SpaceX updateの日本語訳(2024/4/8)

Elon Musk delivers SpaceX update following Starship flight 3! Talk Mars, moon and more
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Takae in Space🚀✨🌍🔭 @TS86142

イーロン・マスクの考える今後の人類の惑星移住計画の展望についての数日前の社員向けスピーチのYouTube動画です。 壮大なミッション(「ついでに月もやっちゃうけど!的なノリ)に圧倒された社員も少なくなかったんじゃないでしょうか。😄 スペースX、スターリンク、アルテミス計画、スターシップ、火星移住について興味がある人は必見です。 「君たちならできる!」と、ファルコン・ロケット チーム、スターリンク チーム、スターシップ チームの成果を讃え、「スタートレック」のようなSFをフィクションで終わらせないで、実現させようと伝えています。 youtu.be/7DPR9rzVCzk?si…

2024-04-10 21:12:13
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Takae in Space🚀✨🌍🔭 @TS86142

別の恒星系、つまり、もし私たちが宇宙文明、複数の惑星を持つ種族、そして最終的には複数の恒星を持つ種族になり、これらの恒星系をすべて探索することができれば、大昔に消滅してしまった長い間死んでいた1つの惑星で栄えたの文明がたくさんあることに気づくかもしれません。そして、私たちはそのような1つの惑星でしか栄えなかった文明の1つになりたくありません。つまり、多重文明、最終的には複数の恒星を跨ぐ文明になりたいのです。

2024-04-11 02:14:58
Takae in Space🚀✨🌍🔭 @TS86142

サイエンスフィクションは永遠にフィクションではありません。「スタートレック」を現実のものにしましょう。だからこそ、生命を多惑星に広げることが緊急に必要だと考えています。なぜなら、地球の42億年の歴史の中で、生命や意識を地球外に広げることが可能になったのはこれが初めてであり、文明がまだ強いうちにそれを実現しなければならないからです。そのため、SpaceXの包括的な目標は、生命を持続的に別の惑星に広げることです。火星は唯一の選択肢であり、理想的には第三次世界大戦前に実現したいものです。

2024-04-11 02:14:58
Takae in Space🚀✨🌍🔭 @TS86142

何か悪いことが起きるかもしれないけれど、重要なのは、地球に何かが起こったとしても、火星が生き残り人類が意識を持ち続けることができるように、火星に十分な人々と十分な何百トンの貨物を送ることが必要だということです。もちろん、私は地球を放棄するとか、そういうことを言っているのではありません。地球ができるだけ長く良い状態でありたいと望む一方、コントロールの及ばないこともありえます。だから、できるだけ早く火星を自立した文明にしたい。そして、これは20年くらいでできると思うのです。

2024-04-11 02:14:59
Takae in Space🚀✨🌍🔭 @TS86142

私たちが建設中の巨大なスターシップ・ロケット工場は、その鍵となるでしょう。また、テキサス州のスペースXスターベースやフロリダ州カナヴェラル岬にあるケネディー宇宙センターに将来的に建設するロケット発射塔もその鍵となるでしょう。

2024-04-11 02:15:00
Takae in Space🚀✨🌍🔭 @TS86142

スターシップの3回の飛行を並べて見ると、推力が大幅に改善されていることがわかります。1回目の飛行から2回目の飛行、3回目の飛行へと大きく進歩しました。4回目の飛行は約1か月後に予定されています。4回目の飛行では、運命が微笑んでくれれば、ブースターが高温状態を抜け、制御された地点で海に落ちる予定です。海上の仮想タワーに着陸できれば、5回目の飛行で地上の発射場にブースターを戻すことを試みます。これは非常に成功志向のスケジュールですが、可能性はあります。今年中に発射場のメカジラ・アームでブースターロケットをキャッチできる可能性は80~90%です。これはすごいことです。最初にこの話をしたときは、無謀なことのように聞こえました。映画に出てくるメカジラよりも大きな巨大な物体を空中から機械の腕でキャッチするのです。しかし、私たちはそれを実行します。最初は必ずしもうまくいかないかもしれませんが、いつか必ずうまくいくことでしょう。

2024-04-11 02:15:00
Takae in Space🚀✨🌍🔭 @TS86142

スターシップは、人類の生命を多惑星にするための鍵です。意識の光を保存すること、それがすべてであり、私たち人類がこれまでに行ったことの中で最も重要なことかもしれません。意識の光は、広大な暗闇の中の小さなろうそくのようなもので、ほんの短い時間しか灯されておらず、簡単に消えてしまう可能性があります。地球上の小さな意識の光を存続させたいのですが、それを火星にまで広げ、最終的には太陽系の残りの部分まで広げ、他の恒星系にも広げていきたいのです。人体冷凍保存でもされない限り、私がそれをこの目で確かめることはできないかもしれませんが・・・。私たちは日々のことにとらわれがちですが、少なくとも100万年、できれば1億年、10億年文明が続いてほしいと考えています。その目標に絶対に欠かせないのは、多惑星化することです。

2024-04-11 02:15:01
Takae in Space🚀✨🌍🔭 @TS86142

よく聞かれるのは、なぜ火星なのかということです。正直に言うと、金星は超高温の高圧酸性化の泉なので、金星に行きたいとは思わないでしょう。月は近いですが、大気がなく、重力は地球の6分の1で、多くの重要な資源が足りません。もし地球を滅ぼすものがあれば、例えば第三次世界大戦のような世界的熱核戦争があったら、おそらく月に核兵器がいくつか投げ込まれるでしょう。火星に核兵器を撃ち込むのははるかに困難ですが、火星人は核兵器が来るのを予測し、おそらく飛来するミサイルを止める時間があるでしょう。ですから、火星の価値は、火星までの距離と時間が地球で何かひどいことが起こっても人類の意識が継続するという点で、実は絶縁効果があります。火星を越えると、ケレスのような小惑星や木星の衛星がいくつかあり、スターシップは最終的にそこに到達できるでしょう。

2024-04-11 02:15:02
Takae in Space🚀✨🌍🔭 @TS86142

太陽系、または他の恒星系に行くには新しいレベルの技術が必要ですが、少なくとも火星に行けなければ、他の恒星系は絶望的です。確かに火星は多少の修理作業は必要ですが、多惑星化するには本当にこれが唯一の選択肢です。長期的には、火星を温めて大気を濃くし、表面の約40%に液体の海を作り、地球のような惑星にするでしょう。

2024-04-11 02:15:03
Takae in Space🚀✨🌍🔭 @TS86142

会社を設立した当初から私たちは非常に多くのことを学びました。最初は小さなロケットを軌道に乗せることさえできませんでしたが、今では327回の打ち上げに成功し、300回近くの着陸を達成しています。「再利用は不可能で、たとえできたとしても意味がない」と言われました。なぜなら、当時は誰もロケットを頻繁に飛ばす理由がなかったからです。しかし、今では私たちは定期的に飛行し、ブースターを着陸させ、フェアリングを回収しています。ファルコン計画から私たちは多くのことを学び、それがスターシップ計画に活かされています。ファルコンとスターリンクは、明らかに会社を支えています。ファルコンチームの素晴らしい仕事に拍手を送りたいと思います。ドラゴン宇宙機は45回打ち上げられ、50人の乗組員を地球軌道までとどけ、46人の宇宙ステーションに送り込み、全員が無事に帰還しました。これが最も重要なことです。ドラゴンチームの素晴らしい仕事です。彼らに感謝の意を表しましょう。

2024-04-11 02:15:03
Takae in Space🚀✨🌍🔭 @TS86142

スターリンクでは、6,000基以上の衛星が運用されており、10,000基の光学空間レーザーがあり、300万人近くの顧客がいます。地理的・政治的理由や高価すぎてインターネットにアクセスできなかった人々にとって、非常に役立っています。私たちは地球をできるだけ素晴らしい場所にしたいし、それに加え火星も素晴らしい場所にしたい。スターリンクは膨大な量の役割を果たしており、火星までの道のり、また火星での高帯域幅通信にも非常に重要になります。

2024-04-11 02:15:04
Takae in Space🚀✨🌍🔭 @TS86142

このままいけば、SpaceXが地球軌道への輸送の90%を担い、中国が約6%、残りの国々が約4%を担うことになるでしょう。これはかなりすごいことです。そして、スターシップが飛行すると、地球全体の99%以上を担うことになります。これは火星に都市を建設するためには必要なことです。そして、月面基地も建設するでしょう。

2024-04-11 02:15:05
Takae in Space🚀✨🌍🔭 @TS86142

ファルコン1は0.5トン、ファルコン9は25トン、ファルコン・ヘビーは70トンの貨物を軌道に輸送してきました。スターシップは最終構成、最終形態ではおそらく200トン以上を軌道に乗せ、完全に再利用でき、1日に何度も飛行することができます。

2024-04-11 02:15:05
Takae in Space🚀✨🌍🔭 @TS86142

スターシップですが、陸上の発射場に着陸させる前に、特定の海域に着陸させることを少なくとも2回連続で達成したいと考えています。メキシコや米国に破片を降らせたくないからです。おそらく来年にはスターシップを再利用できるようになると思いますが、今年中にスターシップを海域の制御された地点(基本的には太平洋かインド洋のどこかにある仮想タワー)に着陸させます。腹から降下した状態から船を回転させて垂直に着陸するという着陸の最終段階が可能であることは既に証明済みなので、あとは自信を持って再突入の高熱部分を確実に通過できることにようになれば、発射塔に確実に着陸させることができるようになると思います。

2024-04-11 02:15:06
Takae in Space🚀✨🌍🔭 @TS86142

メカジラ(スターシップ用の発射台)がさらに増えます。ここテキサス州に2つ、フロリダ州のケープ・カナベラルのケネディー宇宙センターにも2つなので、スターシップ4機分の発射塔が4つできることになります。ケープの最初の発射塔と発射システムが来年の(2025年)半ばに稼働することを目指しています。ここテキサスで開発や発射、新しいもののテスト、ロケットの組み立てなどを行い、おそらくほとんどの運用打ち上げはケープから行われるでしょう。今年はさらに6基のブースターとスペースシップ宇宙船を建造する予定です。来年は生産率が大幅に向上します。それが、私たちが巨大な工場を建設している理由です。

2024-04-11 02:15:06
Takae in Space🚀✨🌍🔭 @TS86142

最終的には、ブースターよりも多くのスターシップ宇宙船を建造する必要があります。特に火星では、宇宙船を分解して原材料として使用したいからです。宇宙船の材料は非常に貴重になります。最終的には火星に滞在する人々にもスターシップに乗って地球に戻って来られる選択肢を与えたいと考えています。なぜなら、人々が火星から地球に戻る可能性が高くなれば、火星に行こうと考える人も増えるだろうからです。しかし、火星に行く人のほとんどは、おそらく地球に戻ってくることはないでしょう。

2024-04-11 02:15:07
Takae in Space🚀✨🌍🔭 @TS86142

スターシップの生産量をかなり増やす必要があり、最終的には、1日複数のスターシップの生産が必要になります。来年には 宇宙船から宇宙船への推進剤の移送を実証することを目指していますが、これは火星に行くための非常に重要なステップです。なぜなら、スターシップを軌道に乗せ、軌道上での補給、つまり空中給油のようなものを行う必要があるからです。火星に行く1つのミッションにつき、補給ミッションが5回から6回必要になり、アルテミス計画でNASAが月に戻るためにも非常に重要になってきます。

2024-04-11 02:15:07
Takae in Space🚀✨🌍🔭 @TS86142

私たちは月専用の宇宙船を作ろうとしており、月には当然メカジラ(発射台)はいませんので、着陸脚が必要です。また、大気圏がないので、熱シールドやフラップも必要ありません。そのため、月専用の宇宙船は特殊なものになります。そして最終的には、恒久的に居住可能な月面基地を建設したいと考えています。月への往復に特化した宇宙船がいくつも作られますが、それらは地球に戻って着陸することはなく、軌道上で燃料補給するためにタンカーとドッキングするだけです。

2024-04-11 02:15:08
Takae in Space🚀✨🌍🔭 @TS86142

パフォーマンスの面では、スターシップのあらゆるレベルで劇的な進歩を遂げています。ラプターエンジンを見ていただければわかりますが、楽観的に見ても185トンから280トンにどのように進化したかは注目に値します。最終的には、おそらくブースターエンジンは推力330トン以上を目指します。これは発射の時点で合計1万トンの推力を意味します。また、ラプター3は耐熱シールドも必要ありません。ラプター3は見た目はとてもシンプルで、実際多くの点で簡素化されており、なおかつ多くの複雑さが隠されています。エンジンの多くの部分に一体型の冷却チャネルがあり、ラプター2にはそれがありません。耐熱シールドがないため、非常に耐久性が高くなければなりません。ラプター3は部品がいくつか欠けているように見えますが、実際にはそれらの部品は削除されているか、システムに統合されています。一体型冷却チャネルと二次配管が必要な場所では、二次配管もポンプとチャンバージャケットに統合されており、大幅に簡易化されています。実際、ラプター3を作るのは非常に難しいですが、統合は簡単で、パフォーマンスが向上し、総質量が減り、より信頼性が高くなっています。

2024-04-11 02:15:08
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スターシップの炎の尾は非常に長い炎の尾ですが、これはチャンバー圧力によるもので、より多くのガスを高速で出力しているからです。炎の尾はおそらく1,000フィートほどで、ロケットの長さの2倍以上です。推力を上げていくと、必然的に長くなります。ロケットの高さも増していきます。3回目の飛行では軌道まで40トンから50トン程度でした。現在の設計ではスターシップ2は100トン以上、スターシップ3は200トン以上になります。推力は7,000トンから8,000トン以上になりますが、最終的に推力は10,000トン以上、離陸質量は7,000トンから8,000トン以上になり、高さは少なくとも10メートル高くなります。おそらくそれ以上に大きくなるでしょう。

2024-04-11 02:15:09
Takae in Space🚀✨🌍🔭 @TS86142

高さ500フィートほどのスターシップ3には何千もの設計上の改良がされています。1回の飛行で200トンのペイロードを輸送し完全再利用可能というのは、かなりすごいことです。おそらく最も意義深いことの1つは、スターシップ3の1回の飛行あたりのコストが、ファルコン1のコストよりも低いことでしょう。これが完全に再利用可能なロケットと使い捨てロケットの違いです。低コストの推進剤と自己加圧を備えた完全に再利用可能なロケットは、小さな使い捨てロケットよりも実際には安価なのです。ファルコン1のペイロードは約0.5トンですが、スターシップ3はファルコン1よりも安価な上に400倍のペイロードを搭載できます。最終的には、地球周回軌道への飛行1回のコストを200万ドルから300万ドル程度に抑えることができると思います。誰もこんなことが可能だとは思っていなかったと思いますが、物理法則に反することなく実行可能なのです。

2024-04-11 02:15:10
Takae in Space🚀✨🌍🔭 @TS86142

スターリンクを購入するということは、人類を火星へ導く手助けをしていることになります。火星への飛行は2年または26か月間隔で行われ、テレビ番組「GALACTICA/ギャラクティカ」のように、サイオンに追われずに済むことを願いますが、何千もの宇宙船が火星に向けて出発するのを見るのは信じられないことでしょう。火星に行くために、私たちは基本的に推進剤貯蔵船のようなものを作ります。推進剤貯蔵所は槍というよりはホットドッグのように見えますが、実際には断熱材がたくさん入った長い船です。

2024-04-11 02:15:10
Takae in Space🚀✨🌍🔭 @TS86142

スターシップは地球から200トン以上の積荷を積んで離陸しますが、軌道に達した時点で推進剤はほとんど空になるので、タンカーで燃料を補給してから、火星へ旅をします。火星では、最初は船の材料を再利用するので、ほとんどの船は地球に戻ってきませんが、時期が来たら船を地球に戻し再利用できます。そのためには火星でメタンCH4と酸素O2を作る必要がありますが、H2OとCO2で作ることができます。火星の大気はCO2で、水氷H2Oがたくさんあります。宇宙船がメタン酸素システムである理由は、火星でメタンと酸素をかなり簡単に作れるからです。朝飯前とまではいきませんが、火星でメタンと酸素を作るための材料がすぐに手に入るので、推進剤貯蔵庫を建設し、乗ってきたスターシップで地球に帰り、できるだけ早く火星に自立した文明を築くことが大切です。

2024-04-11 02:15:11
Takae in Space🚀✨🌍🔭 @TS86142

火星に行く費用を地球で働いてお金を貯めれば誰でも行けるくらいのものにしたいと思っています。つまり、理想的には誰でも火星に行けるということです。多くの政府が人々を支援するようになると思います。最終的には、水か凍った水がある場所で、太陽光発電が使用できるように極に近すぎず、資源が確保されるような最適な着陸地帯を火星に作り、原子力を使うのもいいでしょう。認可されるかどうかはわかりませんが、原子力は火星では非常に便利です。熱として使用でき、発電もできるからです。それから、活動場所は海面下2キロくらいのところがいいでしょう。火星に海があったら、少なくとも最初は海のかなり深いところにいることになります。極と赤道の中間くらいのところにある深いエリアに着陸したいと考えています。深ければ深いほど大気を破壊できる可能性が高くなり、大気密度は高くなります。

2024-04-11 02:15:12