『「やさしさ」の免罪符 暴走する被害者意識と「社会正義」』(林智裕 著) 読書メモ by Alcoholic from Hell(@alcoholic_3stg)

by Alcoholic from Hell(@alcoholic_3stg
34
前へ 1 ・・ 5 6
Alcoholic from Hell @alcoholic_3stg

> 人の思惑が及ばない「ファクト」「エビデンス」と違い、オピニオンは何が正解かをあらかじめ完璧に予測することはできない。それら本来の「当たり前」を、社会が改めて認め直すところから始めるべきだ。 今作のベストセンテンスだ

2024-04-10 18:58:14
Alcoholic from Hell @alcoholic_3stg

イカキング……いや『無駄遣い』ではあると思う……「時にはその無駄っぷりが愛されることもある」だけで……。 (人間は『無駄なもの』を愛することができるおそらく唯一の動物なので)

2024-04-10 19:01:09
Alcoholic from Hell @alcoholic_3stg

イカキングがあまりにもツボったのでしつこくコスろうと思うんですが、この手の偶発的に生じたメッセージこそが『ナラティブ』であり、薬にも毒にもなる代物なんですよね

2024-04-10 19:04:11
Alcoholic from Hell @alcoholic_3stg

ここは是非『失敗の科学』と照らし合わせて読んでいただきたいところ。(私は読書ログ残してないけど) pic.twitter.com/8YNPFjCrKc

2024-04-10 19:08:27
拡大
Alcoholic from Hell @alcoholic_3stg

> 人や組織は、たとえ自らが当初に規定した「正しさ」や意見、こうありたいという願いや存在理由が変わっても、またそれらが失敗しても生きていける。 本書が唱える『希望』の中でも最も重要なものがこれだ。そして空虚な理想ではなく、当たり前の事実でもある。

2024-04-10 19:12:47
Alcoholic from Hell @alcoholic_3stg

『「やさしさ」の免罪符 暴走する被害者意識と「社会正義」』読了。 ひとつの事例を詳細に追うとともにその周囲に巻き起こった様々な動揺を検証する色が強かった前作に比して、今作ではより広範な社会現象に対する分析と、実践的な対処の提案の色が非常に濃く、あらゆる面で『パワーアップ』した→

2024-04-10 21:05:49
Alcoholic from Hell @alcoholic_3stg

内容と言える。しかし今作を読んだ者にとって最も印象に残るのは「こんな言説が実際に看過されてきた」というエビデンスとしての、膨大な"生のテキスト"の集積箇所だろう。中には前作の『おわりに』で「取り上げたくても取り上げられなかった」と書かれていた内容と思われるものも複数あり、→

2024-04-10 21:13:41
Alcoholic from Hell @alcoholic_3stg

著者としての覚悟と執念をより一段深めたように思わせる迫力が紙面の端々から立ち上ってくる(マジで「ここまで書いていいのか!?」と慄くレベルで、敢えてヘラヘラして見せなければとても読み進められないほど負の事象負の念が剥き出しで列挙されていた。前作読んでてもビビった)。しかし巻末には→

2024-04-10 21:19:46
Alcoholic from Hell @alcoholic_3stg

幾許かの確かな光明が記されており、決して混迷した社会に対しての怨み怒り悲しみだけではない、この先の時代に宛てた『希望』が示唆されている。それを実際の形にするためには、我々一人一人が安易な弱者性に逃げず、冷静に、賢明に、毅然として振る舞うことが求められていると感じた。→

2024-04-10 21:24:52
Alcoholic from Hell @alcoholic_3stg

この本を読むことはおそらく多くの人間にとって快い体験とはならないだろう。ある者はあまりに悲痛な事例を知って苦しみ、ある者は「一体何を読まされているのか(主に"Twitterの生の声"パートです)」と困惑し、ある者は自分自身の良識を責められていると感じるかもしれない。それでも明確に→

2024-04-10 21:28:10
Alcoholic from Hell @alcoholic_3stg

「読む価値がある」と断言する。全市民が一対他の発信手段を持つに至り『情報発信が民主化した』現代社会にあって、まさしく我々一人一人が自制心と賢明さを試されている。

2024-04-10 21:31:48
前へ 1 ・・ 5 6