- enjoy_enjo_
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とある昭和の食エッセイに登場する「名店」のエピソードで、店主曰く 「うちはよその店よりだいぶ給料は低いんですが、従業員は誰も辞めずよく働いてくれます。全員を家族同然に扱っているからでしょうね」 と。 初めて読んだ時もゾッとしたけど今だともっとゾッとする。 これは時代の変化と言うべきなのか、この時点でも店主がサイコパスなのか……。 しかし著者もこれを美談として紹介しているところを見ると、前者だと考える方が妥当なのかもしれませんね。
2024-05-08 23:23:44エリックサウスとかの中の人/変態料理人/ナチュラルボーン食いしん坊/近著『異国の味』(集英社)/質問soudanbako.com/user4589b5b342… (相談箱)mond.how/ja/inadashunsu… (mond)
@inadashunsuke 家族同然という待遇は、従業員とその家族の衣食住や暮らしに関わるさまざまな費用はまさに『家族として』保証した上での薄給、であれば美談は成立しそうな気もしますが、多分お手伝いに対するお駄賃みたいな扱いだったんでしょうね…
2024-05-08 23:34:49誰も辞めずにというか辞める事さえ出来ないという感じ。薄給だと就職活動のための休暇期間が取れないし、かといって毎日仕事続けながらの転職活動は出来ないし x.com/inadashunsuke/…
2024-05-09 11:20:44@inadashunsuke その名店も日本の伝統芸能、古典芸能と同じような意識ですね。師匠(親方)〜弟子、一門。擬似家族の世界。芸人の場合、本名から芸名(高座名)に変わり、その傾向は強まりますが、それをサイコパスとは言わない。師匠も弟子もその関係をわかっている。だからこそ伝統が引き継がれていくわけで。
2024-05-09 09:55:25昔の板前に聞くと、10代後半〜20歳過ぎはそういう待遇でも部活みたいなノリで楽しかったみたいですが、正直若者への搾取の一形態ですね🤔 x.com/inadashunsuke/…
2024-05-08 23:41:19給料のほかに食住が保証されて、のれん分けなどで独立するときに便宜図ってもらえたら十分なのでは? 学校通って調理の勉強に金払うよりは効率的かと。 x.com/inadashunsuke/…
2024-05-09 18:47:06昭和は郷里が一緒だったり一族郎党で上京・上阪してのれん分けしながら食堂チェーンになるとかあったからな。 x.com/inadashunsuke/…
2024-05-09 13:04:37@inadashunsuke 「本家の味を守ったまま暖簾分けするとめっちゃ人気店になる」が保証されてれば 見習いの頃の薄給も我慢できる人が残るのかも 「味さえ同じならエリックサウス名乗っていいよ」「え!それなら下積みがんばろ!」みたいな
2024-05-09 02:15:16労働者に対する人権意識が今よりも遥かに低い社会において、薄給であっても人権を尊重してくれる雇用主は少数であり、そちらを選んだ方が労働負担は軽減されたってだけの話じゃないの? 労働者側の損得に置き換えて考えれば極めて合理的で、ゾッとする要素なんてどこにもないと思うけどな。 x.com/inadashunsuke/…
2024-05-09 17:24:35丁稚奉公みたいに衣食住込みなら昭和でもありそう。「渡鬼」の後楽も従業員が辞めていなかった(増えていた)けれど家族同然だったのか給料が良かったのか。 x.com/inadashunsuke/…
2024-05-09 19:21:40あの頃はまだ徒弟制度みたいなものは珍しくは無かったし、名店で勤めた実績そのものが報酬と言う価値観もあった。 今から見ればおかしく感じるかもしれないが、当時はまだそう言う時代。 今の価値観だって30年後には嗤われてる可能性だってある。 x.com/inadashunsuke/…
2024-05-09 11:29:46@inadashunsuke 従業員の声によりますよ。 働き甲斐で働ける、そういう仕事、職場は在ります。
2024-05-09 13:41:25私よりも若い人でも例えば呉服屋さんを継ぐのであれば他店に丁稚奉公をしたという話はありました。給料は無いけど衣食住を保証しつつ仕事を教えるという今の職業意識とは違う価値観ですよね?和食の職人さんも他店で勉強させてもらうことはあったようです。伝承が難しくなってゆく所以でもありそうです x.com/inadashunsuke/…
2024-05-09 05:16:46この手のエピソード、昔は悪徳経営者だと思ってたんだけど、最近は「人間はお金だけでは幸せになれない」という観点も持てるようになり、恐らくなんだけどお金じゃ買えない幸せをキチンと配れてるのだろうな、という予感はある。
2024-05-11 12:37:58お金で幸せになれる範囲って、9割の人にはビールの最初の一口ぐらいのもので、そこから先は旨いは旨いが最初の一口に比べると普通、になる。現代は良くも悪くも拝金主義的な価値観が強く、また実際にお金を満足いくまで手に入れられる人も少ないので「経営者は金を払え」となるが、実際には色々難しい
2024-05-11 12:40:11それこそ共同体の原始である家族なんて、ぶっちゃけ金なんてくれようがくれまいがそこまで幸せには寄与しないんですよ。稼げるように育ててくれるっていう最低限の基盤は提供してくれたら嬉しいけど、そこから先でウン千万投げてくれたらより幸せかというと微妙で、やはり愛情を多くの人は求めてしまう
2024-05-11 12:42:25この愛情ってのも突き詰めるとフワフワした定義が曖昧で複合的な概念なんだけど、少なくとも親が金だけ与えて幸せになれるほどには、子供は単純ではない。むしろ貧乏でも親の事が好きな子供なんて、山ほどいるだろう。貧乏故に苦労はあるけど、それで親を憎む程に子供は馬鹿ではない。
2024-05-11 12:44:10恐らく、親も経営者も、共同体内部の人に一番教え甲斐がある部分が「身の丈にあった生活をする事」なんだと思う。色々な楽しい事や面白い事が世の中にある事を教えてあげるのも大切だけど、手に入るお金の範疇で人生の快楽や快適を最大化させる手腕を学べさえすれば、年収がいくらでも幸せになれる。
2024-05-11 12:46:47年収が300万でも人は幸福になれるが、年収が3000万でも人は不幸になれる。その差が何なんのかを、キチンと考えた人だけが、お金をある程度稼ぎ終わった後で、自分の脚で人生を歩めるのだと思う(言うまでもないですが、稼げてない人は、まずはちゃんと稼ぎましょう)
2024-05-11 12:48:21人の幸せは本当に難しい。受験や恋愛、仕事など、いろんなステージを攻略する度に「これをクリアしたら私は幸せになれる」と思うのだが、実際にはクリアすると蜃気楼のように幸せは消えてしまう。人生は永遠に終わらない攻略ゲームなのだと思う。だから夢中になった奴の、勝ち。
2024-05-11 12:51:24そういう意味では壊れたラジオのように同じ事ばっか言い続けてるアルファアカウントは、まだそれに飽きてないか、あるいは次の夢中をみつけられなくて腐ってるんだと思う。終わったゲームはさっさと辞めて、次のソフトにいきゃいいんだけどね。いったん特定の場で勝ってしまうと、それがなかなか難しい
2024-05-11 12:53:29