックによろしく』などの佐藤秀峰先生が「自分の原作漫画が実写化された時のエピソード」を語っている。 >僕が口を挟める余地はありませんでした >原作使用料は確か200万円弱でした >脚本?見たことがありませんでした note.com/shuho_sato/n/n…

2024-02-02 14:24:09
水上悟志 @nekogaeru

さみだれの件でくそ原作者ことおれがぐだぐだ抜かしてた時、そんなにイヤなら許可出さなきゃ良かっただろ、とか、お前も提供側なので加害者、とか言う人も居たな。 一瞬それもそうだが…と思ったが、完全に暴論だったな。予知で事故回避しろとか、数億規模の企画を一人で止めろって言うとるがな

2024-02-02 13:37:37
水上悟志 @nekogaeru

大抵のものは許可を出した後に作られるし、作られたらもう変えられない。 数億円・数百人で動いてる企画を、原作者といえど個人の力でコントロールするのは基本的に不可能。 本業の手を止めて制作現場に通いこんでも無理だろう。こっちゃ大半の部分で素人だし。

2024-02-02 13:47:05
水上悟志 @nekogaeru

原作者は原作を守らなきゃいけないとか、その権利があるって言うのも「あの暴走機関車を止めろ!」って線路に立たされるようなもんに聞こえる。無茶言うな。 権利があることと権利を行使する力を持っているかは別モンなので。

2024-02-02 13:55:47
水上悟志 @nekogaeru

大体の関係者(罪なき者まで)は損をするので映像作品の愚痴は言わないほうがいいとされてるが、おれは人品卑しき男なので言うのである。

2024-02-02 14:01:21
水上悟志 @nekogaeru

クラピカ「沈黙が答えだと言っただろ!しねい!ジャッジメントチェーン! おれ「ぐわーーーー! ピカ「ぐわーーーー!(クモ以外に使ったので)

2024-02-02 14:02:52
水上悟志 @nekogaeru

さみだれは、シナリオと構成を守る代わりに、ああなった。おれはあの暴走機関車にハネられたが、おれの血がべったりついたまま走らされたあの機関車も大層つらかったろう

2024-02-02 14:12:24
水上悟志 @nekogaeru

ありがとうございます。本編作画以外のほぼ全要素については私も満足しています。あの評判の中で最後まで描いてくれた人達にも感謝してます。 twitter.com/Susanohahx/sta…

2024-02-02 14:32:36
朱砂の葉 @Susanohahx

@nekogaeru 個人的には、キャラ絵とCVについては好きでした。

2024-02-02 13:51:58
高千穂遙 @takachihoharuka

むかし「陰陽師」の漫画が手塚治虫文化賞を受賞したとき、贈賞式会場で獏さんに言ったんです。「だめだよ、岡野さんと並んで受賞者みたいな顔してちゃ」と。そこでの受賞者は、岡野玲子だけです。なぜなら漫画の「陰陽師」は、岡野さんの作品だから。獏さんは関係ないです。note.com/shuho_sato/n/n…

2024-02-02 21:00:11
高千穂遙 @takachihoharuka

獏さんは「そのとおりだけど、原作者なのにい」と言われてました。先にも書きましたが、アカデミー賞でも同じです。原作付き映画の演出については、監督が監督賞をもらいます。作品についてはプロデューサーが受け取ります。映像化された作品は独立した新しい創作物で、原作者は関係ありません。→

2024-02-02 21:04:13
高千穂遙 @takachihoharuka

仮にいま「クラッシャージョウ REVERSE」が何か賞をとられたら、わたしは贈賞式に一観客として出席します。当然ですが、壇上には行きません。それは針井佑さんの作品です。原作を渡して漫画化された時点で、それは独立した新しい作品になったのです。漫画化だろうが、映画化だろうが、→

2024-02-02 21:09:25
高千穂遙 @takachihoharuka

アニメ化だろうが、それは同じです。原作を他の創作者に渡し、あらたな作品をつくってもらったということです。それは渡した先、つまり漫画家や監督の作品であるということになります。そこに俺の原作だ。俺の作品にしろと言う余地はどこにもありません。「CJ REVERSE」は100%針井さんの作品です。→

2024-02-02 21:17:05
高千穂遙 @takachihoharuka

映像化の条件として、譲れない一線を伝え、それを守らせるというのは、渡す前の約束です。渡したあとは、監督をはじめとする映像スタッフと原作者のせめぎ合いになり、それを仲介するのがPになります。これは、前に書いたとおりです。クリエイターとクリエイターの意地が激突します。→

2024-02-02 21:28:46
高千穂遙 @takachihoharuka

これはいやだ、原作者である自分が絶対的に納得のいく作品をつくってほしいという人はスタッフしかありません。ワンピな人も、スラダンな人も、最終的にはそうされました。制作にかかわることなく外にいたら、映像作品は原作とは別物で、監督の作品ですから、監督の意思で必ず優位に立ちます。→

2024-02-02 21:31:01
高千穂遙 @takachihoharuka

これまた当然ですね。完成した映像作品は原作とは異なる独立した監督のものあることは先に述べました。ここ大前提です。しかし、原作者にスタッフに入れば、話は違います。一緒につくる仲間です。もちろん請け負った役割で発言力に差は生じますが、外から叫んでいるよりは意図が通じます。→

2024-02-02 21:34:46
高千穂遙 @takachihoharuka

役は、どこまでかかわるかでそのつど決めるしかありません。CJの映画では、シナリオの共同執筆者になりました。映画版のDPではダイアログライターになりました。DPテレビ版、OVA、CJのOVAでは何もしていません。なので、一言も口をはさんでいません。DPFで声優選定、ダイアログをやってますね。→

2024-02-02 21:39:45
高千穂遙 @takachihoharuka

DPのテレビ版では、制作に入る前のキャラ設定時にかかわっていますが、制作に入ったら監督が最優先ですから、衣装デザインも衿もとをあけたいという監督の要望で変更となりました。これは粘りません。なので、映画化では制作前に衿を閉じるよう条件をだしました。譲れない一線とは、こういうことです。

2024-02-02 21:48:27
高千穂遙 @takachihoharuka

以上、原作を渡し、他人のものとして完成する映像化作品に対し、原作者が持つ譲れない一線をどうやって確保するかという話でした。スタッフにならず、外から傍観者として見ていて、原作どおり、どこもいじらず傑作をつくってくれというのは、個人的には(ここ重要)無理筋だと思います。

2024-02-02 21:57:23
ゆうり @YouriGiulia

@takachihoharuka 漫画でも印税の取り分は原作者の方が多いケースがほとんどですね。ゼロをイチにする者が評価されるべきでしょう。

2024-02-02 22:00:42
高千穂遙 @takachihoharuka

@YouriGiulia 共同原作で5分5分です。既刊本原作だと漫画家さんが上です。他の方がどうかは知りません。

2024-02-02 23:22:45
椎名高志 @Takashi_Shiina

メディアミックスのつらい話題ばかりなので、「某アニメでは原作の『うんこが食べたい』というセリフをどうするのか」という関係者全員の会議があり、『うんこはダメだがうんちならいい』『5回までなら言っていい』『いや足りない』的な熱い議論があった」というちょっといい話を置いておきます。

2024-02-02 21:56:25
椎名高志 @Takashi_Shiina

「なぜうんこが不適切なのだ」「安易なピー音など演出の敗北だ」「なんでうんこの回数が問題なんだ」と深夜まで会議室で熱く語り合う大人たち。「うんこ」と言うたび、みんな目が輝いていた。少しは寝た方がいいと思った。

2024-02-02 22:17:34
前へ 1 ・・ 6 7 次へ