@sevenhalf さんによるファッションのおはなし。
これはそれぞれの機能を企業体で包括したり分割したりOEMしたりいろいろあるからそこまで単純じゃないけど、2010/05/21でわけるとそんなもん。
2010-05-22 02:59:49ともかく、素材をつくる会社、洋服デザインする会社、洋服作る会社、を発展させ、国内市場だけじゃ成長できないから海外から注目浴びないと、と始めた。
2010-05-22 03:03:37いずれ独立してやらなきゃ、というお役所的発想(でも、相当きちんとした考え。事業仕分けをみてたら、誠実なのわかるでしょ?w)から、スポンサーは小売だよね、みたいなものがあると思うし、いいもん作って売らせてあげるから、みたいな、上流・下流的業界意識まんまんなおばかさんだったんですよ。
2010-05-22 03:06:35そして、一着数百万の服を年間数十買うお客さんは、世界中探してもそんないないですよね?つまりクチュールビジネス自体、パリ以外で(パリですら)成立しえないんですよ。
2010-05-22 03:10:31そして、文化的理解も違う、みたいなこと言われてるけど、でも商業的にみたら、たとえばLVMHグループの世界売上の中で日本て15〜20%を占めてるわけで、理解とは別にマーケットは凄い。じゃあ、なぜ国産ファッションショーをつくっても、東コレはだめなのか?
2010-05-22 03:13:38昨夜もちらと簡単に言ったけど、パリコレの相似形を、産業の場自体を創出しようとする、経産省の頭でっかちな戦略がそもそも無理だったというのが、結論だと思ってる。ちょっと細かいところははしょるがね。
2010-05-22 03:14:58当時はね、戦略として、超簡単にいうとベストプラクティスとしてパリコレを想定してそれをTOKYOへ、みたいなことだったけど、でも、クラスタ形成はできなかった。
2010-05-22 03:17:48クラスタ形成の要素として、いくつかあった。デザイナー育成(支援体勢を作った。お金も)、素材の売り出し、とか、特に海外向けに。そして国内ではデザイナー・アパレル・テキスタイルをビジネスマッチングしよう、という方向へ舵をきった。うまくいってなかったからね。
2010-05-22 03:23:05そして経産省がトップの幾つかのブランドのためにやってたわけじゃなく、ファッションデザインは上から下へ流れるから、上が活性化すると下も活性化する、という理屈でもあった。
2010-05-22 03:25:03ところが、本当にうまくいかない。そして、いわゆるストリートとかセレクトとか109とか、いわゆるリアルクローズが流行、今はファストファッションの時代。それはぜんぜんいいことだよ。服への支出が減って常に流行のものをきて、着すてて翌シーズン別のものをかい、余ったお金を別のものへ。
2010-05-22 03:27:12ファッションとかデザインを語る上で、西欧からスタートし、というのは、キモノをつくってる以外では当たり前だし、だけど、日本はやっぱ特殊であって(デザイナーじゃなくてマーケットがね。これは日本産業総ガラパと言ってる意味)、ベストプラクティスを目指し、相似形になった時点でもう終わり。
2010-05-22 03:29:58日本が誇ったヨージ、ミヤケ、ギャルソン、カンサイ。ここら辺は西欧植民地主義的社会が、オリエンタリズムをいう構造を作ったような解釈でもいいし、でも、その異質さを彼らの世代では乗り越えられなかった、つまり、彼らは永遠に異邦人としてパリに居続けなくてはいけなかったということ。
2010-05-22 03:32:37その前に、昨日のJFWの公開会議のことか。あれはもうじり貧。予算がない。稼がないと。広告しかない。出稿できるのお金もってるところ。つまりユニクロとか。じゃあ媒体強化として感度低いマスも集めなきゃ、じゃあ、刺激的イベントしなきゃ。それしないと生き残れないし。ということで一回死ね。
2010-05-22 03:35:45本当に予算をどうやって使ってるのか、その透明性と効率性はどうか、ぼくたちがやる気になるためには、とか、昨日のオナニーは最悪だったな。
2010-05-22 03:36:49目指す方向性の前に、今の構造は、日本市場もうシュリンク、でも、上海、ブラジルとかいわゆるBRICs凄い。負けちゃられない、とか、いって、存続のためのデフレスパイラル。本当に、一回潰れて、もう一度焼け野原からやってみたほうがいいんじゃない?と思うくらいヒドイ感じ。
2010-05-22 03:39:33