高橋洋一氏と中野剛志氏の無自覚的官僚的不自由

すでにまとめてくださっている方がいらっしゃいますが、備忘録として自分でもまとめました。 ツィートの中では「枠組み」という言葉を使いましたが、「システム」と呼び変えてもいいし、「タブー」と言ってもいいようなものに、なぜか日本を中枢で動かしてきた人たちが囚われていると感じての連続ツィートです。
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kaz hagiwara(萩原 一彦) @reservologic

1 元大蔵官僚、小泉政権ブレイン、消費税増税反対派の高橋洋一氏のインタビューにはどこかあっけにとられるような感情を抱いたんですが、それって一体なんだろう、と自問自答してみました。RT @iwakamiyasumi: http://t.co/Mr9oM6jr

2012-01-21 12:41:21
kaz hagiwara(萩原 一彦) @reservologic

2 高橋洋一氏の饒舌を聞いて、まず、その頭の回転の速さに感心したわけです。話していることには理屈があり、それは理路整然としていて納得できる。でもなにか僕の心の中には何かが一本抜けてるような落ち着きのなさが残りました。

2012-01-21 12:41:24
kaz hagiwara(萩原 一彦) @reservologic

3 似たような不思議な気分は、通産官僚だった中野剛志氏にも共通して感じたのですが、それは、知識と、饒舌と、頭の回転の速さとはまた別の部分だったように思います。彼らはその知的能力を何か限定された枠組みの中を精査し活用するためには使っても、その枠組を決して出ようとしない。

2012-01-21 12:41:26
kaz hagiwara(萩原 一彦) @reservologic

4 彼らはその枠組を絶望的なまでに絶対視していて、その枠組みを変えるのは少なくとも自分ではないと思っているようなのです。高橋氏の場合は、それは日米関係であり、官僚社会の物事の運び方であり、中野氏の場合はもっと具体的に「既成事実」、それもまた官僚社会を動かしている力です。

2012-01-21 12:41:27
kaz hagiwara(萩原 一彦) @reservologic

5 その「絶対に変えられない枠組み」の中で最大限の能力を発揮することに長けている人が生き残るのが官僚の世界だとすると、ことによると高橋洋一氏も中野剛志氏もその中に収まりきらなかった人かもしれません。それでもなお、僕は官僚社会から離れて自由になったはずの彼らに不自由を感じてしまう。

2012-01-21 12:41:28
kaz hagiwara(萩原 一彦) @reservologic

6 「絶対に変えられない枠組み」の中でできるだけ省エネに自己実現しようとすればいわゆる受験テクニックのような技術がたくさん身についていきます。高橋氏はそのようなノウハウを神のごとくに持っている。しかし、彼はその枠組からはまったく自由になっていないと僕は感じたわけです。

2012-01-21 12:41:30
kaz hagiwara(萩原 一彦) @reservologic

7 結局僕が岩上安身氏による高橋洋一氏の長いインタビューで感じた違和感も、以前まとめたブニュエルの映画「皆殺しの天使」に出てくる「家の外に出られない人」http://t.co/TbBiuFKB を見た時の違和感と同根のものなのだろうと思います。

2012-01-21 12:41:31
kaz hagiwara(萩原 一彦) @reservologic

8 だから、僕は高橋洋一氏も中野剛志氏もある意味すごいと思う反面、この人たちひとりひとりは結局日本を正しい方向に持っていくことはできないかもと漠然とした不安をいだきます。彼らは枠を乗り越えられない。必要なのは彼らの能力をフルに使って枠を乗り越えることのできる政治家なんだろう、と。

2012-01-21 12:41:32
本のセンセと重心力®️ 正しい立ち方は北京原人姿勢から @honnosense

【こういう違和感、とても大事】高橋洋一氏、中野剛志氏に対する違和感・岩上安身インタ ビューを見て~@reservologicさんつぶやき編集 http://t.co/MMQRzP8U 

2012-01-21 13:16:16