@sevenhalf さんによるファッションのおはなし。
最近はTGCとかが注目浴びてるけど、別にファッションショーでも良いけど、あれはファッションイベントでお金取って、即売して、とビジネスと直結したところの話で、そのファッション性とかとかは置いといて、パリコレ、とかとはまったく違う世界。良い悪いじゃないよ。
2010-05-22 02:05:59じゃあ、パリコレとか東京コレクションとかはなにか、というと。簡単に説明すると、ファッションショーに出てくる服っていったいどこできるよの?みたいな議論がある人いると思うけど、あれは着れるところで着る(笑)
2010-05-22 02:07:26オートクチュールという言葉がいってる服のこと。デザイナーがみせて、お金持ちがオーダーし、採寸し、作られ、と、所謂オーダーメード。ブランドによるけどシャネルとかは200万以上とか、Jimmy Chooの靴もクチュールは最低50万超とかという世界。
2010-05-22 02:09:36で、基本的なビジネスとして、ファッションショー自体は、お金持ちをよんで、服をみせて、受注して、それで成り立つ。しかし、詳細はわからんが、大抵のメゾン(メゾンはフランス語の家みたいなもんだけど、≒ブランド)は赤字ビジネスになってる。
2010-05-22 02:11:22だって、ショー用に一点物作ってもそれぞれ原価で数十万以上を数十点、会場、モデル、音楽、映像...含めると相当な額を掛けてる。それをペイするだけの受注がとれるか、というより、そもそもそんな服買う人少ない。
2010-05-22 02:12:56じゃあ、赤字でなんでやるんだ?ということについて。ファッションショーは、オートクチュールの展示&受注会という意味だけじゃなくて、プレタポルテ(既製服)のデザインのベースになってるため、つまり百貨店とかで買うための広告にもなってる。ブランディングにもね。
2010-05-22 02:15:15イベントの内容としては、昨日のustで事務局側からB2Cを意識して。。。という発言がテーマとして何度か出てきたのが暗示してるけど、ビジネスマッチングの場。
2010-05-22 02:21:19直接的には、半年先の最新のドレスと買う人の受注会という側面が1つ。でもそれだけじゃなくて、ファションに関係ある人たちの集う場でもあって、JFWにはJC(Japan Creation)という場もあって、それはファション関連のビジネスの場。
2010-05-22 02:22:45ファッション関連のビジネスとはなにか。まずはテキスタイル(布)。布もね、素材、染色、化繊により、かなり表情違うから。そして、製造機械とか、IT系のシステムとか、そういうものを展示する場。つまり業界のビジネスマッチングが主。
2010-05-22 02:24:37@udonn 4億って予算って、一瞬でなくなるよ(笑)だって月にならしたら3000万強でしょ?100万/月の人を30人雇ったらそれで終わりだよ。
2010-05-22 02:32:40@udonn 実際には年2回のショー、それぞれに1億強かけて、2〜3億、あと1億が運営費。つまり、100万/月の人を10人も雇えない。
2010-05-22 02:34:45で、まずショーの費用をまかなうために、オートクチュールが売れないとどうしようもないが、全体的に赤字。でも続けてるのはブランディング投資のため。プレタポルテを売るためだったり、ブランドビジネス(ロゴつけたコスメとかバッグとか)のため。
2010-05-22 02:43:18で、パリコレがメインなのは文化的発祥地なのと、あとは、金持ち顧客リストを抑えてるから。ここを参照して。 http://bit.ly/9u1c9x
2010-05-22 02:46:23で、ニューヨーク・ミラノ・ロンドン・東京がパリ以外でのファションの拠点なんだけど、東京が何故没落したか、については、昨夜話したことと、あとは圧倒的に文化的違い。
2010-05-22 02:48:44JFW立ち上げの時に目玉として、昔旗揚げして離れていったメンバー、"有名な日本人デザイナー"たちを経産省は集めようとした。カワクボさんは"お役所がやることに参加するわけないじゃん。せいぜい頑張って"みたいな感じでけんもほろろに断られたと聞いたけど、それがとても状況をよく表してる。
2010-05-22 02:49:19海外で成功した、と言われる人達、ミヤケ、ヨージ、ギャルソン、ケンゾー...が東コレ初め、去り、パリに戻っていった経緯はいくつかあるが、当時としては、そんなに盛り上がらなかった。てより、ビジネスとして成立しなかった。ここらへんは、いちど当事者たちにきいてみたいな。
2010-05-22 02:50:59ファッションをとりまくプレイヤーを簡単に整理すると、服を企画するデザイナー、それをつくるアパレル企業、そもそもの布をつくる素材メーカーがいて、そして小売企業がいる。
2010-05-22 02:56:18