子供を持たない選択をした人が挙げる理由に「自分が親になっても子供の人生に責任を持てないから」みたいなものが多いのだけど、これってつまり現在進行形で「親に自分の人生の責任を取って欲しいと思っている」ということの裏返しだと思うのだよな。いい歳をして未だにそう思っているという。
当たり前のことが当たり前にできる人々の無自覚な残酷さ。
子供を持たない選択をした人が挙げる理由に「自分が親になっても子供の人生に責任を持てないから」みたいなものが多いのだけど、これってつまり現在進行形で「親に自分の人生の責任を取って欲しいと思っている」ということの裏返しだと思うのだよな。いい歳をして未だにそう思っているという。
2024-02-23 08:50:46「完璧な親になれないから、責任を取れないから、幸せにしてあげられないから」というのはつまり、自分が親に「完璧な親でいて欲しかった、親に私の人生の責任を取って欲しかった、親の手で私を幸せにして欲しかった」と思っているということで、精神的に親から自立していないことを示していると思う。
2024-02-23 08:56:41どういう背景でそうなるのだろう。核家族化というのは一つの原因としてありそうではある。つまり子供の期待が親に集中してしまい、親に全能を期待してしまうし、親を相対化して見られないので自立できないし、その期待が自分に跳ね返ってきて「自分には子育ては無理だ」と結論付けてしまう、という。
2024-02-23 09:04:16じゃあなぜ核家族化が進んだかというと、戦後の集団就職から始まり現在も続いている都市部への人口の一極集中とかの理由が考えられるわけで、そうすると、交通網の発達と転居の自由が核家族化を生み、核家族化が親離れできない子を生み、それが少子化の原因の一つになっているんじゃないか、とか。
2024-02-23 09:09:37機能不全家族で育った人間は家庭を持ちたいと思わないという話もある。機能不全家族というものが現代より前には存在しなかったわけではないだろう。にもかかわらず、機能不全家族で育った人間は機能不全家族を再生産するという説とともに、機能不全家族というものが強くタブー視されるようになった。
2024-02-23 10:10:32企業にはホワイト企業/ブラック企業という軸が設定され、ホワイト企業に属する人間もまた高い知性と能力、よく陶冶された人格をもった人間であることが要求される。家庭についても同じくホワイト家庭/ブラック家庭という軸が設定され、知性や能力や人格に欠ける人間は家庭を持つ資格がないとされる。
2024-02-23 10:11:08社会全体がホワイトを指向するなかにあって、家庭についてもホワイトであることが(過大に)要求されるようになっているという気はする。高い知性と能力、陶冶された人格を持たない人間は家庭を持つべきでないとして、どんどん自主的な選別が進み、ホワイト家庭でないと許されない傾向が強まっている。
2024-02-23 10:12:08個人的な考えとしては、機能不全家族に育った人間であっても家庭を持って良いではないか、機能不全だった過去の家庭から、幾分かでも改善できればいい、それが何世代が続くうちにいずれ円満な家庭を持てる世代へ到達できるだろう、という希望を持っているが、今はその過渡期の状態も許されないのだな。
2024-02-23 10:13:58障害児が生まれたらどうする、という話もある。障害児は社会を維持するためにリスクを取って子を産んだ結果リスクが顕在化してしまったというものであり、またそれは確率的に誰にも起こりうるというものであって、社会の維持に不可避的に伴うものであるから社会が協力してフォローすべきものではある。
2024-02-23 10:44:28しかし現代では、経済格差の拡大と「子供に万全の経済的基盤を提供できないなら子を生むべきではない」という意識が強まった両方の結果によって、子供が一種の「贅沢品」と化してしまっており、「誰にでも起こりうること」という前提が崩れてしまっており、同情を集めにくくなってしまった。
2024-02-23 10:44:42そうして「子を産まないという低リスクな選択をした賢明かつ貧しい自分が、子を設けるなんて不思慮かつ贅沢な富裕層を支えなければならないのだ」という反発を生んでしまうようになった。だから余計に「障害児が生まれたらどうするんだ」という心配が、子を持たない人にとって説得力を持ってしまう。
2024-02-23 10:44:54本来なら、障害児が生まれても社会でフォローすべきだし、それができるだけの体力のある社会であるべきだった。しかし出生率の低下によってそれが難しい社会になり、難しくなったことによって障害児が生まれることへのリスク意識が高まって、さらに少子化が進むという悪循環になってしまっている。
2024-02-23 10:45:05「同じ悪行でも男子だけヤンチャで済まされる」というのはいつの時代の話だろう。自分が子供の頃でさえ、男女が揉めれば謝らされるのは常に男の側だけだったし、いま男児を持つ親なら「女子から仕掛けられた口喧嘩でも先生に言いつけられると男だけが謝らされる」とか愚痴を聞かされた人は多いのでは。 twitter.com/saltandpeppppp…
2024-02-22 06:56:42小学生の娘がいる私にとって喫緊の「ジェンダー平等思想という誤謬」の危険がこのあたり 男子と女子を平等に扱うというのは「同じ悪行でも男子だけヤンチャで済まされる」とか「女子は掃除と日直が得意」とかを無くす話であって、男女の体力差を無視するとか泊まる部屋を混ぜるとかじゃないんすよ
2024-02-20 20:41:58実際には口喧嘩どころか「調子づいた女子が手を出してきても男子は反撃せずに耐えるしかなく、しかもそれですら先生に言いつけられて男子だけ謝らされる」という話さえ聞く。我々大人にしても、「同じ悪行でも女性だけ情状を大いに酌まれて罪が軽くなる」のをニュースで日々目にしているわけでなあ。
2024-02-22 07:30:03ああ、この人は80年代末から90年代にかけてのオタクの(冤罪的な)肩身の狭さを積極的に作り出していた人間のうちの1人なのだなあ、ということがよく分かる。この人がもし当時子供であったなら、「正義感から」クラスのオタクを積極的に差別し、いじめていたのであろう。 twitter.com/Srin0528/statu…
2024-02-22 21:26:06あと最近の若い子たちは、なんの考えもなしにオタクを自称する傾向があるようだけど、それは本当にやめな。 昔を知ってる人は「女児をレイプしたい願望があります」と言ってるようなものだと受け止めるし、それだけで信頼を失う。嫌われ者の別名を自ら名乗るなんて馬鹿みたいだよ。
2024-02-19 09:06:11@aruto250 結局子供と親は別の人間なんですよね。うちも、毒親でしたが、我が家は毎日親子で平和に暮らしています。責任を取るのは18まで。それくらいなら大体の人は責任持てる。どちらかというと、現代は楽しいことが増えすぎて子供を持つことに魅力を感じない大人が増えたように思います。
2024-02-23 21:27:36@aruto250 私の周りはお金が無い。が理由に多いです。あと、やることと情報量が多すぎなのだと思います。 しかも人生百年で70過ぎても親の介護があって自分はボケれない。60過ぎた親も仕事をしているから子育てでは頼れない。 真面目な人程、無理だと判断している気がします😅
2024-02-23 22:55:31@aruto250 相関関係にはあるかもしれませんが、自分の親に云々は因果関係ではないと思います。 やはり子育てが、村社会や国のものから、個人のものになったことが大きいと私は捉えています。 口を出されない代わりに、手も金も出されない。出されると煩わしい。なので自然と親の負担が大きくなりますね
2024-02-23 21:24:36@aruto250 近年核家族化が進んだ要因は他にも妻の「嫁姑問題回避願望」がかなり関係していると思う。 なるべく旦那の母親はじめ家族と距離を取りたがってる
2024-02-24 01:32:37@aruto250 親から捨てられ毒親に虐待されて育ってみたら? それでも答えは出ないまま大人になることも想像してみて…
2024-02-23 19:36:51@aruto250 まだ親なしでは生きられない年齢の時の暴力、暴言、ネグレクトなどによって幸せとは言えない環境で育った人は、大人になって親元を離れても簡単に幸せになれるわけではないです。過去のことで一生苦しみながら生きていく人もいます。「親のせいで幸せになれない」が事実であることもあると思います。
2024-02-24 07:57:15@aruto250 それは違う気がします。 もちろん色々な理由があるでしょうけど、例えば「自身の能力の低さを自覚しているから子供の人生の責任を持てない」というパターンもあるでしょうし、 この場合は自分の親とか全く関係ありませんから。
2024-02-23 12:40:30@aruto250 「私あなたの人生に責任なんて取れないからね!」という意味ではなく、子供が生まれて良かったと、心から幸せだと思ってもらえなかったら申し訳ない、という意味かと。 非常に深く慎重に考えているから子供を持たない人も多く存在します。
2024-02-23 18:42:21