「先日バーで隣に知らない人が座っていた。」から始まる、小説家・道尾秀介先生が語る小説のような実話が素敵だった件

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よしだ @kgmntmt

小説家の人生が小説だった x.com/michioshusuke/…

2024-03-25 21:36:59
道尾秀介 @michioshusuke

先日バーで隣に知らない人が座っていた。 マスター夫婦との会話をなんとなく聞いていると、どうやらその人、近所に引っ越してきて3ヶ月のあいだ、ずっとそのお店に入りたくても勇気が出ずに素通りしていたとのこと。 やがてお客さんは立ち上がり、僕に「トイレどこですかね?」と訊いた。 「その左のドアですよ」 「どうも」 トイレにはマスター夫婦が気を遣って置いてくれている僕の本があり、出てくるなり「道尾秀介好きなんですね」と何やら嬉しそうな顔。 マスター「いやまあ、好きというか…」 客「わたし道尾秀介の本ぜんぶ読んでるんです」 マスター「ていうか隣にいますけど」 客「え!」 ……という楽しい夜でした。 しかもその人、いま僕が書こうとしている某業界の、専門職の方。 こちらも大助かりでした。 こういう面白い偶然が、世界の不思議を感じさせてくれて、物語をつくるモチベーションになってくれる。

2024-03-25 09:37:29
リンク michioshusuke.com 作品紹介 | 道尾秀介オフィシャルサイト 1 user 147