【ブックチンブラーの読書】私の個人主義「道楽と職業」(夏目 漱石)
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2011/1/2
【よむ本】 本日〜 @baka_reading の読書ライフ(ライブやめました) ##### 私の個人主義 ##### - 夏目 漱石 (著) - http://t.co/aCdPRUlv
2011-12-11 19:33:02【本を知ったキッカケ】書評人ラジオ第2回で紹介されていた。 http://t.co/kwE0nnxM ##### 私の個人主義 ##### - 夏目 漱石 (著) - http://t.co/aCdPRUlv
2011-12-11 19:37:39【この本への期待】個人的な話だが、マイクロ法人つくるにあたり、その会社の企業理念を考えたい。人間の根源部分の思考に触れることで、自己をみつめ直す空気に持って行ってくれること。 http://t.co/aCdPRUlv
2011-12-11 19:44:45(ひとりごと)この講演集をボチボチ読んでると、ふと夏目漱石のツイートを読んでる気になることがある。 http://t.co/aCdPRUlv
2011-12-11 20:52:03【引用】道楽と職業(p.18)すなわち誰のお世話にもならないで人間が存在していたという時代を思い浮べて見る。 http://t.co/aCdPRUlv
2011-12-11 22:09:58(青空書店)アフィリエイト目的は薄めなので紹介。紙の本を読みながら線を引っぱって、後から引用してツイートするときは、この青空書店からコピペしてます。「私の個人主義」は1冊の本ですが、青空書店では公演ごとに分かれてます。/ 道楽と職業 http://t.co/0B2iuL0q
2011-12-11 22:15:50【引用】道楽と職業(p.25)けれどもすべてを知らない代りに一カ所か二カ所人より知っていることがある。そうして生活の時間をただその方面にばかり使ったものだから、完全な人間をますます遠ざかって、実に突飛なものになり終せてしまいました。 http://t.co/aCdPRUlv
2011-12-11 22:18:20【引用】道楽と職業(p.26)自分の専門にしていることにかけては、不具的に非常に深いかも知れぬが、その代り一般的の事物については、大変に知識が欠乏した妙な変人ばかりできつつあるという意味です。 http://t.co/aCdPRUlv
2011-12-11 22:20:13【引用】道楽と職業(p.28)我々は自分の家業商売に逐われて日もまた足らぬ時間しかもたない身分であるにもかかわらず、その乏しい余裕を割いて一般の人間を広く了解しまたこれに同情し得る程度に互の温味を醸す法を講じなければならない。 http://t.co/aCdPRUlv
2011-12-11 22:22:54【引用】道楽と職業(p.29)諸君が本業に費やす時間以外の余裕を挙げて文学書を御読みにならん事を希望するのであります。(中略)吾人が人間として相互に結びつくためには最も立派でまた最も弊の少ない機関だと思われるのです。
2011-12-11 22:26:18(追記)職業というものは要するに人のためにするもの(略)要するに取捨興廃の権威共に自己の手中にはない事になる。したがって自分が最上と思う製作を世間に勧めて世間はいっこう顧みなかったり自分は心持が好くないので休みたくても世間は平日のごとく要求を恣にしたりすべて己を曲げて人に従わなくては商売にはならない。
【引用】道楽と職業(p.30)この自己を曲げるという事は成功には大切であるが心理的にははなはだ厭なものである。就中最も厭なものはどんな好な道でもある程度以上に強いられてその性質がしだいに嫌悪に変化する時にある。 http://t.co/aCdPRUlv
2011-12-12 00:38:36【引用】道楽と職業(p.30)いやしくも道楽である間は自分に勝手な仕事を自分の適宜な分量でやるのだから面白いに違ないが、その道楽が職業と変化する刹那に今まで自己にあった権威が突然他人の手に移るから快楽がたちまち苦痛になるのはやむをえない。 http://t.co/aCdPRUlv
2011-12-12 00:40:11【引用】道楽と職業(p.31)ただここにどうしても他人本位では成立たない職業があります。それは科学者哲学者もしくは芸術家のようなもので、 http://t.co/aCdPRUlv
2011-12-12 00:42:45【引用】道楽と職業(p.33)物質的に人のためにする分量が多ければ多いほど物質的に己のためになり、精神的に己のためにすればするほど物質的には己の不為になるのであります。 http://t.co/aCdPRUlv
2011-12-12 23:45:59【引用】道楽と職業(p.34)自分に気の乗った作ができなくてただ人に迎えられたい一心でやる仕事には自己という精神が籠るはずがない。すべてが借り物になって魂の宿る余地がなくなるばかりです。 http://t.co/aCdPRUlv
2011-12-12 23:48:24【引用】道楽と職業(p.34)けれども私が文学を職業とするのは、(略)己のためにする結果すなわち自然なる芸術的心術の発現の結果が偶然人のためになって、人の気に入っただけの報酬が物質的に自分に反響して来たのだと見るのが本当だろうと思います。 http://t.co/aCdPRUlv
2011-12-12 23:52:21【引用】道楽と職業(p.34)幸いにして私自身を本位にした趣味なり批判なりが、偶然にも諸君の気に合って、その気に合った人だけに読まれ、気に合った人だけから少なくとも物質的の報酬、(あるいは感謝でも宜しい)を得つつ今日まで押して来たのである。いくら考えても偶然の結果である。
2011-12-12 23:54:47【引用】道楽と職業(p.35)月給を昇げてくれてもこういう取扱を変じて万事営業本位だけで作物の性質や分量を指定されてはそれこそ大いに困る(略)恒産のない以上科学者でも哲学者でも政府の保護か個人の保護がなければまあ昔の禅僧ぐらいの生活を標準として暮さなければならないはず
2011-12-13 08:57:25