チベットに関心を持つ人へ - シュクデンって何?

Googleで"シュクデン"を検索 http://bit.ly/b1phfx シュクデン - Wikipedia http://bit.ly/b3WtJj チベットNOW@ルンタ:シュクデン問題 http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51064466.html シュクデン派を利用する中国当局 続きを読む
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佐藤剛裕 @goyou

@Harishuma あ、セックス・ヨーガ系の話はガセネタですよ。そっち系はね、ゲールク派なんかよりも、僕らニンマ・カギュのほうが得意です。密教やってるとですね、ああ、これは気をつけないと修行の妨げになってしまうなぁ、っていうくらいセックスが強くなってしまうんですよね。

2010-05-20 04:14:53
平島 幹 @Harishuma

@goyou そうそう、それはもちろん知ってますよ。歴史もだいたいは。その政治的イデオロギーという解釈は面白い。イデオロギーと言えるかどうかは、ちょっと判断つかないのですが、歴史の流れはクールに見るべきですよね。そうだと思いますよ、わたしも。政治はキレイ事ではないと。

2010-05-20 04:19:20
佐藤剛裕 @goyou

っていうところを反省するところからしか、チベット支援は始まらないんですよ。

2010-05-20 04:21:59
佐藤剛裕 @goyou

20世紀前半の中央チベットでは、近代化政策をとっていたダライ・ラマ13世の没後、ゲールク派による専制反動政治が行われていて人々が苦しめられていましたが、それがどの程度中国共産党による工作だったかどうかは、ちょっと今では分かりませんね。あったかもしれませんね。

2010-05-20 04:22:07
佐藤剛裕 @goyou

だから本当のことをいうと、シュクデンが悪いんじゃなくってですね、17世紀から20世紀前半に至るまでのゲールク派による独裁政権自体が悪かったんですよ。ダライ・ラマ政権というのは、政治制度としては全く不完全であったから私の代で廃位にしてもかまわないとダライ・ラマ14世が仰る通り。

2010-05-20 04:22:15
平島 幹 @Harishuma

@goyou ははは。それは素敵だ、と言わせてください。ニンマ派の友達もそんな感じですもん。

2010-05-20 04:24:50
佐藤剛裕 @goyou

.@Harishuma どうもね、中国サイドから如来蔵思想系の仏教を持ち込んできていた人たちに対する政治的な反発っていうのは、どうも7世紀頃にはもうすでに起こっていたみたいですね。その反発意識がずうっと働いてきて、今のシュクデン問題に繋がってるって。

2010-05-20 04:28:43
平島 幹 @Harishuma

@goyou シュクデンそのものはもちろん「善」とか「悪」では計れませんね。ただし、それを逆手にとって利用するという構図、そこに人々が群がる構図は、古典的な人間の弱点をついたプロパガンダと一緒で、非常に巧みに構成されたアプローチ。落とし穴だと。

2010-05-20 04:29:51
佐藤剛裕 @goyou

ゲールク派の三大僧院組織っていうもの自体が、ゲールク派による独裁政権を維持するための公安警察だったわけですよ。ラサのモンラム・チェンモは、宗教行事であると同時に権威を誇示するための閲兵式でもあったわけで。

2010-05-20 04:29:59
佐藤剛裕 @goyou

その中国仏教を否定する傾向からシュクデン問題に至る過程については、Mattiew Kapstein のTibetan Assimiration of Buddhism っていう本が非常に興味深いです。http://amzn.to/aQxinz

2010-05-20 04:32:08
平島 幹 @Harishuma

@goyou そういうこと。まったくそうですね。それが今後のチベットの青年たちの課題だと思いますよ。それを支援すべきだと、わたし個人は思っています。まあ、チベットの子たちの真摯さがとても好きだからだけど。

2010-05-20 04:32:17
佐藤剛裕 @goyou

@Harishuma うん。だから、そういう落とし穴にはまらないためには、自分の属する民族国家が、どのような差異を抱えてきたのかをきちんと冷静に知った上で、それをのりきるだけのユニバーサルな理性を持っていないと、完全にやられちゃう。

2010-05-20 04:34:43
平島 幹 @Harishuma

@goyou それそれ。ユニバーサルな理性、及びモラルってこと。それなんですよ、結局は。それを体現してくれる可能性がチベットにはある、ということ。特に新しい世代には。

2010-05-20 04:40:36
佐藤剛裕 @goyou

@Harishuma 同年代や、もっと若い世代のチベット人の子たちが、古い世代のように地域や宗派にとらわれない新しいアイデンティティーを持とうとしているのは本当に応援したいと思う。そのためには、インドやネパールにいるより、欧米にはばたいてる子たちのほうが幸せそうですね。

2010-05-20 04:42:29
平島 幹 @Harishuma

@goyou それぞれに解決しなくてはならない問題はあるし、それぞれの興味も大きく違うけれど、ただ、西洋の思想や政治に触れ、ポジティブにもネガティブにもいろいろ考えるんだと思います。まあ、わたしもそうだけど。チベット問題の本質を探ろうと。お坊さんだけがチベット人じゃないぞ、と。

2010-05-20 04:46:53
平島 幹 @Harishuma

@goyou まず国際法のこと、中国の憲法がどうなっているか、科学的に仏教を捉えるという事は、というようなヒントは、すべて彼らがわたしに教えてくれたことです。また、インターナショナルな宗教を勉強したい、というソーシャルワーカーの勉強をしている子もいる。すごいバイタリティです。

2010-05-20 04:50:28
平島 幹 @Harishuma

@goyou もちろん僧侶の方々には大きな尊敬を払っているけれど、法王のおっしゃるようにそれぞれの宗教に理解がありますね。特にイタリアにいる子たちの場合、カトリックについても大きな好奇心を持っているし、敬虔なカトリックの娘さんと結婚したりしてます。

2010-05-20 04:56:38
平島 幹 @Harishuma

@goyou 一連のツイート、たいへん面白く、勉強になります。ありがとうございます。よかったです。@goyouさんと知り合いになれて。ツイッターにも感謝。 

2010-05-20 05:00:02
佐藤剛裕 @goyou

@Harishuma どうもありがとう。こちらとしても、イタリアの若い世代のチベット人の前向きな生き様がいろいろ伝わってきてうれしいです。僕も平島さんと知りあえてよかったと思っています。遠く離れていても、こうして同じ関心を通して共感できるのは幸せなことですね。

2010-05-20 05:12:34
佐藤剛裕 @goyou

@YINGUO 思想の往来、今の我々が知っているよりももっとあったはずです。最初は中国側から受けてばかりの側だったんですが、インドと直接交流することで力関係が変わっていったんですよね。

2010-05-20 06:02:50
佐藤剛裕 @goyou

日本にダライ・ラマが来たときに、欧米のように、空港やホテルの前でダライ・ラマへの抗議デモが行われるような国にしたくないです。そのためには、中共とシュクデンの話は、あえて口に出して批判していかないと。ほっとくと取り返しのつかないことになるし、黙ってるとあとで説明がつかなくなる。

2010-05-20 18:56:34
Yasu @yasuworldpeace

@goyou このパンフレット、「チベット仏教ではありません」とか「実際のゲシェになるために、ダライラマの認識は必要ありません」とか、ある種涙ぐましくすらありますね。 http://bit.ly/b5ikq6

2010-05-20 21:58:14
佐藤剛裕 @goyou

@yasuworldpeace まぁ、チベット仏教の最大宗派の主流派を自認しつつ、なおかつチベット仏教からは独立していることを主張するという、ある種おかしい主張が西洋人の弟子たちの間でこねくりまわされて作り上げられて、それが広まっているというような状況ですね。たしかに哀れですね。

2010-05-20 22:39:50