機械式時計 名ブランドのヒストリー～タグ・ホイヤー＆フランク・ミュラー編

世界文化社 ブックニュース（ナナ子） @sebun_digital

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【機械式時計】10月・11月にお届けしてきた「機械式時計 名ブランドのヒストリー」シリーズ、いよいよ最終回です。ラストは「タグ・ホイヤー＆フランク・ミュラー編」をお届けします。

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【機械式時計2】【TAG HEUER～タグ・ホイヤー】■ブランドデータ⇒創業年：1860年 / 創始者：エドワード・ホイヤー / 創業地：スイス　サンティミエ / 現在地：スイス　ラ・ショー・ド・フォン

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【機械式時計3】■毎時36万振動から毎時360万振動へ！

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【機械式時計4】タグ・ホイヤーが、1/100秒の壁を超えたのは、およそ100年前の1916年のこと。史上初めて1/100秒計測を可能にしたストップウォッチの「マイクログラフ」においてである。

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【機械式時計5】さらに1/1000秒、1/10000秒と精度を高めていき、現在まで「F1」や「インディ500」の公式計時をつとめてきた。

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【機械式時計6】このようにモーターレースとともに進化して来たタグ・ホイヤー。2005年には“機械式腕時計”で1/100秒の計測を可能にした「カレラ キャリバー36」を発表。

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【機械式時計7】2009年には“ベルト駆動”という新たなコンセプトを提示した「モナコV4」の製品化に成功し、次世代の時計作りの可能性を切り開いた。

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【機械式時計8】同じく2009年の末には、来る150周年の幕開けとなる、初の量産型自社製クロノグラフ・ムーブメントの「Cal.1887」を発表。翌年には、これを搭載した「カレラ1887 クロノグラフ」を発表する。

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【機械式時計9】また、ヒゲゼンマイを持たず、磁力でテンプを振動させる「ペンデュラム・コンセプト」を提示。創業150周年を盛大に祝福したのであった。

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【機械式時計10】そして2011年には、今度はテンプをなくして、ヒゲゼンマイそのものを振動体とすることで、毎時360万振動を実現したコンセプトモデルを発表。

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【機械式時計11】一方で「カレラ ヘリテージ」や「モンツァ」の復刻モデルのように、過去の遺産に敬意を表したクラシカルなモデルでも人気を博している。

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【機械式時計12】伝統と革新を併せ持つタグ・ホイヤーの歩みは、いつも情熱に満ちている。計時にかける熱い思いが、このブランドの原動力なのだ。

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【機械式時計13】【FRANCK MULLER～フランク・ミュラー】■ブランドデータ⇒創業年：1992年 / 創始者：フランク・ミュラー / 創業地：スイス　ジュネーブ / 現在地：スイス　ジュネーブ

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【機械式時計14】■見る者を圧倒する強烈な個性

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【機械式時計15】天才の名をほしいままにしてきた独立時計師のフランク・ミュラー。ジュネーブの時計学校では、3年はかかる技術を1年で習得するなど、創設以来もっとも優秀な成績で卒業する。

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【機械式時計16】その後、1986年には世界初ともいわれる腕時計型のトゥールビヨンを個人で製作。1987年にはミニッツリピーター付きのトゥールビヨン、1989年にはそこに永久カレンダーまで組み込んだ複雑時計を手掛ける。

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【機械式時計17】このような“神業”ともいえる卓越した技術力と豊かな発想力は、ブランド設立以後、ますます顕著なものとなる。

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【機械式時計18】2006年から立て続けに発表された「エテルニタス」は、まさにその集大成ともいえる超弩級の複雑時計のコレクションであった。

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【機械式時計19】そして創業20周年を迎えた2011年には、直径20mmの巨大なトゥールビヨンを備えた、その名も「ギガ・トゥールビヨン」を発表。

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【機械式時計20】いつの時代も変わることなく、フランク・ミュラーの時計は見る者の心を揺さぶる、強烈なインパクトを持っている。

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【機械式時計21】また、2010年には、航空産業で使用される特殊合金の“エルガ”をはじめ、先進素材をふんだんに使った「コンキスタドール・グランプリ」を発表。

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【機械式時計22】ムーブメントだけでなく、外装の作り込みでも独立独歩を貫く姿勢は、ブランド設立と同時に発表した“トノウ・カーベックス”ケース以来、フランク・ミュラーの特徴の一つでもある。