ファンデルヴァーの失われた鉱山‐アスコアのゲルトルート‐第08話

takataka @takataka360

昨夜はファンデルヴァーの冒険の第8回目でしたよ。 サンダーツリーに巣食うドラゴンを退治したトゥルーデ達は、ファンデルヴァーの失われた鉱山を求めて、波音の洞窟へ向かいます。 #dnd #dnd5e #FoundryVTT #オンセ工房 pic.twitter.com/ZbqvCjmXe5

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洞窟の入り口で、ドワーフたちのものではない、新しい足跡を見つけるトゥルーデ。よく見るとバグベアのものも混ざっているようです。

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「クロクモの一味が先に入っているのかもね。」トゥルーデが足跡を見て言葉を続けます。 「まあ、クロクモたちが制圧していたら、それを倒せばいいだけだけど。」トゥルーデは意に介さず、洞窟の中へ進みます。

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トゥルーデと仲間たちは、洞窟を進みます。入った少し先に、動物の遺骸が幾つか落ちています。 先行しているクロクモの1団が倒したようです。生き残っていた虫のいくつかが、トゥルーデたちに襲いかかってきます。 それら虫をなぎ倒し、先へ進むトゥルーデとその仲間たち。

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そのすぐ先は崖になっていますが、トゥルーデは先行したバグベアたちが使ったと思われるロープを使い、するすると降ります。 他の仲間達は、念の為自前のロープを張り直してから下ります。

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トゥルーデは、時折、自分の命を他人のものにように感じてしまう癖があります。

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他人のものと言うと、少し間違えているかもしれません。それが「普遍的で価値のない」もののように感じられるのです。

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なので、こういった時、恐怖感を感じずに前に進んでしまうのです。

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まあ、それが、良いように転ぶことが多いのが、バーバリアンでバウンティ・ハンターという職業なのではあるのですが。

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そんなトゥルーデですから、もちろん一番先頭をどんどん進みます。

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グールがたむろする部屋を片付け、大きな広間に出たときでした。

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ゾンビの姿が見えたかと思うと、火の玉が飛んできて、トゥルーデと仲間たちを業火が襲います。

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フレイムスカル。空を飛び火の術を使う厄介な敵です。

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トゥルーデは、何十の斧や剣や矢で襲われても、それを打ち払い、仲間を守る自信があります。

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しかし、呪文については、あまり耐えるのは得意ではありません。

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ゾンビの群れに足止めされている間に、火球に続いて飛んできた複数の熱線に、トゥルーデの意識が飛ばされてしまいます。

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ポキンが変わりに前線に出て、少しの時間を稼ぎます。

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「すぐ起きなきゃダメなんだな。」ルーロの言葉が届き、トゥルーデは意識を取り戻します。

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トゥルーデが見ると、まだまわりにはゾンビが群がっています。

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それらに手斧を叩きつけ、トゥルーデは火傷で爛れた口を開いて叫びます「こっちは良いからあの「飛ぶやつ」を早く！」

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その声に従い、カイロンとルーロが矢と射撃の術を使い、奥のフレイムスカルを撃ち落としました。

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あとは動きの遅いゾンビたちです。トゥルーデの手斧とポキンの大剣で綺麗に片が付きます。

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「怪我を、見せてください。早く。」ウローナが火傷を負ったトゥルーデに近づき、治療を開始します。

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「ありがとう。これ、切ったほうが良いかな。」トゥルーデは、火にあぶられて縮れた毛先をウローナに見せます。

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「もう、知りません。治療。させてくださいね。」ウローナは、少し怒ったようにトゥルーデを治療し、他の仲間の治療に向かいます。