2011.10.10 七沢潔氏講演会『放射能の向こうの未来　チェルノブイリ、フクシマを歩いて』筑波大学雙峰祭

らいあ @Sucha_Para

2011年9月11日朝日新聞の記事。福島周辺とチェルノブイリの、縮尺を同じにした汚染地図。チェルノブイリは、150km圏を離れた所にまで原発周辺と同じ程度に汚染された場所があるのが分かるが、福島原発周辺ではさほど広がってる様には見えない。 http://t.co/0kySnaKe

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9月の末に文科省が発表した汚染地図。これには、さっき紹介した地図には載ってない、群馬県の汚染が入っている。汚染の規模でいえば茨城より群馬のほうが広がっている。この時点で新潟が載っていない。おそらく米の出荷が終わってから発表しようとした。 http://t.co/ozEBkYFi

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放射能汚染というのは、調べてみないと分からない。ソビエトのほうは1989年以降に主に測られた実測値のデータ。後から汚染が分かった場所もある。160km以北のゴメリ州は、事故直後から汚染が分かっていたが、3年間隠されていた。

らいあ @Sucha_Para

事故後とった行動がこの図。事故の報告を聞いて、3/14木村真三さんやNHKの仲間と話し、翌日福島入りをした。早い時期に行かないと半減期の短い核種が減っていき、きちんとしたデータがとれなくなる。そういう事を調べていくことが原発事故には重要。 http://t.co/qCgiIcdT

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らいあ @Sucha_Para

最初に美春町(原発から約45km)に入り、計測しながら原発に向かって移動した。土壌1㎡あたりのCs137値、美春町で7万Bq。途中下がる場所もあったが、原発から4km地点で測った値は1120万Bq。これはチェルノブイリでいうと、一番濃い色部分で人が居住出来ないレベル。

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60km離れた福島市の公園で、438万Bqの場所があった。汚染はまばらであり、遠隔地でも高い濃度で汚染されるということが分かる。

らいあ @Sucha_Para

福島side：『フクシマで出会った人、動物』(画像)浪江町赤宇木で合った人物(避難所から歩いて帰ろうとしていた所に遭遇)赤宇木は線量の高い地域で、この時80μSv/hくらいあった。通常の約5000倍というレベル。 http://t.co/31TZiuxd

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らいあ @Sucha_Para

赤宇木集会所にいた4組の夫婦と4人の独身者(番組にも出られてた方々)ほとんどの人は、二本松の避難所の方に移動していったが、ペットがいたり等そのまま居続けていた人が残っていた。ここは、屋内でも20～30μSv/hあるような場所だったが、数値を知らされていなかった(その後避難した)

らいあ @Sucha_Para

福島side：『命のつながり＝存在の基盤(根)が奪われた』福島の土の汚染は本当に深刻。空間線量が高いとされている地区より土壌の高い場所が福島市にある。ネットワークで～で出てきた犬のパンダ。その後金沢の大きなお寿司屋さんにひきとられ、元気に暮らしているそうです(´ー`*)

らいあ @Sucha_Para

チェルノブイリside：事故の3週間後に被曝の影響で亡くなった運転員の親は、事故後「お前のバカ息子が原発を爆発させたんだ」と、まわりから避難をあび続けていた。原子力推進の為に、国も国際機関も運転員にすべての責任をおしつけた(後に制御棒の設計にも原因があったという説も浮かび上がる)

らいあ @Sucha_Para

チェルノブイリside：『未来を奪われた人々』メルトダウンによる地下水汚染を防ぐ為に、炭鉱で働く若者達を集めた。その結果体はボロボロにされた。20年の間に派遣された450人中150人が、ガン・心臓病・自殺(体の不調に悩んだ末など)などで亡くなった(主に40～50代)

らいあ @Sucha_Para

チェルノブイリside：『カプセルに閉じ込められた不安』子どもの時に事故に遭い、イスラエルに移住したユダヤ人女性。彼女は、ユダヤ人である事と親が運転員をやっていたで、まわりに相当いじめられた。移住することは出来ても、自分と同じ境遇の人がいない中で、出産に対し強い不安を抱えていた。

らいあ @Sucha_Para

福島side：原発事故は、放射能汚染という現実を生み出した。そこに住んでいる人がいる、そこから根を奪われた人がいる。それから目を逸らしてはいけない。深刻な汚染があるにもかかわらず、何もなかったかのようにしたい人達がいる。矛盾が福島の人に襲いかかっている。

らいあ @Sucha_Para

福島side：風評被害など目先の被害は考えるのに、目に見えない後回しされた被害を『リスク』という幻想であがなおうとしている。"放射能の影響"という計り知れないものに向かいきれていないし、解決する能力がないにも係わらず、あたかもあるかように見せかけようとしているにすぎない。

らいあ @Sucha_Para

福島side：根本的な被害は見えてこないし、隠されていく。それに蓋をする事を許してはいけない。未来に汚染をゆだねる事は道徳的に間違っている。延々とそんな事を続けて行くのか…元の木阿弥に戻るか、もっと酷いことが起きて自らの根を亡くすのか…という選択をここ何年かでしなくてはいけない。

Miya____ Toy___ @Miya_Toy

Q.福島第一ECCSの件。また、そういった重要事項等の報道がなされなかったのは？

Miya____ Toy___ @Miya_Toy

A.2つの問題。1つは、取り外されていた事。もう1つは、ついていても動いたかどうかという事。地震で配管が壊れた可能性も大いにある。東電及び保安院は、津波で自家発がやられ給水ができなかったとしてるが、場合によっては、それ以前に配管が壊れていれば、自家発が動いた所で給水できなかった。

Miya____ Toy___ @Miya_Toy

…それが、今後の事故調査でどこまではっきりするか？もしそうだとすると、津波を想定してなかったのがいけなかったのではなく、基本的に耐震設計の問題でアウトになる可能性があると、多くの原発に対し再稼働が「おいおい」ということになる。

Miya____ Toy___ @Miya_Toy

…地震で配管が壊れていれば、ECCSの色々な所が、デッドノックされている可能性がある。だから、もしあったとしても動いたかどうか？

Miya____ Toy___ @Miya_Toy

…2つめ。ニュースの材質という面では、NHKも民報も同じ。大手のメディアがやるべき機能を果たしていないと批判されているが、それは甘んじて受けようと思う。発表報道を繰り返して検証をしていないし、現場に近づこうともしなかった。でもそれじゃあいけないと思うし問題を提起していきたい。

Miya____ Toy___ @Miya_Toy

Q.3歳で被曝し10歳で甲状腺の手術をしたという女性は、どれ位の距離のところに住み、どれくらい被曝していたのか？(1つめの質問は食品の輸出入の話し→省略)

Miya____ Toy___ @Miya_Toy

A.ホイニキ地区。チェルノブイリから50kmの街。30km圏内ベラルーシの人たちが避難した場所。どれくらい被曝したか正確には分からないが、15kmの人で3mSv/h位だったので、ホイニキでも、500μ～1mSv/hくらいあったと思う。

Miya____ Toy___ @Miya_Toy

…そういう所で、1日5時間外で遊んでいたことを考えれば、当時の線量で5～10mSvくらい浴びていた可能性がある。その後、食べ物での内部被曝が続いた。ただ、ベラルーシは警告が遅れたので、外で遊んでいたことでの被曝が結構深刻だと思う。

Miya____ Toy___ @Miya_Toy

…「よかったものほど悪くなる」。普通なら、健康な生活・自然な生活が送れた場所ほど危険になった。アスファルトに囲まれた、人工的な場所ほど安全になった。価値の倒錯-人間の有るべき姿の倒錯。そういうのが起きるのが原発事故だと実感している。