#労働2012

2012/01/12 豊田市での愛知県労働憲章セミナーのtsudaりをまとめました。
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土井佳彦 @doiyoshihiko

張:外国人留学生の生かし方としては、彼らの強みを生かすこと。特定の職場に固めず、人間関係を積極的に構築し、見習いではなく課題を与えて結果を評価するなど、彼らを信頼し頼ること。日本人の海外要因をメンターにつけるのもいい。経験重視で、ローテーションの受入れは控える。 #労働2012

2012-01-12 15:01:15
土井佳彦 @doiyoshihiko

張:一方でリスクを減らすことも大事。人材育成の明確なビジョンとステップを計画立て、5年後の状態をイメージしながら取り組むこと。組織になじむために、時間・規則は早い段階から厳しく指導し、不適合があれば素早くカバーし、日本人との協働作業環境をつくること。 #労働2012

2012-01-12 15:03:56
土井佳彦 @doiyoshihiko

張:最後に、企業の方に提案したい。リスクよりも、日本人にない良さを積極的に評価してほしい。日本人の代替としての数的穴埋めではなく、人的資源としての戦力的な活用を考えてほしい。外国人は日本人・日本社会を映す鏡でありグローバル化の試金石となる。 #労働2012

2012-01-12 15:07:35
土井佳彦 @doiyoshihiko

張:留学生に人気のある企業こそが、グローバル企業になりうる。 #労働2012

2012-01-12 15:08:03
土井佳彦 @doiyoshihiko

つづいて、愛知県経営者協会の鈴木宏行氏より、「外国人を雇用する企業の声~外国人材の活用実態と企業事例~」です。  #労働2012

2012-01-12 15:09:18
土井佳彦 @doiyoshihiko

鈴木:回答企業155社のうち、51%が外国人を活用していた。内訳は、自動車系が89%、製造業全体が62%と高く、非製造系では20%だった。 #労働2012

2012-01-12 15:13:41
土井佳彦 @doiyoshihiko

鈴木:外国人材活用の目的は、(1)人材(労働力)確保、(2)市場対応、(3)企業活性化・ダイバーシティの3つに分けられる。 #労働2012

2012-01-12 15:14:59
土井佳彦 @doiyoshihiko

鈴木:この3つは独立しているわけでなく比重の問題。スタッフ人材(事務系)としては、「市場対応型」「企業活性・ダイバーシティ型」としての活用が多く、現場人材(技術系)としては「人材確保型」が中心。 #労働2012

2012-01-12 15:17:24
土井佳彦 @doiyoshihiko

鈴木:外国人材活用の課題について、【採用時】社内受入体制の準備不足、法制度の対応の煩雑さ、採用ルートに関する情報不足、能力・意欲の見極めが困難、があげられた。 #労働2012

2012-01-12 15:19:02
土井佳彦 @doiyoshihiko

鈴木:採用後の【適応期】では、コミュニケーションがとりにくい、日本人と同じような働き方をしてくれない、生活面での支援が手間、などがあがった。 #労働2012

2012-01-12 15:20:20
土井佳彦 @doiyoshihiko

鈴木:【中・長期】には、評価・処遇・キャリアに関する考え方が日本人と違う、という声が多かった。 #労働2012

2012-01-12 15:21:25
土井佳彦 @doiyoshihiko

鈴木:それらの課題の要因となっているのは、(1)外国人あるいは日本人の言語能力、(2)価値観・習慣の違い、(3)企業側の知識不足、(4)外国人に対する偏見や苦手意識などからくる抵抗感、が考えられる。 #労働2012

2012-01-12 15:23:01
土井佳彦 @doiyoshihiko

鈴木:課題への対応事例を紹介したい。言語能力については、コミュニケーションの強化から、外国語版の社内報を作成しているところがある。価値観・慣習の違いについては、積極的に地域行事に参加させ、地域への順応を促しているところがある。 #労働2012

2012-01-12 15:25:05
土井佳彦 @doiyoshihiko

鈴木:抵抗感への対応としては、留学生をインターンシップとして受入れ、社員に外国人との接触機会を与えているところがある。これらの事例をまとめると、必ずしも特別な制度や施策が必要なわけではなく、どの企業でも対応可能だと言える。 #労働2012

2012-01-12 15:26:45
土井佳彦 @doiyoshihiko

鈴木:愛知県経営者協会からの提言として、(1)今から外国人活用に着手すべき、(2)地道に粘り強く対応することで課題は解決可能、(3)日本人と外国人の「違い」を受入れて企業を活性化させる、ことをお伝えして終わりたい。 #労働2012

2012-01-12 15:28:42
土井佳彦 @doiyoshihiko

つづいて、東洋精機株式会社の横山裕介氏より、社内での外国人材活用事例について。 #労働2012

2012-01-12 15:30:45
土井佳彦 @doiyoshihiko

横山:当社では、1990年から人材確保を目的に、主に日系ブラジル人を雇用してきた。2008年のリーマン・ショックではリストラも考えざるを得なかった。 #労働2012

2012-01-12 15:31:47
土井佳彦 @doiyoshihiko

横山:そのとき、市から送られてきた広報物の中に、無料で外国人材の日本語学習支援を行なってくれるというのがあり、社内で検討した結果、協力を仰ぐこととなった。社員の労働力の質向上とともに、今後の日本での生活の質向上も考えてのことだった。 #労働2012

2012-01-12 15:34:11
土井佳彦 @doiyoshihiko

横山:外国人社員の日本語教室への参加は任意。日本人社員も「日本語パートナー」として教室参加を促しているが、いずれも繁忙期など参加が難しいところがある。そこで地域住民の方にもパートナー参加を求めたところたくさんの方が協力して下さり、継続可能となった。 #労働2012

2012-01-12 15:37:07
土井佳彦 @doiyoshihiko

横山:昨年、技能実習制度が変わり、1年目から「労働者」となった。彼らに対しても、3年間の日本での生活・就労だけでなく、帰国後のキャリア形成にも役立つはずだと、日本語学習への参加を促している。 #労働2012

2012-01-12 15:40:00
土井佳彦 @doiyoshihiko

横山:また日本人社員にも、アメリカや中国の工場に派遣することから、英語・中国語学習を奨励している。現地法人であっても当然、国内と同じ基準・質が求められる。それには多様な語学力と文化・習慣を身につけることが大事。 #労働2012

2012-01-12 15:42:02
土井佳彦 @doiyoshihiko

横山:留学生が日本に来たい、卒業したら日本に残って働きたい、そう思える社会・会社にならないと、国内産業の衰退は避けられない。日本人学生にも、国内外どこでも働けるように、多言語・多文化を学んでほしい。どこでも働けなくならないように。 #労働2012

2012-01-12 15:45:22
土井佳彦 @doiyoshihiko

横山:「文化」のベースになるのは、言語・宗教・風土など。それらの違いに対応できるような「多文化共生」の形成が大事。一方的な押し付けではなく、お互いに学び合う姿勢がないと実現・実行は難しい。一つずつ取り組んでいきたい。 #労働2012

2012-01-12 15:48:54
土井佳彦 @doiyoshihiko

さいごに、横山氏からもご紹介のあった豊田市の多文化共生施策の一つ「とよた日本語学習支援」について、豊田市国際課の粕谷浩二課長と名古屋大学とよた日本語学習支援システム・システムコーディネーターの北村祐人氏より。 #労働2012

2012-01-12 15:50:45