映画「十二人の怒れる男」は”作劇のお手本” 榊一郎先生も「創作者を目指すなら見ておくべき理由」を解説

作品名は聞いたことがあった。 観てみようかな。
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環望 @tamakinozomu

漫画家。漫画と家族のことだけ考えて暮らしたいが、それを世間が許さない。

環望 @tamakinozomu

#何度でも観てしまう映画 十二人の怒れる男」 部屋から一歩も出ない密室劇、名前もバックボーンも明かされないのに、会話のみによって人間性を浮き彫りにされ、自分を発見していく人物達と、それが呼び起こす静かな興奮と感動。 作劇のお手本。「作劇が苦手」という後輩達にとにかく観ろ!と勧めた。 pic.twitter.com/teXVo0Q46E

2024-02-22 10:15:43
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十二人の怒れる男 (日本語字幕版)

Henry Fonda,Lee J. Cobb,Ed Begley,E.G. Marshall,Jack Warden,Martin Balsam,John Fiedler,Jack Klugman,Reginald Rose,Sidney Lumet

上野茂男 @KKiOToHYHCj7Xro

@tamakinozomu @TomoMachi シドニー・ルメットの傑作ですね…😊

2024-02-22 10:59:17
目地前さち @satisatime

@tamakinozomu ヘンリー・フォンダがばーん!とテーブルにナイフを突き刺すシーンで驚き、 陪審員3番が「俺の息子悪くなっちゃったのよ…とにかくあな年頃の男子って全部悪い」 と泣くところでああ、そうだったのかと思い 裁判所出たところでみんなが初めて名乗り合うところで泣きました (結構覚えてるなー)

2024-02-22 11:09:55
髑髏兵衛 @Dokurobe_3rd

@tamakinozomu @TomoMachi #十二人の怒れる男 ラストシーンの自己紹介が好きで。 お話の晴れやかさと、絵面の解放感がホントにたまらない。 同時に、それまで彼らの名前を全く意識せずに観ていた事に気づいて... 真夏に観ると更に楽しめるw

2024-02-22 14:25:49
ほどくま(*´∀`*)✨ @Aburasumashidon

@tamakinozomu FF外より失礼します。最初はたった一人の思いから始まった「Not guilty」が、さまざまな疑問点が明らかになっていくにつれて徐々に確信になっていく(数が増えていく)ところがスリリングでしたよね。 これが実は映画デビュー作のシドニー・ルメット恐るべし(^_^;)

2024-02-22 11:20:45
あひる。 @duckt091111

@tamakinozomu @TomoMachi 私も大好きな映画でこれまで何度観たかわかりません。ヘンリー・フォンダは無論カッコいいんですが、ちょっとカッコよすぎで、ラストは寧ろリー・J・コッブの正直さに胸を打たれます。そんなところも大好きな映画です。

2024-02-22 11:28:12
ことのばら @R3d7yUigmP57152

@tamakinozomu @TomoMachi 「十二人の怒れる男たち」は理想派社会映画。市民誰もが内面の中核に自尊心と真実追及の志があるとの想定、いい時代だ。現代社会でどこにそれらしきものを見つけようか。

2024-02-22 11:30:02
大豆よろず🏳️‍🌈 @07suza10

@tamakinozomu 私も観たことあります。役者の演技、テンポ、謎解きなどなど。どれもこれも凄くて「すご……」しか言えなかったです。 ちなみに私の父は十回二十回以上見ています。

2024-02-22 15:39:17
笹本祐一 @sasamotoU1

@tamakinozomu @OKina001 エンディングクレジットで、役者名がぜんぶ小文字で表記されてて、ああつまりそこまで還元したかったんだなーと思いました。

2024-02-22 16:49:28
ぬかてぃ、 @you_get_miko

有罪か無罪か、という絶対的価値観を決めていく中で最終的には人間のしがらみが出てしまうのがとてもいい作品で、最初は古めかしく敵対的だった人物の後ろ姿が哀しいってニュアンスで描ききるのは凄まじいの一言 結果は単純で有罪から無罪になるってものだけど何故そこに行き着くかまでのドラマがいい pic.twitter.com/lSwgJzybmo x.com/tamakinozomu/s…

2024-02-24 13:46:27
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REW◁◁ @rew_w

環望さんのこのポスト以降、『12人の怒れる男』の感想というか、絶対に観ておけポイントがチラチラ流れてきて良い。やっぱ好きな人は多いよね。 x.com/tamakinozomu/s…

2024-02-23 21:48:53

榊一郎先生が「創作者を目指すなら見ておいた方がいい理由」を解説

榊一郎@来年度のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

基本ラノベ作家なのですが。最近はゲームとかアニメとか漫画の脚本その他の仕事の方が多かったりも。まあ物語系文筆業の何でも屋とでも。あ、巻き込みリプには基本的に返事いたしませぬので、どうかひとつ(何?

榊一郎@来年度のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

本当に。 モノクロ映画だって敬遠する人もいますが、本当にコレは創作者を目指すなら見ておいた方が良い。 x.com/tamakinozomu/s…

2024-02-22 18:48:40
たき💉💉💉💉💉 @takivictory1

@ichiro_sakaki 初見では衝撃を受けましたね。 同じ様に舞台劇を元にした映画を探してみたくらい。

2024-02-22 19:21:17
榊一郎@来年度のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

@takivictory1 実際、舞台演劇になって今でもあちこちで上演されてますしね。

2024-02-23 09:13:25
榊一郎@来年度のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

追記というか。『12人の怒れる男』について。 何が創作者なら見ておけというのかというと。 1:場所がほぼ固定(陪審員室と附属トイレがほとんど、あとは最初と最後に裁判所外観とかが出てくる程度)なのに、ちゃんと面白い。逆に言えば『場面変える』事で誤魔化すことが出来ないのにダレない。

2024-02-23 20:27:00
榊一郎@来年度のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

2:出てくるのが12人の男性陪審員だけ(審理対象の、殺人犯とされている少年すらラストでちらと出てくる程度)なのだけど、前述の通り、舞台がほぼ固定なので12人ものキャラを描き分けるのに、『そいつの日常』を先に提示できない。完全に会話と仕草だけでキャラ立てしている。

2024-02-23 20:30:34
榊一郎@来年度のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

3:陪審員制度は基本的に全員が意見一致しないと終わらない(例外的な州はあるけどそれはさておき)のだが、当初は容疑者の無実を主張するのはたった一人。残り11人をあくまで『説得し』てゆく流れが、非常に理路整然としている一方で、心理劇としての演出もすごく上手い。特に

2024-02-23 20:34:58
榊一郎@来年度のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

凶器のナイフの一件で場の空気が変わり始める瞬間のアレは、正直、見てて鳥肌たった。 ことほど左様に、『映画としての幾つかの手法』に自主的に制限をかけた上で、あくまでも密室の会話劇に特化している作品で、『会話だけでどこまで何が出来るのか』のお手本みたいな話なんですよ。

2024-02-23 20:37:43
榊一郎@来年度のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

要するに『ふわっといい話』『総合的にまぁバランス取れたよくできた話』とかではなくて、『そんな制限かけて面白い映画とれるか!?』って状態で、しっかり名作にしちゃったピーキー極まりない映画です。 映画における重要な考え方の一つに『削ぎ落とし』があると言われていますが(盛るより削ぐ方が

2024-02-23 20:49:18
榊一郎@来年度のスケジュールを模索中♪ @ichiro_sakaki

映画そのものが引き締まった名作になりやすいと言われている)その極致みたいな映画なので、演出から何から、効率化されまくってて、物語がダレそうな時に引き締めるための簡単な(何せ会話劇なので会話させるだけ)手法がいくつもありますよ、という。

2024-02-23 20:52:01