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お客さんを、「真面目になろうとしている歳をとりつつあるファン」じゃなくて「若いままのつもりで、ちょっとずつズレていく中高年」のほうに向き合う作品なんだなと感じました。クドカンが最終回で連呼した「寛容」って、言葉だけは「寛容」だけど、あれは
2024-03-31 01:53:21「俺らもがんばって寛容になるから、お前らもちゃんと男のことを理解して歩み寄れよ」っていう「真ん中」「中庸」が正解だっていう「寛容」なんですよね。だからサカエさんは「恋をして私なんか男に依存しなきゃ生きられないふしだらな愛のコリーダなんです」といわされて、でも「綺麗になる」。
2024-03-31 01:55:30それはなぜか。サカエさんが理性や学んで身につけた社会学やフェミニズムではなく「雌としての本能」に従った結果「綺麗になれた」んです。ひどいなぁ、と思いました。でもその「綺麗」っていうのも男性からの評価なんですけどね(こういうズルい描写はふてほど1話あたり3個くらいはありました)。
2024-03-31 01:57:32「差別」と「差別の是正」の「間をとる」ことが「寛容」だなんて、詭弁なんですよ。南北戦争で勝敗がついて、でもやっぱり「白人による黒人差別は少しは続けたいから、もっと黒人も白人の気持ちを理解してよ」というような。ふてほどラストの「寛容」「話し合いましょう」は翻訳するとそういうこと。
2024-03-31 02:00:09だから大人計画の役者さんってみんなすばらしいけど、この「大人」って「大人にならない計画」っていうことだったんだろうか、それともこういう「得してきた人間が得しつづける、そういうのが大人のやり方」ってことなんだろうか、とか、悶々としました。下種の勘繰りですけど。しょうがないから
2024-03-31 02:01:40ファンの中で「ああ……」と離れた人は、それぞれが、真面目に、自分の生活の中で大人になっていくんだと思います。みんな仕事がある、介護や病気がある、子どもがいる、その生活の中でドラマを観ている。スカッとした人にとっては一服の清涼剤だったでしょうが、これはアルコール入りというか、
2024-03-31 02:05:18酩酊剤入りだったのだと思います。そういうものなしで現実と向き合う力をくれるドラマが観たかったなと思いました。「スカッと」とそれは両立するので。少なくとも「あまちゃん」等ではそれを見せてくれていたでしょう。ああ「タイムトリップと人情話」だけで描ききればよかったのに、と思います。
2024-03-31 02:07:52追記で、コーネリアスといえば、小沢健二が20年ほど音沙汰なくていなくなってた間、後半に小さい「お話会」を開いたり、自費出版をしたりもしていて「変になったの!?」と思ったファンもいたと思うけど、復帰したらバリバリに真面目になっていたという…。きっと「真面目」を隠さなくなったんですね。
2024-03-31 02:12:46「真面目」を隠さずにクリエイティブなことをする、ものをつくる、というのが、きっと、これまで以上に、これからは大切になっていくと、感じています。嗤わない。茶化さない。耳を傾ける。知ろうとする。人に伝える。ガザのこととかもそう。安藤サクラさんとか公表して反対してますよね。
2024-03-31 02:15:25人の中にはいろんな成分があるので、そのときによって何が表に出るのも変わると思うのですが、「真面目」が表に出ることを笑わない時代になっていってほしいと思うし、子ども達と喋っていると、自分の若いときよりはるかにそうなってると感じます。その感性を潰さないように大人の役目を果たしたい。
2024-03-31 02:17:17あ、でも、あっち側、こっち側、みたいにわけるような考え方はしないようにとは気をつけております。人は変わるし。それにしても「子どもに見せられないドラマを夜中にメモしながら全話観る」ことの厳しさを痛感しました。可能なら一緒に観られるパウパトやプリキュアの記事がいつか書きたいです。笑
2024-03-31 02:31:26これはその通りで、人の「真面目さ」を肯定するなら、それと同時に「不真面目さ」「不謹慎さ」も肯定されなければならない。問題は、どちらかが同調圧力として機能してしまう事。 x.com/cobta/status/1…
2024-03-31 06:41:16わかります。某ドラマの話をされているのではないのかもしれませんが、わたしは相対化してはいけないタイプの「真面目さ」もあると思うんです。例えば「戦争反対」や「基本的人権」。1995年まではあったメディアの「脊髄反射的反戦」はもうない。「すべて相対化」は一見スマートで、暴力をはらみます。 x.com/bonkuratv/stat…
2024-03-31 10:09:32スクールカースト上位ではないけど、下位でもないのがポイントか…乱暴な私観前に普通を求める人たちがいなかったか?ハイカルチャーとサブカルチャーとの対比で上下を作ろうとしていないかなど、モヤモヤする箇所が多いので流されないように注意して読む必要がある連続ツイートだと思う。 x.com/cobta/status/1…
2024-03-31 09:57:40#不適切にもほどがある 観終わって、やっぱりサブカル、冷笑、イジりの時代は終わって、真面目、ケア、受容/変容とかがキーワードなんだなと思った。乱暴な私観だけど95年〜00年頃の「スクールカースト上位でない子」を救った文化系として渋谷系の音楽、冷笑の松本人志、サブカル/演劇のクドカンがいて
2024-03-31 00:53:30松本人志、大人計画、渋谷系についての超舌ペラくて薄いカルチャー分析が後追いの90年代若者によりまき散らされていき、リアルタイムのわたしはさっきから目が死んでいます。
2024-03-31 14:19:12