メモ:「被ばくと発がんの真実」について buveryさんのお話を中心に

中川恵一先生の「放射線医が語る被ばくと発がんの真実」 http://www.amazon.co.jp/dp/4584123586/ コピーについて、buveryさんのお話を中心にまとめました。
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東大病院放射線治療チーム @team_nakagawa

今日、東大病院内で、飯舘村の菅野典雄村長とお目にかかります。私たちのチームは事故の昨年4月より、福島県飯館村を定期的に訪れ、住民の方の声をじかに聞きながら、さまざまなアドバイスや行政への提案などを行ってきました。しかし、未だ、住民の不安、不信はほとんど変わらず続いています。

2012-01-06 17:01:47
東大病院放射線治療チーム @team_nakagawa

この巨大な問題を引き起こした東京電力と原発関係者の責任は厳しく問われる必要があることはもちろんです。そして、住民に対する補償は十分に行われるべきだと考えます。しかし、残念ですが、私たちは、これからの長い時間、福島原発事故から発生した放射線の問題とつきあっていかねばなりません。

2012-01-06 17:03:18
東大病院放射線治療チーム @team_nakagawa

事故からもうすぐ10ヵ月ですが、いまだに、主に東京を発信源とする「リスク情報」ばかりが乱れ飛んでいます。年末のNHKの報道番組ですら、全く間違った内容で、正直驚きました。http://t.co/A9SvYpi1 こんな中、被ばくと発がんリスクについてまとめた1冊を上梓しました。

2012-01-06 17:04:13
東大病院放射線治療チーム @team_nakagawa

「放射線医が語る 被ばくと発がんの真実」(ベスト新書)です。福島での現地調査、チェルノブイリ原発事故の総括、広島・長崎の被害分析を踏まえ、できるだけわかりやすく現状を読み解きました。副題は、ズバリ「フクシマではがんは増えない」です。http://t.co/qDCZw81Z

2012-01-06 17:06:03
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東大病院放射線治療チーム @team_nakagawa

「御用学者」、「安全デマ」などの批判は覚悟の上です。久しぶりのツイートで本の宣伝をしたいのではありません。多くの方々の不安や疑問に少しでも応え、これから先へと歩み続けるためのささやかな指針となればと願い、福島の皆さんに献げるつもりで書きました。飯舘村にも寄附したいと思います。

2012-01-06 17:10:16
東大病院放射線治療チーム @team_nakagawa

本の中でも取り上げましたが、昨年、ロシア政府はチェルノブイリ原発事故後25年目に際し、150ページを越える膨大な総括報告書を発表しました。その中の「結論」の章で、次にツイートでご紹介する注目すべき一文があります。 http://t.co/32J8p2Ex (ロシア語のみ)

2012-01-06 17:18:16
東大病院放射線治療チーム @team_nakagawa

「(事故後25年の状況を分析した結果)、放射能という要因と比較した場合、精神的ストレス、慣れ親しんだ生活様式の破壊、経済活動の制限、事故に関連した物質的損失といった、チェルノブイリ事故による他の影響のほうが、はるかに大きな損害を人々にもたらしたことが明らかになった」(前掲、拙著)

2012-01-06 17:27:09
東大病院放射線治療チーム @team_nakagawa

昨年4月以来、飯舘村とご縁ができ、村からリスクコミュニケーション(リスコミ)を任されています。昨晩は、飯舘村の菅野村長と、この難題について2時間にわたって会談しました。村の除染には、国から100億円単位の予算が予定されている反面、リスコミにはほとんど予算がない実状が分かりました。

2012-01-07 15:48:07
東大病院放射線治療チーム @team_nakagawa

飯舘村から避難されている若い村民のなかには、除染が進んでも村には戻らないという方も少なくありません。高齢者だけが村に戻っても、共同体は復元できませんから、莫大な予算をかけて除染をしてもムダになってしまいます。情報提供や対話といったリスコミに予算が割かれない現状には疑問を感じます。

2012-01-08 21:37:27
東大病院放射線治療チーム @team_nakagawa

避難を続けるか村に戻るかは、十分な判断材料をもとに住民が自ら選択するべきものです。被ばくや避難が身体に与える影響をできるだけ理解してもらいながら、除染とリスコミをバランスよく進める必要があると思います。そして、被ばくに対しても、避難に対しても、きちんと補償がなされるべきでしょう。

2012-01-09 01:27:59
石戸諭 @satoruishido

中川恵一さんの「放射線医が語る被ばくと発がんの真実」は当然、読む。しかし「フクシマでがんは増えない」という帯には違和感を覚える。こうした断言によるリスクの論じ方はあまり良いものとは思えない。可能な限り根拠を示した上で最終的に判断するのは自分、というようなものならばいいのだが。

2012-01-08 15:08:58

@buveryさんのお話

buvery @buvery

日本が長寿国であり続ける限り、もともと半分程度癌になる。将来は治るがんが増えるでしょう。RT @HayakawaYukio: 日本の子どもの半数はがんになる。

2012-01-09 16:25:09
@yamau6809

@buvery その意味では、福島県では今後は癌で命を失う人は少なくなるかもしれませんね。

2012-01-09 16:30:25
ぽんた@おくすりやさん @iwaki_ponta

少なく出来ます!します!QOLの低下も極力抑えていきたいです。だから皆様、お力貸してください。 RT @yamau6809: @buvery その意味では、福島県では今後は癌で命を失う人は少なくなるかもしれませんね。

2012-01-09 16:56:21
buvery @buvery

東大の中川先生の『福島で癌は増えない』という趣旨のコピーに対して、『リスコミとして良くない』という意見を書いている人を見ました。わたし、誰だか忘れちゃった。ただね、私は、良くないとは思わないんですよ。

2012-01-09 17:05:35
buvery @buvery

私と考えが似ている所もありますが、中川先生の独特なところは、超大局からの視点。癌の一番危険因子は加齢であって、長寿大国は癌大国なのだから、『半分とか、三分の一とか癌になる人がでる現状を踏まえて放射能のリスクを評価すべきだ』というのは正論です。

2012-01-09 17:11:08
buvery @buvery

細かいことを言えば、防護するのにいろいろと手間がかかったり、知恵を使ったりしなくてはならないけど、大局を端的に言えば、『福島で癌は増えない』は正しい。他の人が堂々と言えてないところだけど、ここが中川先生の一番言いたいことなので、私はそれで良いと思うんですね。

2012-01-09 17:19:06
buvery @buvery

はい。これです。もちろん、地元が主体的に判断するのは必要なのですが、それもいわば各論で、総論としては『福島で癌が増えない』という意味です。RT @hashimoto_tokyo: 記者の石戸諭さんでしょうか。http://t.co/nrzyooKc @satoruishido

2012-01-09 17:23:04
うろおぼえはつどうへん @fukubrowndog

私は地元の人間として、「その先」を目指したいのです。すなわち「がん死を減らすこと」です。しかしもともと医療に体力がなくがん検診の弱い福島県には放射能対策より難しいことかもしれません。まずは「普通の医療」をちゃんとやらなくては、と。RT @buvery

2012-01-09 17:35:38
kon-beef @kon_beef

@buvery 私は個人的に福島でガンの早期発見が増えて治療率が高まれば結果オーライだと思ってまだ福島で暮らしてますけどね。もともと誰でもガンのリスクはあるわけだからプラスで放射線で考えられる最大値のマイナス分を上回る余地ありまくり

2012-01-09 17:36:48

参考

yuri @syoyuri

中川恵一先生のお考えについてこちらの対談も参考になると思います。/鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談 東大病院放射線科助教授 中川恵一 http://t.co/J3Y4KJGt

2012-01-09 18:14:31
yuri @syoyuri

がん徹底対論 立花隆×中川恵一  がん闘病中の「知の巨人」vs「がん検診の伝道師」 http://t.co/fdLDlRqx

2012-01-09 18:17:52