勝負に於けるゲームとギャンブルの違い、及びその要諦
勝負をゲームではなくギャンブルと捉える人間の多いこと。ゲームとギャンブルとは完全に似て非なるもの。この峻別が出来ない限り人間が勝負事で勝つことは決して有り得ない。ゲームとは勝負に於ける自らの哲学と理論、そしてルールの実践である。それがない限り如何なるゲームもギャンブルに過ぎない。
2012-01-28 14:07:32つまり裏返せばギャンブルに於いて自らの哲学と理論、ルールを実践できる限りそれはギャンブルではなくゲームとなる。しかしゲームとギャンブルの相関関係は実に面白く自らのゲームのフィールドがあるきっかけを境とし突如ギャンブルの為の賭場へと豹変することがありまた当然その逆も場合も発生する。
2012-01-28 14:15:28そしてゲームの達人とは単に自らのロジックを実践するだけではなくそれが可能であるかないかという場所を見極める能力に長けた者をいう。そしてそれは勝負の河岸が悪いと判断すれば直ぐに退くことを知る者でもある。もっとも最初から勝負に勝てる者などいないしまた全ての勝負に勝てる者も存在しない。
2012-01-28 14:25:00ゲームの達人になるにはただ大きく勝つ術以上に上手く負ける術というものを身に着けておかなくてはならないだろう。それは転じて攻め方よりも守り方、そして逃げ方ということになるのかもしれない。ただ誤解しないようにしたいのは勝負から逃げることと勝負を捨てることもまた似て非なるものである。
2012-01-28 14:32:31勝負から逃げるのはいいが捨てるのだけは不味い。捨てれば己のみならずその周りも傷つけるから。但し捨てるのではなく降りるのであれば構わない。それならば最悪の場合でも傷つくのは己だけで済む。だが勝負をゲームかギャンブルか区別できない以上にそこから逃げる・捨てる・降りるは混同されている。
2012-01-28 14:45:34その違いさえ明確になれば誰でもゲームはプレイ可能になってくるだろう。逆にもしそれが分からないのであればそれは本人にとって如何なるゲームであったとしてもその本質に於いてギャンブルと変わりない。ゲームを真に知ることとはそこにある。ただ残念ながら最もそれを知らぬのが私自身ではあるがね。
2012-01-28 15:00:29勝負の要諦は勝つことよりも負けないことにある。決して勝とうとするのではなく負けない工夫こそが勝利を呼び込む。
2012-01-28 15:02:11