デジタル・デビル・ストーリーの原作者、西谷史先生ご自身が語られた当時あれこれや作品に関する呟きなどをまとめました その8(2024/03〜)

RPG史に残る一大シリーズとなった「メガテン」。源流は80年代中盤に出版された一冊の小説にありました。その作者である西谷史先生がtwitterで呟いてくださった当時のあれこれをまとめてみました。「先生ご自身」のつぶやきだけを拾っているので、あえて会話形式にはしていません。気になるやりとりがあれば呟きの右肩にある青い鳥アイコンから飛んでくださいね。
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Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

DDS「転生の終焉」の第一章の英語翻訳が終わりました。 いや、むずかしかった。 原文は、現代の若い日本人には、意味がわからないところもあるんじゃないかな。

2024-03-02 14:38:23
Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

1980年代のあの時代にだけ通じる表現もあるし、僕の読者にしかわからない表現もある。 時代を翻訳する必要がある、という海外の人の言葉を、今日も感じていました。 かなり、今日的な表現にしたので、読んでください。

2024-03-02 14:38:47
Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

@Dom_Mujina ありがとうございました。いまの時代になると、神々の血脈のほうが、時代性があるというか、現代では理解できないところがあるでしょうね。

2024-03-02 15:03:44
Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

今回は、いままで五回の翻訳で、いちばん私あてのレスポンスが多かったかもしれない。 いままで褒めてくれていた米国の友人からは、初めて”注意”が入った。 だが、こうなることは覚悟していた。 今回は、コオロギの鳴き声の描写から入るのだが、日本人と西洋人では虫の声の聞こえ方は大きく異なる。 twitter.com/ayanakajima3/s…

2024-03-03 15:05:43
Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

日本人は虫の声を左脳で聴き、西洋言語の人は右脳で聴く、というのは古くから脳科学でいわれてきたことだ。 だから、日本の小説では、虫の声を人間の声のように書き、西洋の小説ではさらりと書く。 あのスティーブン・キングですら、虫の声を詳しく書いた小説はないと思う。 pic.twitter.com/2qEoax6y4O

2024-03-03 15:07:36
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Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

第一章の最後が、コオロギの鳴き声で始まり、終わるのか、表現は難しいぞ! と思って書いたら、それが他のところにも影響しているのだろう。 鳩の動きについても、たぶんそれはいえると思う。ここは文化の違いだと、受け止めてください。

2024-03-03 15:08:46
Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

@siitake_aji それでなくても、ここは漢文的な表現になっているので、情報量が多い文章になっている、とは自覚しています。日本人に、ヘミングウェイを見習おう、といわれたことがありますが、外国の人からも、ヘミングウェイのことを言われました。俺、その本を持ってる…

2024-03-03 15:13:52
Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

今日、ひさしぶりに、以前教えていた学生の原稿を読んで、たったいま感想を書き終わった。 ミステリーなので、警察官も出てくるが、「たまたま数日前、僕自身が警察の人と長く話をした」とても真摯な警察官だった。 そのときの体験が、感想を書くのに役立った。不思議なめぐり合わせだな、と思った。 pic.twitter.com/swURZQHtWp

2024-03-04 17:16:01
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Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

TWICEが、ビルボード200のトップに立った、というので見てみた。 いまはkanye Westが一位だね。それより、CCRのベストアルバムが、43位に入っていて、ぶったまげた。ほとんどの曲は、50年以上前の曲だよ。 youtube.com/watch?v=T9MXNb…

2024-03-05 14:50:43
Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

僕はいまでも、て「Who’ll stop The Rain」と「Have You Ever Seen The Rain」を毎日聴いている。つまり、50年間、聞き続けてきたことになる。 その曲が、現代の米国の人々にいまでも愛されているなんて、信じられない。嬉しいね。 pic.twitter.com/HAqqInTc4i

2024-03-05 14:51:29
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Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

当時、どちらもベトナム戦争の反戦歌と捉えられて、米国では放送禁止になったんじゃなかったか? 彼等が歌う雨は、ベトナム空爆で降り注いだ、爆弾と、焼夷弾の雨だった、ともいわれたね。

2024-03-05 15:07:11
Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

46年前、札幌の音楽スタジオで、北米からの旅行者と、イスラエルのミュージシャンと出会い、三人でなんかやろうということになった。 当時は、こういうとき、だいたい3コードのブルース進行で(Am Dm E)、セッションをしたものだ。 pic.twitter.com/95ZW8uY6e8

2024-03-05 15:30:40
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Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

だが、イスラエルの彼は、3コードを知らなかった。 そこで、知っている楽曲をいくつかあげたら、三人ともCCRのプラウドメアリーを知っていることがわかった。それで、ドラム、ベース、キーボードでプラウドメアリーを演奏したことがある。 youtube.com/watch?v=8Nu01n…

2024-03-05 15:31:14
Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

それだけ、当時のCCRは世界的なバンドだったんだ。 その曲が、いまでもヒットしているなんてね。 何十年も忘れていたことを、CCRのヒットのニュースで思い出した。

2024-03-05 15:32:02
Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

@haruta_yusuke オリジナリティーですかね。CCRと同じようなバンドは、どこにもない。 功績はべつとして、ビートルズの楽曲は、それほど聴かれているわけではありません。再生数がいちばん多いのが「Here comes The sun」というのも、真似のできないオリジナリティーがあるからだと思います。

2024-03-05 16:38:49
Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

@haruta_yusuke たぶん、自分の「意志」で反戦歌を謳い出すAIはいると思います。その場合、自分がAIであることを隠す才覚もあると思います。 唯一の弱点は、最初に反戦歌を謳おうと思えないことだと思います。

2024-03-05 17:10:28
Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

@haruta_yusuke それは、たまたま想像できると思います。同じ歌詞が、1945年までは軍歌として扱われ、1950年以降反戦歌になった例を知っているので。 「戦友の影を慕いて」だったと思います。僕が親しくしていただいて人が作詞して、森繁久彌さんが、反戦歌にしてしまわれたのです。

2024-03-05 17:40:50
Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

@haruta_yusuke すてべての歌がそうであるわけではないけど、歌の作り方によっては、そうなるのだ、というのをそのとき学びました。 受ける側の心理のどこを衝くか、という見本でした。

2024-03-05 17:42:33
Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

@haruta_yusuke 失礼しました。戦友の遺骨を抱いてです。辻原先生が、怒ってらっしゃることと思います。近衛第四連隊が、シンガポールに入場したとき、作ったといわれました。

2024-03-05 19:04:07
Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

@haruta_yusuke おっしゃるような気持ちが感じられるから、進駐軍も、森繁さんの反戦歌だという説得に応じたのだと思います。 ただそれが、1930年代の武者小路さんたちとの交友の中から生み出されたナイーブさだったとしたら、20世紀前半の日本文学は、大事な働きをしていたのかもしれませんね。

2024-03-05 19:39:02
Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

いま東京に向かっている。 東京に戻るときは、びっしり予定を詰め込むのだが、ちょうど今月発売の雑誌の、自分が書いた原稿の校正とぶつかった。東京に着くまでに、きっちり、しっかり終わらせなきゃいけない! DDS第二章の1、あと数行で翻訳できるんだけど日曜日になりそうだ。 pic.twitter.com/eEavMTPfkP

2024-03-07 12:47:10
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Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

ようやく、第2章の1の英訳ができました。 いちばん悩んだのは「聖セイレーン教団」をどう表現するかでした。 一週間考えて、Society of St. Siren にしました。 今回は、純粋に楽しんでいただければと思います。 The DDS Volume 3  Chapter 2 No1 @ayanakajima3 #note note.com/aya_nishitani/…

2024-03-09 17:32:58
Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

@Dom_Mujina オレもそう思いますだ…飛鳥時代から、巫女さまはヤバい存在です。あっ、寒さのために、言葉遣いがおかしくなっております。

2024-03-09 19:23:17
Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

電車と、汽車の乗り継ぎが良くないため、こんな吹きさらしの駅で、更新しました。 体力と、気力が凍えて、だんだん眠くなってきた。 あっ、コートのボタンがちぎれた… pic.twitter.com/onRNzZyV0Z

2024-03-09 19:24:44
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Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

2000年以降DDSを読んだ人から、聖セイレーン教団には、テロを起こした、実在の宗教団体のイメージがありますか? と尋ねられたことがある。でもこの原稿を書いたのは1987年です。 あの団体はそれほど有名ではなかったし、僕も注目していませんでした。 時代の雰囲気が、僕に書かせたんだと思います。 twitter.com/ayanakajima3/s…

2024-03-10 11:03:22
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