メモ「松本も小山田もクドカンも昔のことは今のモノサシで断罪して許しちゃダメだよね〜」だって

藤井セイラ @cobta

#不適切にもほどがある 観終わって、やっぱりサブカル、冷笑、イジりの時代は終わって、真面目、ケア、受容/変容とかがキーワードなんだなと思った。乱暴な私観だけど95年〜00年頃の「スクールカースト上位でない子」を救った文化系として渋谷系の音楽、冷笑の松本人志、サブカル/演劇のクドカンがいて

藤井セイラ @cobta

「スクールカースト上位でない」例えば、運動はそこまで…勉強も普通…小室哲哉最高！って断言できない、そういう感じ…でも、松本人志とか顕著だと思うけどそこに「別の価値観」を提示してくれた。だから今も「感謝してる」人がいるんだと思う。思春期の孤独を救ってくれた存在。それはすごい功績。

藤井セイラ @cobta

ネットまだなくて、本屋もCD屋も1軒ずつしかない田舎で、クラスメイトで上のきょうだいがいる人が渋谷系のCD貸してくれて「わー！」と救われるとか。深夜のひとりごっつに救われるとか。IWGPに救われるとか。アニメファンとも違う。そういう思春期の「救われ」が全国的にあった、と想像してます。

藤井セイラ @cobta

それはそれでとても尊い現象だったんだけども、世の中は変わっていく。それをつくりだしたアーティストのほうも変わっていったかというと。どうなんだろう。小山田圭吾（コーネリアス）が何を考えていたか知る由もないけど（ある時期から寡黙になった）作品をつくることが自分の仕事です、みたいに

藤井セイラ @cobta

非常に職人気質になって、実際によい音、よい映像で、ヨーロッパでとても人気が高まるとか、坂本龍一とも一緒に演奏するとか、そういう感じになっていったけど。過去のファンも、あのクイックジャパンのいじめインタビューを忘れたわけではなかった。見ないふりしてた。それが東京オリンピック直前に

藤井セイラ @cobta

暴露というか、炎上してーー歪んだ形で伝播したという観点から擁護するファンもいたけれど、だとしても清算せずに放っておいたというのは事実だと思うーーそれに対して「デザインあ」は即なくなり、活動休止、あと声明文をだした（息子さんのことまで叩く人がいたのは醜悪だった）。リスナーも

藤井セイラ @cobta

コーネリアスに対して、怒り、落胆、もう聴けない、聴かない、ということを示している人が多かったように思う（いまはライブ等で復帰しているけれど、きっともういかないと決めた人達もいると思う）。あと、小山田圭吾の場合は「テレビの人」ではなく、そこまでの影響力はない（欧州では人気ある）。

藤井セイラ @cobta

松本人志の場合はだいぶ違っていて、まずコーネリアスのは「25年前の記事」だったけど、現在進行形でそういうことをしているという疑惑が出た、それに対してSNSで「事実無根」といい、のちに所属会社（吉本）がそれを覆した、きちんとした本人の言葉でのリリースや会見はいまだになく、強がったり、

藤井セイラ @cobta

泣き落としをしたりーーちなみに興味深いのは、この「否定する」「怒って闘うポーズを見せる」「被害者ぶる」「泣き落とし」という過程はDVを訴えたれた加害者ととてもよく似ているということ。おそらく同じメカニズムなのでしょうーーマッチョなようでいてとても軟弱で、ああ、その意味では、

藤井セイラ @cobta

思春期の多くの青少年を救ってくれた、オタクにもなれない、優等生でもスポーツマンでもない、でも「冷笑とイジリ」、つまりそれまでにない別角度で（その時点では才能もあり、新しい笑いを発明もしており、天才だったのだと思う）教室の中にひっそりとした居場所をつくった弱い松本人志は健在なのだ

藤井セイラ @cobta

とも思わされたけれども、もう還暦のいい大人なので、ちゃんと説明責任を果たしましょうよ、と思う。そしてコーネリアスが25年前の記事で炎上して一旦すべての仕事を失うのならば、過去に麻酔で意識を失っている少女に挿入？したと話した今田耕司（Eテレで子ども番組のMC）、2015年に後輩の2歳の娘の

藤井セイラ @cobta

胸をこっそり舐めていてしかもそれをテレビで笑いにした浜田雅功、幼女趣味を公言していた山崎邦正（しかし「子どもをもうけてからはそれは鬼畜と思うようになった」とも発言）、あとは九州で松本人志のために女性を集めていたと話していた（暴露にも近いけど）博多華丸・大吉（あさイチMC）など、

藤井セイラ @cobta

すべて「きちんと説明」「それは過去の見解であり、いまは間違っていると考えていること」を説明してもらいたいし、おそらく一定期間の謹慎はまぬかれないし、そもそも吉本興業はそれらをなぜ調査・公表しないのか（ジャニーズとよく似ていますね）思うのだけど、そこは全く不問なのは、エンタメの

藤井セイラ @cobta

すごい二枚舌というか、ダブルスタンダードだなと感じています。音楽だけ厳しいのかな？オラフの声は速攻で差し替えになり（わたしは旧版のDVDを持っていますのでいまもピエールのオラフの声が聴けます）、電気グルーヴの楽曲が配信停止になったのに、吉本は、大麻や覚せい剤ではなく「被害者」のいる

藤井セイラ @cobta

案件が野放しになっていて、それは「テレビ」と「音楽」の違いなのか、それとも吉本興業が政府やテレビ局やいまではデベロッパーとも癒着を強めているせいなのか知らないけれど、健全な状態ではないなと思う。きっとこれがとっぱらわれたらもっと面白くて安心なテレビになるんじゃないかなと期待すら

藤井セイラ @cobta

抱くのだけど、松本人志と一緒に大きくなった大人には「安心」なんてクソくらえだといわれてしまうかもしれません（いま連投していますが、特に着地点決めずに流れのままに書いています）。〜ビートたけしは、映画で、とりわけフランスですごく評価されていて、あとあの人は大学も中退だけど、

藤井セイラ @cobta

あの時代に明治大学に入って（北野武のお母さんが貧しくても教育を重視していたため）中退している。あと老年に差し掛かってからピアノを新しく始めて、好きな曲を弾くとかじゃなくて、バイエルからちゃんとやっている。「芸人に人権いらない」とかは言いすぎだと思うけど、そういう「学ぶ人」だし

藤井セイラ @cobta

ハイカルチャーに対する敬意があるんですよね。松本人志は元々がカウンターだったし、多分ビートたけし的なポジションにいきたかった。それでいきなり映画つくったけどどれも失敗して、失敗しても、やり方を学ぶとか周りに新しく人を置くとかすればいいんだけど、そうもしなかった。やがてラジオすら

藤井セイラ @cobta

しなくなったのが、本当に、廃退の始まりなのかなぁと、これは下種の勘繰りですが、想像します。筋肉と子孫を残すこと。本当に身体的な男性性にすがったのかなと。ビートたけしも「オネーチャン」っていう言葉をつくったり、やっぱり昔の人だし、そういうところは批判されると思うんだけど、昔の

藤井セイラ @cobta

30年以上前の書籍で、北野武は、政治家の愛人がバレた件について厳しくなじっていて。「女を囲うのはいいけれど、ケチるからバレるんだ」といっているんですね。月の手当てが30万円だったと。それじゃそっぽ向かれても仕方ない。女性をずっと待たせるんだから、住まいの他にもっと見返りがないと

藤井セイラ @cobta

情報を売られてもそれは文句は言えないよ、と書いていました。松本人志は素人を集めてタクシー代3,000円、しかもどうも報道の通りであればエントラップ型犯罪なので、北野武は松本人志を「素人を」「3,000円てケチだ」と非難してましたが、たけしの感覚だとその点で「女性を正当に扱っていない」と

藤井セイラ @cobta

映ったのでしょう。お金で買うんじゃない、という観点はいまは脇に置いておきます。でもわたしは北野武がモゴモゴと松本人志を「素人のお姉ちゃんを…」と非難したとき、30年以上前のたしか『平成黄表紙』か『世紀末毒談』という本で「囲う女性」への見返りについて書いていたのを思い出しました。

藤井セイラ @cobta

なんでこんな話を書き出したんだっけ…というと、わたしには渋谷系（多くの方はいい大人になってると思う。きちんと歳を取られて。「あのコーネリアス？」みたいな意味と思ってください）/松本人志/クドカンって3パターンのほぼ同時代の「救世主」だったなと思っていて、でも、自分もそうだけど

藤井セイラ @cobta

いまなかなか歳をとっていけない。昔より上の世代の人もずっと残ってるし。で、歳はちゃんととれなくても老いてはいくので。そのときに多分、年貢の納めどきというか、真面目にならないといけないんだと思う。あと世界的にたぶん「真面目」はいまトレンド。その点、スピッツは30年以上真面目で

藤井セイラ @cobta

安定感がハンパない…その草野マサムネさんは311のときに本当にメンタルやられてツアーキャンセルしたり、最近もいまコンプラとかうるさいという人がいるけど、自分は生きやすくなったな、とか発言されていて、たぶん、そういう感じはすごく大事なんだと思う。「ふてほど」を見たら、あー、