アウシュヴィッツ収容所のガス室捏造疑惑について:セルフまとめ

何度も同じ話をまとめている気がしますが、過去の話は忘れました(笑)。ともかく、アウシュヴィッツ収容所のガス室捏造疑惑は永遠に消えないと思います。なので都度ちゃんとした説明をしておく必要もあるのかな、と【セルフまとめ】ですので、ご留意下さい。
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アウシュヴィッツ第一ガス室の捏造疑惑について

総合的な解説は、以下のブログ記事などにあります。
https://holocaust-denial.hateblo.jp/entry/2023/05/11/142851
このまとめでの解説は、あるポストの引用ポストにぶら下げて簡単に解説しただけ+追記となっています。

1)疑惑のガス室の気密ドアについて

アウシュヴィッツのガス室捏造疑惑の根拠とされている話の一つで、現在アウシュヴィッツ博物館で公開されているガス室にある気密扉(らしき扉)は「ガス室の気密扉とは考えられない!」との主張です。回答を先に述べておくと、ホロコースト否定派の主張するその扉は、ガス室の気密扉ではありません。

蜉蝣@反歴史修正主義者 @mss2400

ぼくちゃん氏は何度言っても私のブログ記事を読まないので、こんなことやっても仕方ないのですが、写真を一枚ずつ(うち右上の写真は左上と同じことなので省略)あげて説明してみましょう。続く↓ x.com/djR61A2bmS4AOP…

2024-04-30 02:09:55
ぼくちゃん @djR61A2bmS4AOP0

「ホロコースト」は偽ユダヤのプロパガンダ! ツッコミどころ満載ww 1️⃣2️⃣ガス室の扉は水密ではない。 隙間だらけで鍵穴まである。 これでは、有毒ガスが漏れてしまいますね😂 3️⃣ガス室と称する建物には、煙突が無かった😲 煙突は戦後に造られたが、裏から見るとハリボテ😂 revisionist.jp/rudolf_report/… pic.twitter.com/Ui0JVV0RMN

2024-04-29 17:48:04
蜉蝣@反歴史修正主義者 @mss2400

そもそも論ですが、この戦後から現在まで公開されているアウシュヴィッツの第一ガス室には、「気密扉」はありません。何故なら、1944年中にガス室は一旦防空壕にされており、1946-7年頃に工事を行なって復元したものであり、その時に気密扉は再現していないからです。↓ pic.twitter.com/LfF6AN1l0A

2024-04-30 02:09:56
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蜉蝣@反歴史修正主義者 @mss2400

「え?でも変な扉あるじゃん」と仰るかと思いますが、それらの扉はガス室とは関係がないのです。それを簡単に説明するための図面が以下です。じっくり見比べてみてください。 要するに戦後の復元工事はちゃんと当時を再現していないのです。適当にそれっぽく再現工事しただけなのでしょう。↓ pic.twitter.com/z8e0pPE79m

2024-04-30 02:09:56
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蜉蝣@反歴史修正主義者 @mss2400

以下左が、1941年9月25日付で作図された第一火葬場の図面です。この図面の死体安置室(Leichenhalle)がガス室として使用されたのです。 それが、1944年の中頃(作図日付は1944年9月21日)、以下右のように防空壕に改修されたのです。↓ pic.twitter.com/Tfh9fPdWRQ

2024-04-30 02:09:57
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蜉蝣@反歴史修正主義者 @mss2400

こうして戦時中の図面も残っていたにも関わらず、ほとんどきちんと図面を参照せずに、ポーランドの当局が杜撰な再現工事を行なったのが現在まで公開されているガス室なのです。 このような経緯であることを、1989年になって初めて明かしたのがJ-C・プレサックです。↓ holocaust.hatenadiary.com/entry/2020/09/…

2024-04-30 02:09:57
蜉蝣@反歴史修正主義者 @mss2400

プレサックのことは上で示したリンク先のブログ全部を読めばわかります。 つまり、ぼくちゃん氏が言っているドアは、ガス室とは無関係のドアであり、疑う必要がないのです。気密ドアは、アウシュヴィッツの害虫駆除室に見ることができます。 pic.twitter.com/IYJ9ebLFrw

2024-04-30 02:09:58
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蜉蝣@反歴史修正主義者 @mss2400

それでもまだ「気密扉が木製であるのはおかしい」というのであれば、害虫駆除室も立派な青酸ガス(チクロン)を使うガス室の一つだったと言えば十分でしょう。ディゲシュ社の説明にも「木製ドア」と書かれています。 これでもまだわからん?以下にまとめてあるのですけど… holocaust-denial.hateblo.jp/entry/2023/05/…

2024-04-30 02:09:58
蜉蝣@反歴史修正主義者 @mss2400

ともかく、丹念に資料を読めば、どういうことなのか見えてくるはずなのですが、何故かホロコーストを否定する人たちはきちんと丹念に資料を見ないのです……。 では続いて別スレッドで煙突の話を。

2024-04-30 02:09:59

2)疑惑の火葬場の煙突について

これは、現在のアウシュビッツ博物館で公開されている火葬場にある煙突は「フェイクだ!」との否定派の主張です。これまた結論を先に言っておくと、もちろんその煙突は戦後に再建されたものです。但し、戦時中に煙突を撤去したのであり、元々煙突はそこにあったのです……

蜉蝣@反歴史修正主義者 @mss2400

煙突の話は実際非常に馬鹿馬鹿しいものですが、↓ x.com/djR61A2bmS4AOP…

2024-04-30 02:41:10
蜉蝣@反歴史修正主義者 @mss2400

左の写真(おそらく1945年)を撮影したのは、ソ連だとされています。もし、火葬場を捏造したのであるならば、その捏造の証拠を、つまり煙突が存在していない写真を何故わざわざ残すのでしょう? これだけでもほんとにアホらしい「疑惑」であることが判断できる筈なのですが…↓ pic.twitter.com/KLlWh4AC76

2024-04-30 02:41:10
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蜉蝣@反歴史修正主義者 @mss2400

しかしよく考えて欲しいのですが、そこは火葬場です。火葬炉のある火葬場がそこにあったこと自体は誰も否定していません。 では、煙突のない火葬場が1940年頃にあり得たのでしょうか? 図面には煙突が書かれていますし…↓ pic.twitter.com/8uJkGYhn98

2024-04-30 02:41:11
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蜉蝣@反歴史修正主義者 @mss2400

2024年現在の日本の最新の火葬場なら、煙突はありません。印象が悪いので、最新技術で煙突無くしたのです。 しかし、1940年頃当時にはそんな技術はありません。もし、火葬場に実際には煙突がなかったとするなら、それこそ大変奇妙な話なのですが…どーしても否定派はそう考えないらしい…↓

2024-04-30 02:41:11
蜉蝣@反歴史修正主義者 @mss2400

ちゃんと煙突の書かれた当時の図面も残っているのです。建屋から煙突が離れているという疑問は、この図面の通り、煙道が地下にあるからです。そしてこの図面の通り、戦時中に煙突の位置が変わったのです。それが現在再現されている煙突の位置なのです。↓ pic.twitter.com/QFGrvwVMLu

2024-04-30 02:41:12
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蜉蝣@反歴史修正主義者 @mss2400

つまり、1944年に防空壕に改修した時に、あるいは火葬場を一旦解体撤去した時に、煙突も一旦撤去してしまったとするならば、話の辻褄が合います。火葬場を使わなくなったので煙突が不要だったから撤去も出来たのです。ともかく、↓

2024-04-30 02:41:12
蜉蝣@反歴史修正主義者 @mss2400

現在の煙突がハリボテなのか実際に機能するのかはどうでもいいことです。いずれにせよ、戦後に復元したものだからです。 ともかく、戦時中の本物ではないにせよ、戦時中にはちゃんと煙突はあったのです。上の図面がその証明です。しかし、煙突のない火葬場はあり得ません。↓

2024-04-30 02:41:13
蜉蝣@反歴史修正主義者 @mss2400

西岡昌紀にも何度も尋ねましたが、「煙突のない火葬場なんてあり得るの?」との問いに返事はありませんでした。 どうして、否定派は常識的に考えようとしないのか、いまだに理解できません。 詳しくは以下などを。続きで追記を書きます。 holocaust-denial.hateblo.jp/entry/2023/05/…

2024-04-30 02:41:13

3)第一ガス室の天井の穴について

ぼくちゃん氏が懲りずに、1)、2)で解説した投稿の後にさらにこの問題(第一ガス室の天井の穴の捏造疑惑)について投稿したので、追加しておきます。すぐにわかると思いますが、ぼくちゃん氏が理解していないのは、戦時中にそのガス室は一旦防空壕に改修され、現在の状態は戦後に復元工事(但し正確ではない)を行ったものだという事実です。防空壕だったのですから、当然その時に塞いでおり、戦後すぐの写真に天井の穴が写っているわけがありません

蜉蝣@反歴史修正主義者 @mss2400

マンドクセーけど、続きw これは簡単な話ですが↓ x.com/djR61A2bmS4AOP…

2024-04-30 21:05:51
ぼくちゃん @djR61A2bmS4AOP0

「ホロコースト」は偽ユダヤのプロパガンダ! 焼却棟の「チクロンB」投下穴問題 1️⃣1945年5月に撮影した写真には、焼却棟屋根にガス投入口は無かった 2️⃣4つのガス投入口は、戦後にポーランド人によって作られた pic.twitter.com/hToVI4e3BA

2024-04-30 19:48:35
蜉蝣@反歴史修正主義者 @mss2400

アウシュヴィッツのガス室の天井に戦後穴がなかったのは、前にも述べた通り、1944年に一旦防空壕に改修されていたからです。以下は防空壕改修時(1944年9月21日付)の図面です。 防空壕に改修しておいて、天井の穴を開けたままにしておくなんて考えられません。だから封じたのです。↓ pic.twitter.com/1ockesq5Xa

2024-04-30 21:05:52
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蜉蝣@反歴史修正主義者 @mss2400

戦後、ポーランド当局がガス室の復元工事の時に、再開した穴が現在存在する天井の穴なのです。以下は外から見た現在の写真です。赤丸の4箇所に小さな煙突のようなものがありますが、それがいわゆるチクロンホールとして戦後に再建された穴です。↓ pic.twitter.com/JgLcG5vXhj

2024-04-30 21:05:53
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蜉蝣@反歴史修正主義者 @mss2400

この穴については、1980年頃、アウシュヴィッツ博物館によって、当時の関係者が探されたようで、その時にポーランド人のアダム・ズロブニッキが以下のように証言しています。↓

2024-04-30 21:05:53
蜉蝣@反歴史修正主義者 @mss2400

「火葬場の屋根にあるチクロンBの導入孔も、1946/47年に再建されたことをよく覚えています。導入孔の跡がはっきり残っていたので、復元するのは簡単でした……こうして、同じ場所に再び小さな煙突の開口部を作ったのです」phdn.org/archives/holoc…

2024-04-30 21:05:54