- GriffonXXI
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コマにも人間のバランスをとる動作にも姿勢と力を保つ為には「重心」が重要になる。しっかりと重心がとれたコマは良く回るし、人間だって重心の動かし方がその体の動きを制御する上で非常に重要だ。そして、軍隊や国家にもそれは存在する
2011-12-24 01:28:38で、回ってるコマや人間を転ばせるにはどうしたらよいか。その重心をずらしたり破壊してやればよい。 重心のずれたコマはすぐに倒れるし人間もそうだ。クラウセビッツにも「敵の重心を打撃しろ」とある(意訳
2011-12-24 01:38:08目的はパリ、目標はフランス軍とかも有名な言葉ではある。フランスという国家の重心は首都であるパリにある。首都であるパリの防衛の重心はフランス陸軍にある(陸軍生きてれば奪還できる)
2011-12-24 01:44:35大戦略での目的はフランスへの意思強要、そのための目標がパリ、戦略的な目的はパリ、そのための目標がフランス軍の撃滅である、というわけだ。
2011-12-24 01:45:38では話を戻して。ペロポネソス戦争当時のアテネとスパルタの重心はどこか。当然政治的な重心はアテネとスパルタという都市にある。ではその防衛の重心はどこにあるのか。アテネはその海軍に、スパルタはその陸軍に重心が有った。
2011-12-24 01:51:27アテネにしてみれば陸で多少不利になっても不利になったなら海上機動で有利な場所に機動して戦いを続ければいいし、スパルタにしてもその重心が陸軍に有る以上、アテネがどんなに周りで暴れようと陸軍がいる限り失点を挽回できた。
2011-12-24 01:54:27実際ペロポネソス戦争の経過がそれを証明している。ペロポネソス戦争ではアテネいは失敗を繰り返しどんどん弱体化するが、それでも元気に戦い続けた。 最終的な決定的打撃を受けたのは、スパルタ軍によるアテネ海軍の撃滅だった。
2011-12-24 01:58:06スパルタもその陸軍(一部だが)がアテネにやられて大量の捕虜出したときは講和を言い出した。それはスパルタの軍の重心が陸軍に有り、陸軍を構成する軍制の重心が捕虜になった兵士―――市民に会ったからだったな。
2011-12-24 02:02:04これ軽く戦術レベルでも間接アプローチ大好きなリデルハート批判になってるよーな。まあ、確かに間接的な打撃で相手の軍の重心をずらさせることが出来ればリデルハートの理論は通用するんだが。まあリデルハート自体オワコンだし良いか。
2011-12-24 02:07:02書きながら学んでるので当初の予定と違う結論にたどり着いたが、これはこれで勉強になったのでよし。 寝よう。怖い人が来る前に寝よう ノシ
2011-12-24 02:25:35