価値、交換、贈与

1
aðhald @agaskortur

@y_tawara うん、とりあえず贈与と(等価)交換というものは全く異なる(というか対立する)概念だということははっきりさせておくべき。アメリカインディアンの一部に昔あったポトラッチというシステムについてググるだけで結構面白いよ~

2012-01-05 01:24:04
yk__t @yk__t

@agaskortur その点について、いまtwitter上で別の方から教授いただいていました~。 ポトラッチぐぐってみましたが、この場合の贈与は「関係性の補強」というか「関係性の決定」くらい重要なものなんですね。交換でなく贈与を根幹においた社会、という感じですね。

2012-01-05 01:47:47
森田“シカミミ”悠介 @moritayusuke

@y_tawara たとえば飲み会の席、二人が同じビールを持っているとして、片方が「ビールいかがですか」なんて言いながら相手のグラスに注いでやる。もらった方は「さあさ、あなたも」とビールを注ぎ返す。これは「使用価値が等しいものの交換」ですね。手酌でいいのに、わざわざ「贈り合う」。

2012-01-05 00:22:18
森田“シカミミ”悠介 @moritayusuke

@y_tawara さっきのビールの例、まさに「交換によって補強される関係性」が重視されているということですね!等価なんだけど交換するのは、交流するためですよ。贈与はコミュニケーションを促進する。

2012-01-05 00:27:51
yk__t @yk__t

@moritayusuke ふむふむ。交換されるモノよりも交換すること、交換によるコミュニケーションが大事ということですね。贈与と交換の図式は「贈与⊂交換」ということになるのでしょうか?

2012-01-05 00:40:10
森田“シカミミ”悠介 @moritayusuke

@y_tawara これも難しいですね。現在は確かに贈与は交換の部分集合みたいになっていまずが、文化人類学的にいうと近代以前は互酬的な関係性が一般的だった。だから、「人間社会の本質は贈与で、交換の方が特殊形態だ」という人もいる。贈与から交換が離陸(テイク・オフ)したわけです。

2012-01-05 01:17:02
森田“シカミミ”悠介 @moritayusuke

@y_tawara 贈与と交換は集合関係で考えるよりも、「贈与という土台の上に交換の社会が築かれている」といったように、層構造でイメージしたほうがいいかもしれません。贈与的な次元なくして交換の社会は成り立たない。そしてまさに“関係性の喪失”で苦しんでいるのが現代です。

2012-01-05 01:28:07
森田“シカミミ”悠介 @moritayusuke

@y_tawara 日本はたくさんのモノに囲まれている、つまり「交換されるモノ」には溢れている。でも、無縁社会や孤族といわれるように、社会の土台を壊してしまった。いま流行りつつあるシェアなどの動きは、「交換されるモノよりも、交換によるコミュニケーションが大事」というあらわれです。

2012-01-05 01:39:01
yk__t @yk__t

@moritayusuke 今日のも一晩寝かせて考えてみます(笑)集合関係よりも層構造、というのはたしかに感覚にはそちらが合う気がします。しかし個人的な感覚としては、「交換されるモノ」が重視されない「交換」はコミュニケーションを促進しえないような気もしています。 おやすみなさい!

2012-01-05 01:53:32